もしも轟家に天使がいて平和時空ならヒロアカ世界どうなってるだろう 作:黄昏の跡地
もっと増やせ30
十分31
減らせアホ1
……皆なんでそんな増やさせたがるの?とはいえ予定してた分は出すんでお待ちを
「それじゃあルール説明するね!時間は無制限!お互い完全強化状態でどっちかが倒れるまでやる!以上!」
「めっちゃシンプル、まあ細かいルール決めると面倒ですもんね」
お昼ご飯を食べ終えた私たちはヒロコスに着替えて演習場に来ております、皆トレーニングの手を止めて観戦ムードになっておりますが正直いえば負けるのほぼ確定してる様なもの……なにせ相手はE.G.O.所有者なのだから
「(負けたら負けたで次の課題になるし勝てば官軍よね……まあ取り敢えず数撃入れば御の字かな?)」
「……珍しくあいつ弱気だな」
「えっ!?かっちゃん分かるの!?」
「何となくだけど空気で分かる」
さすがに分かっちゃうか……実際弱気よ?今。E.G.O.所有者にしてプロヒ相手なんだから負ける未来を先読みするのは仕方ない事よ?
「そう言えば聞き忘れたんですけど私のねじれの名前って何なんですか?」
「文献とかで調べた限りだと【玉藻前】だそうよ?」
「【玉藻前】ねぇ?確か中国の古い妖怪の名前でしたっけ?国を傾けた傾国の美女、死する時に呪いを振り撒く殺生石を作り出したって言う」
「それであってるわ……まああなたがそんな事しないって言うのはわかっているから遠慮なく行かせてもらうわ!錨を上げろ!ガス点火!エンジン始動!タービンを回せ!E.G.O.解放《盲目》!」
そう叫ぶと黒と蛍光色の緑の光に包まれ服装が変わる……まるで軍服を思わせる服装の背中には合計6本の蛍光灯を背負い手に持っていた銛は船の錨を模したバトルアンカーに姿を変えていた……あれが盲目
「(映像で見させてもらったけど間近で見ると何よこの威圧感!?気を緩めると一瞬にして飲まれるわ!)ねじれ解放!【玉藻前】!」
ねじれ状態になり耳と尻尾を出すがそれだけじゃ止めず二天三花ノ五月雨と還零冰龍を含めた現最強形態で相対するが……普通に負けると思う
「それじゃあ試合初め!」
「沈め!【撃沈アンカー】!」
「初っ端から来るのかい!」
飛んできたアンカーを氷の壁で防ぎ炎を放つ……がまあ普通に避けられるからトークンを展開し空に移動しながら九条六花ノ矢と十種神鏡陣を放ち牽制する……けど
「ははははは!その程度で私を沈めれると思うなよ小娘が!」
「なんでそんな重そうなアンカー振り回せれてるんですか!」
「一言で言えばE.G.O.のお陰さ!」
そう言いつつアンカーをぶん投げつつ背中の蛍光灯を構えてきた……えっそれ弓にもなるの?
「【アサルト・フラッシュ】!」
弓状になった蛍光灯から合計7条の光弾が放たれトークンの中心を綺麗に撃ち抜かれた……一発貰ったけど数の暴力ならまだ勝てる!
「トークン再展開!【イクスカノン・フルール】!【十種神鏡陣・玉藻ノ鎮石】!【九条六花ノ矢】!フルブラスト!」
両手から10発、尻尾含めて計19条のレーザーを拡散・歪曲させ撹乱しつつ九条六花ノ矢の36本の矢の雨を放つ……けど流さんは微動だにしてない、と言うよりも回避する気が無さそうだった
「数の暴力とはまあ良くやる……だけど甘い!【ディープ・ヴォーテクス】!」
走って回収したであろうアンカーを地面に叩き付けると凄まじい水圧の水が弾幕を消し飛ばしこっちにまで飛んできた……その様相は正に《濁流》の名に相応しい姿で見惚れてしまうほどだった
「っ!?嘘でしょ強化状態全部消し飛ばされた」
見惚れているのも束の間、翼も消し飛ばされ再展開したトークンも剥がされ姿勢が落下軌道に落ちるが足から炎を噴射しリカバリーする……濁流が晴れるとそこには蛍光灯を
「……リカバリーも効かせるのはいいがよそ見は禁物だぞ?海ではそのよそ見が命取りだ!【エレクトロ・バースト】!」
恐らくあの濁流に紛れ込ませて近くまで投げつけていたのだろう6本の蛍光灯が私の周りで放電する……しかも今の私は濁流の影響でビショ濡れだ、つまりどうなるかって?
