東方人気投票でマイロードが4位だったため、1位の祝杯準備をしていたニッヒちゃんがクッソキレ散らかしているものとする。
「ごめんってばぁ。許してよちぇぇぇん……」
「つーん」
「そうだ! 今日は橙の好きなご飯にしよう! ネネ、鰹節も好きなだけ食べて良いからさぁ!」
「つ、つーん!」
「……なにあれ?」
「あっ、いらっしゃいませ幽香様。あれはねー、なんでもニッヒ様がチェンを敵のスパイだと疑って尾けまわしてたみたいでさー。実際は勘違いだったらしいんだけど、チェンはそれが気に食わなくてご立腹って感じ?」
「愉快なお馬鹿達だこと」
ボッコボコかつ引っ掻き傷だらけの非常に見苦しいお顔でこんにちは。今日も今日とてみっともなく地面を這い蹲るニッヒちゃんでございます。
いやぁ八雲藍は強敵でしたね。不意打ちの吸血鬼タックルが完璧に決まったのに、まさかイーブンのキャットファイトに持ち込まれてしまうとは。最強の妖獣は伊達じゃないといったところか。
しかし、そんな私の怪我はどうでもよくて。目下私を最も苦しめているのは、心である。良心の呵責である。
紅魔館支部に着いてすぐの事。橙ちゃんが天岩戸伝説の如く自室に閉じ籠もってしまったのだ。
何事にも一生懸命で、仲間と部下想いな優しい橙ちゃんが裏切り者でクロだなどと、その気になっていた私の姿はお笑いだったぜ。
未来知識を前提として動いてしまうのは昔から変わらない悪い癖。マイロードで沢山学んだ筈なのにね。
正直なところ幽香さん戦の後ぐらいから「あれ? この子スパイじゃなくない?」っていう考え自体はあったんだけど、例の『ユダ』に関する忠告とか、橙ちゃんの不審な動きで結論付けてしまっていた。
ハッキリ言って、この一件は百パーセントニッヒちゃんに非がある。なので兎に角扉の前で土下座して許しを乞い続けるしかないのだ。
それはそうと、実際に「つーん」なんて口に出して言う子は初めて見たね。かわいいね。
「ねえ。橙とニッヒの問題は後で解決しなよ。それよりも、今は私達に何か伝えなきゃならない事があるんじゃない? その傷の理由とか」
「ルーミアの言う通りだよニッヒちゃん! あの休みの後に一体なにがあったの!?」
「そういえばチェンがやったにしてはやけに深いもんね、その引っ掻き傷」
「……」
全員揃ったのを見計らっての事だろう。ルーミアの言葉を皮切りに続々と説明を求められた。
あの幽香さんですら椅子にどっしりと腰掛けて、目線で私に話を促している。もしかすると薄ら何が起きたかを把握しているのかもしれない。
確かに、このままみんなを放置して土下座し続けるのもあまりよろしくないか。
取り敢えずドア越しに一声掛けた後、橙ちゃんにも聞こえるように声を張り上げ説明する事にした。
……ただその前に今の幻想郷の状況を理解する必要がある。少し長くなるぞ。
◆
幻想郷に流れ付いて幾星霜。
騒がしくて楽しい毎日を送る中でも、この地の元締めである『賢者』に関する懸念、そして危機感は常に私の頭の中に存在していた。
未来知識で確認できている賢者メンバーは八雲紫、摩多羅隠岐奈の二名だけ。場合によっては茨木華扇さんも含まれるらしいが、詳しい事は不明。
いずれも紛れもない強者であり、恐らく幽香さんレベルの実力者集団だろう。幻想郷攻略のラスボスに相応しい格と強さを持っている。
幻想郷の頂点を目指す上で、彼女らとの対決は避けられない。むしろ私の最終目標なまであるね。
この中の誰を相手取ることになろうが、私達に及ぶ影響はきっと計り知れない。事を構えた時点で、幻想郷制覇の野望を賭けた最終決戦に向けてノンストップ一直線となるだろう。
少なくとも今のような平穏な日常に戻る事は不可能なんじゃないかなって。
だからなるべく『その時』を先延ばしにする為に、賢者の存在を半ば無視していたのだ。
橙ちゃんのスパイ活動(勘違い)を完全放置していたのも先延ばしの一環で、情報が筒抜けなら私に対する危険視の度合いも大分低くなるんじゃないかって思ったの。
でもそうは言ってられなくなった。
私が最も会いたくないキャラ筆頭である摩多羅隠岐奈が動き出した為である。
梅雨での一件。チルノに普段以上の力と無鉄砲さを植え付け、甘言を以って嗾けてきた黒幕は奴で間違いないだろう。妖精の暴走やらチルノの変色は隠岐奈がラスボスを務める東方天空璋の内容そのままだ。
彼方は間違いなく、程度の如何はあれど、紅魔館支部に危険な興味を持っている。
私含めて可愛い幼女ばかりだし、奴の未来でのマイロードに対する様々な悪行を鑑みれば因縁が生じるのも当然と言えば当然かもしれないね。
ちなみに何故かの秘神と会いたくないのかと言えば、単純にマイロードと関わらせたくないからだ。だって絶対教育に悪いんだもん。
あと何というか、ねっとりさわさわ淫らな事してきそうだし……。えっちぃのは嫌いです!
さて、ここからが本題。
摩多羅隠岐奈と僅かにでも接点ができた今、私達はどうするべきか? 答えは沈黙! 無視!
自他共に認める常識人なニッヒちゃんに、あんなアナーキーの権化みたいな神様とまともな話なんてできる自信がある筈もなく。あと単純に会いたくない。
故にさっさと別の賢者と接触して、そっちを窓口にしてしまうのが一番だと考えた訳だ。
となると、選択肢は自ずと絞られる。
橙というコネクションが存在していて、隠岐奈ほど過激でもなくて、幻想郷の顔というべき象徴的存在。
八雲紫がターゲットになるのは半ば必然だった。彼女に関する謎知識が沢山あるのも強みだ。
いやまあ、正確には幻想郷の象徴と呼ぶべきは博麗の巫女なんだろうけど、どうも今の巫女は存在感が無いんだよね。絡みに行くのも憚られる程度には。
どちらにしろ私にとっては幻想郷と八雲紫はほぼイコールなのである。
「──という訳で、近いうちに八雲紫と接触して色々話す事になると思う。それ次第では今後の紅魔館支部が進む道は大きく変わるだろうね」
「私ら弱小妖怪にとって摩多羅だの八雲だのは馴染みが無くてよく分からないんだけど、やっぱり幽香くらい強くてイカれてる奴らなの?」
「うーん……実際のところどうなんです?」
「アイツらと私を比べないでくれるかしら。不快よ」
額に青筋を浮かべながら不満を露わにする。舐められるのが大嫌いな幽香さんお馴染みの反応である。
ただ、そこそこの期間を彼女と共に過ごしてきた私たち紅魔館支部メンバーにとって、ほんの僅かな反応の違いが大きな違和感となって現れる。
幽香さんは自身の強さに絶対の信頼を持つ自認世界最強の妖怪。そんな彼女に「どっちが強い?」なんて聞けば即答で答えが返ってくる。返ってくる筈なのだ。
しかし今回に限り幽香さんは顔を顰めるだけで答えを口にしなかった。違和感を抱くなというのが無理な話だ。
そんな私達の視線を受けてだろうか。少しの沈黙を経て、大きな溜息を吐いた。
「八雲紫とは殺り合った事がある。……正直言って、好き好んで何度も戦いたい相手では無いわね」
「ありゃ、幽香さんにしては珍しい。そんなに強かったんですか?」
「強いとか強くないとか、それ以前の問題よ。アイツは上位者を気取っているから、余程の事がないと勝負の土俵には降りてこない。相手を散々弄んだ挙句に自分は全く手の内を見せず、勝手に敗北を認めて去っていく。要するに真面目じゃないの」
「へー。じゃああれか! 幽香様って試合に勝って勝負で負けちゃったんだ!」
「私は負けていない」
「ぐぇぇえ!!!」
迂闊な事を言ったラルバちゃんが締め上げられる様を眺めつつ、幽香さんの真意について考えてみる。
極度の
それは実質負けのようなものではなかろうか……ニッヒちゃんは訝しんだ。