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」
「……私の勝ちだ」
幾ら頑丈だからといってずぶ濡れのまま放電されたら意識落ちかけるわ……ギリギリ意識を保ちながら落ちていき私は流さんに受け止められる
━━━━━━━━━━━━━━━
「まさか流さんの持ってるエリクサー飲む羽目になるとは思いませんでしたよ」
「ごめんね、ちょっと大人げなかったわ」
「いえむしろいい教訓になりましたよ……【油断大敵】、舐めてかかればそりゃそうなりますよね。ありがとうございます」
「負けて悔しがるかと思ったけど案外切り替え早いのね、そう言う気持ちは大事よ」
「正直物凄く悔しいですよ、私の瞬間最大弾幕全部消し飛ばされたんですから。それに単純に相性が悪かったってのもあると思います……水で炎は消されますし氷は解凍されますし、それに蛍光灯から放電は考えてませんでしたのでよそ見禁物でしたね」
リザルトを確認しつつ軽く反省会、結果は普通にぼろ負けしました……こんだけこっぴどくやられたのって個性応用訓練以来かな?あの時よりかは強くなったって思ったのにまだまだ精進しないとね
「よし!ある程度休めたんで2回戦目行きましょう!望ちゃんお願い!」
「はい、精一杯頑張らせて頂きますね?」
ある程度休憩できた為2回戦目の望ちゃんとの模擬戦をする事にした、個性【血鬼】はかなり特殊な部類の個性だそうで黎明期から長く続いている個性だそうで……そりゃ身内の殆どが同じ個性持つわ
「(事前に教えてくれたE.G.O.《渇望-ミルカラ-》は純粋な能力強化っぽく見えて実はとんでもない化け物っぽいから一切油断は出来ない……空も飛べるみたいだし警戒はして損はないでしょう)全開放」
色々とアプローチを変える必要はあるみたいだけど情報はほぼ無しのぶっつけ本番のこの状況はむしろ好都合だ、ボロ負けしてでも何か有益な経験を得た方が良さそうだ
「うふふふ!情熱的ね!それじゃあ始めましょ?私のパレードを……E.G.O.解放《渇望-ミルカラ-》!ねじれ解放【血染めの夜】!」
流さんのものと打って変わって赤い血の霧のようなものを纏うと赤い礼服の様な姿に赤黒い茨を纏ったかのような様相になっており両手や顔半分、背中から赤黒い血のような色をした姿をした異形の姿に変わっていた……
「(……流さん以上の圧、これがねじれとE.G.O.の同時発動による相乗効果!……私も少しは踏み込んでもいいのかもね)」
そう思うと両手が白い体毛に覆われ爪が伸び頬から顎、喉元から首に掛けて体毛が生える感覚があった……これが本来のねじれとしての力なのかな?
「っ!?驚いたわ、まさかステージを進める覚悟を持つなんてね!けどそれだけで私を落とせると思わなくてよ!」
「正直どこまで行けるかは私次第でしょ?なら行けるところまで行くまでよ!」
青いオーラと赤のスパークを迸らせ臨戦形態に入る、向こうもやる気は十分で何時でも始めれる状態になる
「それじゃあ2試合目、試合開始!」
「「っ!」」
お互い踏み込み爪を打ち合う……向こうは指自体が爪のようになっているのに対してこっちは爪からの延長線上でへし折れる可能性があるため冰で爪を補強しより鋭角にする、リーチはこっちの方が上だけれど全体的な出力は向こうの方が勝っていた
「あはっ♪」
「あっぶね!その傘何!?」
「お母様のお下がりでしてよ!強度もかなりのものだから戦闘用兼平常時の日傘として使えるようにしてもらいましてよ!」
紫色ベースに黒をあしらった傘に血の結晶を纏わせ大剣のように振り回す……こっちもトリシューラを抜刀し受け止めるが素の威力の影響でかかなりキツかった、傘振り回しちゃいけないってならわなかった!?