そんな嫌な記憶を掘り返してまで語って聞かせてくれたのは、ある種の忠告に他ならない。「あのスキマ妖怪と戦っても良いことなんか無いから辞めておけ」という遠回しで分かりにくいメッセージだろう。
普段アホみたいに厳しい人がふと見せる優しさほど心に沁みるものはない。マイロードも見習ってクレメンス。
と、幽香さんの話そっちのけで何やらコソコソと喋っていたルーミアと響子が揃って私に向き直る。
「二人ともどしたの?」
「当然何か考えがあっての会談だと思うんだけど、一体何を仕掛けるつもりなのか気になったんだー。背後からナイフでヒトツキ? それとも茶に毒でも仕込む?」
「ニッヒちゃんの事だからド派手に会場丸ごと自爆でドッカーンかもよ!」
「なんで暗殺前提で考えてるのさ!?」
「だって……ねぇ?」
「やるかやらないかで言えば全然やるでしょ。ニッヒはそういう奴だもん」
なんという歪んだバイアスだろうか。ふと視線を向けると、アイアンクローで死に掛けているラルバちゃんが僅かに頷いている。この調子だと橙ちゃんもそんな事を思ってそうだね。ニッヒちゃん大ショック!
私はあくまで相手の意表を突く戦い方を好んでいるだけであって、進んで卑劣な事に手を染めたい訳ではないのだ。いやまあ、それで勝てるなら喜んでやるけども。
あとこれはパチュリーさんとの戦いで学んだ事なんだけど、自分よりも遥かに頭の良い相手には、基本として半端な小細工は通用しないと思った方がいい。紫さんも相応に警戒している筈だしね。
弁明の言葉をちっとも信じていない二人からの訝しむ視線は無視。一応の方向性として『高度な柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処する』とだけ伝えておくのであった。
「要するに行き当たりばったりということなのかー」
「ルーミアうるさいっ!」
◆
紅魔庵からやや離れた湖畔。遮蔽物の存在しないこの場所は、私達のテリトリーを一望できる絶好のロケーションとなっている。会談場所としてはちょうど良い。
頭上と湖面の水鏡に映る月明かりも良い味を出している。妖怪と妖怪の化かし合いには丁度いい。
いつものように廃材からクリエイトした椅子を二つ設置し、勢力の長としての威厳を醸し出すべく腕を組んでふんぞり返り、ただその時を待つ。
後ろで見守っているみんなの方から「なんで胸を強調してんの?」などといった困惑の声が聞こえてくるけども、第一印象は大切だからね。只者ではない事を見せつけるのだ。
と、眼前の空間が砕け、景色が塗り変わっていく。墨汁が和紙に垂らされて拡がっていくように、薄暗い闇を塗り潰しジクジクと夜が降りてくる。
境界を踏み越え、しゃなりと私の縄張りに降り立つ一人の妖怪。その優雅な佇まいは私にこれでもかと鮮烈な存在感を叩き付ける。まさしく幻想郷の頂点。
「初めまして──の前に、言っておかなければならない事があるわね」
「?」
「ようこそ幻想郷へ。貴女が何時、何処から、何故、この地にやって来たのかは分からない。そしてこの地に棲まう者の全てから歓迎されている訳ではない事を承知した上で、それでも私は歓迎いたしますわ」
「……幻想郷は全てを受け入れるから?」
「貴女を拒絶するに足る理由が無いから」
なるほど、やはり一筋縄ではいかない人だ。開口一番に強烈な右ストレートを喰らった気分。
私に対して宥和的な姿勢をあらかじめ見せると同時に、私達のこれまでの歩みを幻想郷の営みを語る上で些事に過ぎないと暗に伝えている。
「じゃあ改めて、私は紅魔館支部リーダーのニッヒ。世界最強の吸血鬼フランドール様第一の従者です」
「これはご丁寧に。幻想郷で管理人のようなものをしている八雲紫と申しますわ。以後よしなに」
私から差し出された手に応じ、白い長手袋を外して優雅なハンドシェイク。どんな動作でも絵になるのは反則だよね。
あんまりにも紫さんの態度が悪かったらそのまま手を掴んで「しゃあっ」と殴り掛かってやろうかと考えた時期もあったが、その余地すらない完璧な所作である。
手が繋がったまま、オッドアイと桔梗色の瞳が交錯する。そして私の視線は胸元に吸い込まれていき、それを前にして私は敗北感に打ちのめされた。
「さ、流石は大妖怪、なんという桁違いスケール……! これほどのものを仕上げるまでに、一体どれほどの栄養と長い年月を……!?」
「ご想像にお任せいたしますわ。……それに驚かされたのは私の方です。そのオッドアイ、何処かで見たような気がするとは思っていたけれど」
「カッコいいでしょう? 私の魔眼!」
「見え見えのハリボテをも手札にするとは、やはり貴女は機転に富んだ妖怪のようね」
「あらバレてた」
鈴仙さんのようにまんまと騙される事もない。八雲紫、やはりやりおる。
紫さんが私のオッドアイに反応した理由はよく分からなかったけど、多分格好良さに惹かれたんだろう。私は紫さんの菫のような瞳も素敵だと思うけどね。
そんな感じで、ちょっとした小粋なジョークを交えつつ、和やかに会話を進めていく。
出だしは好調。側から見れば友好的な関係にあること間違いなしの雰囲気である。なお私と紫さんのバックがバチバチに睨み合っているのは見なかったものとする。藍さんに関してはホントごめんね。
「さて歓談に浸るのもまた一興ですが、そろそろ『今後の事』について話し合う事にしましょう。貴女が私に求めるモノが気になりますし、それに私から貴女に求めたい事もある」
「とは言っても、幻想郷にばら撒いたビラとか私のこれまでの動きで最終目標は知っているんでしょ? そちらの式神さんが私を監視していたのが何よりの証拠!」
「幻想郷を我が物にしたいって話ね。で、そんな野心溢れる貴女は私に何を伝えたいのかしら?」
「別に、なにも」
私の素っ気ない返答に紫さんは目を細める。
先程ルーミア達に語った通り、私から話す事なんて何もないのだ。全てを行動で示している。隠岐奈ではなく紫さんに接触できた時点で目的の大体は果たされた。
あとは侵略者である私を前にして、紫さんがどう動くか。それを見極めるだけ。
「私は紫さんの話が聞きたかったの。私という妖怪をどう位置付けて、どう扱っていきたいのかをね。紅魔館支部を即座に潰しに来なかったのは、私に何らかの価値を見出したか、あるいは恐れを持っているって事でしょ?」
「……」
「同僚の秘神は私に何か興味を抱いているらしいけど、紫さんもそうなの?」
「では、求めに応じて回答しましょうか」
空間の亀裂から扇子を取り出し、口元を覆い隠した。なんて事のない動作なのに周囲からの圧と緊張が幾らか増したような気がする。
「貴女の幻想郷における立ち位置。あくまで私からの視点にはなるけれど、気難しい隣人ってところかしら」
「ニッヒちゃんは気さくで善良なる隣人を自認してるんですけど……」
「定期的な略奪や恫喝、テロリズムは果たして善良なる隣人とやらがやる事かしらね?」
「じゃあ気さくな隣人!」
「モノの例えというのをご存知で?」
流石に怒られちゃった。ただ迂遠な言い回しをする紫さんサイドにも問題があるだろう。これだからラスボスを務めるような頭の良い人はダメなのだ。
紫さんの言いたい事は分かるよ。要するに扱いが難しいから放置しているって事なんだろう。
ただ初っ端の挨拶通り、幻想郷の住民としては扱ってくれていると。
「一連の行動は危険で愚かなものにしか見えないでしょう。しかしその反面、貴女達は幻想郷を存続困難となる危険な水域まで追い込むような真似はしなかった」
「……そうだっけ?」