「どぅえあぁ!?今度は何!?」
「お父様の杖でしてよ!」
「うへぇ〜血の結晶纏わせて鎌とかやってんねぇ?【深雪 七天狂破門】!」
愚痴を零しつつ私はトリシューラを太刀形態にして五月雨ノ天と還零冰龍のバフ有り状態で刀の連携コンボを繰り出す……が傘で防がれる
「いや待って!?それ本当に傘なの!?鉄みたいな音したんだけど!?」
「血鬼の特性で手持ち武器の強度は凄いことになりましてよ?お次はお姉様の裁ち切り鋏でしてよ!」
「殺意たっか!?しかも分離するのかいそれ!」
トリシューラを二刀流形態に戻しつつ分離した鋏の猛攻を受け止める……て言うかきついからもう上逃げようかって思ったけど飛べるのかこの子もそういや
「さっきから飛ばないけど何警戒してらっしゃるのかしら?」
「あなたも飛んでくるのがわかってますしドッグファイトしたくないんですよこっちは!【十種神鏡陣・玉藻ノ鎮石】!」
ほぼゼロ距離とはいえレーザーをぶっぱなし距離を無理やり離しつつ上へ逃げトークンを展開、続け様に九条六花ノ矢をフルで放つ準備をするがどうだ?
「うっふふふふふ!情熱的ね!そういうのは嫌いじゃなくてよ!」
「今度は二重螺旋構造の槍かい……しかもノーダメだし」
「この槍はご先祖さまの持っていた槍でしてね、元々はジュースティングランスでしたの……ですがE.G.O.解放時にはこの様な形になりまして形状も変わりましてよ?槍の名は【ラ・シャングレ】!」
そう言いつつ二刀流に変えて切りかかって来たから九条六花ノ矢を解除し受け止める……武器の形状変化ならこっちも十八番なのよ!
「せい!」
「あら、E.G.O.未覚醒の筈なのに武器の形状を変えれるのは素晴らしい発想ですわね?」
「そりゃどうも!【アヴァランチダッシュ12連】+【四ノ境界】!イグニッション!」
渾身の最速の抜刀術を放つが盾で防がれる……あっこの位置不味いかも?
「残念ね……では、ごめんあそばせ!」
そう言いながら望ちゃんは私の顔を思いっきり掴んで地面に叩き付けて私は気絶した……もうちょっと容赦してよそこは
━━━━━━━━━━━━━━━
夜……晩御飯もお風呂も済ませて就寝時間になってしまったけど変な時間に目が覚めて私はボロ負けした反省会を窓際の席に座って1人でしていた
「(ねじれとE.G.O.の同時発現だけであそこまで結果が変わるものなのね……勉強になったわ、E.G.O.の発現条件がなんなのかが分からない今焦ってもしかないし個性伸ばしつつねじれの発現状態のステージをある程度進めないと難しそうね)」
トントン
「ん?」
「前座っても大丈夫?」
もの深けていると望ちゃんが起きてきた……夜中だからなのか赤く光る瞳は神秘的でとても綺麗で吸い込まれそうになった
「うん……いいよ」
「じゃあ失礼します、昼間はごめんね思い切り地面に叩きつけちゃって」
「気にしなくていいよ、私が弱かっただけなんだから……一応これでも1年最強の座に座ってたんだけど結局私は井の中の蛙ってことだったんだなって痛感した」
「……」
「どしたの?」
「あっううん、てっきり負けて落ち込むかと思ってたんだけど案外ストイックなんだなって」
「向上心があると言って……でも実際悔しいよ?得に同い年で同じ条件を持っているのにも関わらず」
「環境の違いかしらね?」
「かもねぇ〜……守り抜く勇気を持つだけじゃ駄目なんだな私」
私には圧倒的何かが足りない……それさえ見つければきっとE.G.O.発現までの道筋は見える気がする
「……【
「考える……自分」
「まあ能書き垂れてるけど要は自分の意志をしっかり持って過去を受け入れて未来を作れってこと、今のあなたにはその素養があるの……だから先輩としてのアドバイス、自分を見失っちゃダメ……自分を見失っちゃったらそれこそねじれに飲み込まれて自分を失っちゃう」
「……ありがとう、薄らとだけどお陰で見えた気がする」
「……クスッいい目してんじゃん、見えたのなら直ぐに覚醒するかもね」
その後、私たちはママに軽く叱られるまでお話した……漸く見えた気がする……己の果てとその先の光景を
とりあえず覚醒フラグは立てときます。
実はこの世界転生者複数人いて吹雪ちゃん、流さん、深月さん、望ちゃん、ルルカロスこと瑠璃ちゃんと沢山居ます……本人らは悪意なく手を取れる為めっちゃいい子ですが状況次第じゃやべぇやつ投下される可能性もあったのかも
今現状の設定でも
-
もっと増やせ
-
十分
-
減らせアホ