「吸血鬼であり、さらには人喰い妖怪を幕下に収めながらも、頑なに人間を襲わなかったでしょう。人里に過度な干渉を行う事もなかった。それはつまり幻想郷のルールを知り得ていて、なおかつ遵守する意思があるという事」
「『吸血鬼ニッヒは理性の無い怪物ではなく、幻想郷を愛する一人の妖怪である』……この一点が冒されない限り、私が貴女の完全排除に動く事はありません。まあ、あまりにも聞き分けの悪い時は少しばかりお灸を据える事があるやもしれませんが」
私の謎知識は完全に的中していた。
八雲紫は非常に懐の深い妖怪。異変の首謀者を始末するような事は一度も無かったし、受け入れる対象を厳密に選り好みするような事もない。
極端な話、比那名居天子や鬼人正邪のようなアタオカ行動を取らなければ見逃してくれるのだ。
やはり彼女を窓口にしたのは正解だった。これでこそ、心置きなく幻想郷制覇に挑戦できるというもの。
私は決意を新たにし──それは紫さんの次なる一言によってへし折られる事となる。
「以上がこれまでの話。しかし此処に貴女の主人であろうフランドール属する紅魔館が絡んでくると、事情は現在の欧州情勢が如く複雑怪奇な事になるのです」
「な、なな何故急にマイロードの話を!?」
「この数年、何度か東欧に座するレミリア・スカーレットの下へ赴き数多の意見を交わしています」
「ふぇ?」
「彼女だけではないわ。その妹であるフランドールを始め、パチュリー・ノーレッジとその配下の悪魔、門番の紅美鈴、メイドの十六夜咲夜と多々良小傘。何故か居る玉兎の鈴仙。主要メンバー全員と話しました。彼女らの為人を知る為に」
「……」
「大体の事情は把握しています。その上で一つ、素敵な提案をいたしましょう」
「紅魔館──レミリアとフランドールを幻想郷に呼び込む為に、貴女の名前と身柄を使わせてもらえないかしら。吸血鬼ニッヒならば、東欧に根付く悪魔を動かすだけの呼び水になる」
これが紫さんが私に会いにきた理由かと、ぼんやりとした頭で考える
懐かしい名前ばかりだ。
呼び上げられていく度に、みんなと過ごしてきた記憶が鮮明に甦ってくる。約一名だけ不自然かつ絶対に存在する筈の無い名前があったが、それに対して何か考えるような余裕が私には無かった。
今すぐにでも会いたいと思った。紫さんに頼めば、この数秒後にでも紅魔館に戻る事ができるかもしれない。マイロードに抱きつく事ができるかもしれない。
やっと手に入れた自由を放り出して、あの地獄のような地下室に帰りたいとすら考えている自分がいる。我が心はいつだってあの方の掌に縛られているのだから。
違う生き方を体験して、改めて理解した。私はどこまでいってもマイロードのモノなのだと。私の居るべき場所はあそこにしかないのだと。
しかし。しかしである。
私が幻想郷に辿り着いて手に入れた一つの結果。あの弱っちくて愛おしい仲間達のリーダーとして過ごした経験が無くなることは決してない。
この心に齎されたほんの僅かな成長が、大きな変節を実行させるに至る狂気を生み出したのだ。
全てはマイロードの為に。そして、幻想郷の為に。
「だが断る!!!」
次回、ニッヒちゃんの真意が語られます。
オッキーナについてボロクソ言っているが、作者は摩多羅隠岐奈のファンなので勘違いして欲しくないものとする。
またここだけの話、ニッヒちゃんが妖怪の山を痛め付ける事で良い具合に勢力間の均衡が保たれているので、そのあたりがゆかりんからの高評価に繋がっているものとする。
【挿絵表示】
吉野馨様に素敵なイラストを描いていただきました!この子らいっつもお手手繋いでて仲良しですね。
なお前にお伝えした掲載予定のイラストとは別の物になります。お楽しみに♡
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