転生したら聖剣使いだった件   作:ビシャデスマーチ

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焔の女性

前回のあらすじ

これが俗にいう異世界転移ってヤツ?

 

 

俺はリムル、ランガと共に人間の目撃情報が入った場所へ向かっていた。

すると、森の奥の方で何本もの木が倒れていってるのが見えた。

 

 

「リムル、あそこ!」

 

 

「なんかあるっぽいな…よし、斗真、ランガ!行くぞ!」

 

 

「分かった。」

 

 

「御意!」

 

 

~三人称視点~

 

 

ジュラの森大森林にて、4人の冒険者が調査に派遣された。

その冒険者は現在巨大妖蟻(ジャイアントアント)の群れに追いかけられていた。

 

 

「カバルの旦那が悪いでやんすよ!いきなり巨大妖蟻の巣に剣なんてぶっ刺すから!」

 

 

「うっ…うるせーな!俺はリーダーだぞ!」

 

 

「リーダーの癖に迂闊すぎるよぉ!」

 

 

4人のうち3人が焦りや恐怖などで騒ぎながらも必死で逃げている中、1人だけ仮面をかぶり素顔を隠した黒い長髪の少女だけはずっと冷静だった。

 

 

「死んだらカバルの枕元に化けて出てやるんだから!」

 

 

「ふははははっ!そりゃ無理ってもんだ!何故なら、俺も一緒に死ぬからな!」

 

 

「イヤ~~~~‼」

 

 

4人が巨大妖蟻の群れを背後にしながら走ってる途中、仮面の少女は立ち止まって巨大妖蟻の方に体を向きなおした。

 

 

「私が足止めをしよう。」

 

 

そう言いながら剣を構えた。

 

 

「シズさん!?おいよせって!」

 

 

「心配いらない。あなたたちを逃がすくらいなら私もできる。」

 

 

少女はそう言いながらゆっくりと鞘から剣の刀身を出した。

 

 

「この炎の力を用いれば…」

 

 

少女の刀身から現れた炎を前にして巨大妖蟻は警戒の姿勢を取った。

そして、一匹の蟻が少女を噛み砕こうと飛び掛かった瞬間

 

 

ボワアァァ!

 

 

刀身から放たれた灼熱の一閃が蟻を真っ二つにした。

 

 

「何なのあの炎⁉」

 

 

(早く…早く倒さなければ…これ以上は…)

 

 

少女は焦りながらもその剣捌きで蟻たちを倒していってる。

 

 

(良かった…間に合っ…)

 

 

「シズさん、まだだ!」

 

 

「倒し切れていない奴らが!」

 

 

残った2体の巨大妖蟻が、戦い終で疲弊している少女を狙い襲い掛かった次の瞬間…

 

 

必殺読破!

 

 

ドラゴン一冊撃!

 

 

ファイヤー!

 

 

次の瞬間、セイバーの放った炎を纏った蹴りが、巨大妖蟻を一網打尽にする。

 

 

ドカアァン!

 

 

「喰らえ!」

 

 

ズドオォン!

 

 

追撃と言わんばかりに今度は黒い稲妻が蟻たちを襲った。

 

 

「シズさん!大丈夫か!」

 

 

巨大妖蟻との戦いで少女の身を案じた冒険者たちが安否を確認する。

 

 

「今の黒い稲妻…みたいだったよな?それとさっき誰かが巨大妖蟻に突っ込んでいったような…」

 

 

冒険者は、先ほどの強力な攻撃の正体に疑問を浮かべる。

 

 

「手加減したのに、威力ありすぎだろぉ…このスキルも封印決定だな。」

 

 

そんな冒険者たちの前にリムルが姿を現す。

 

 

「…スライム?」

 

 

「スライムで悪いか?」

 

 

「あ…いや…」

 

 

リムルは落ちていた仮面を拾うと、少女の元へ届けた。

 

 

「ほら、仮面。そこのお姉さんのだろ?悪かったな、まだ使い慣れてないスキルだったもんで加減が分からなかった。ケガはしなかったか?」

 

 

「助かったよ。ありがとう。」

 

 

「はあぁぁぁぁ…」

 

 

冒険者が、安堵からか全身から力が抜けたかのようにドサリと地面に座り込む。

 

 

「どうした。アンタたちはどこかケガでもしてるのか?」

 

 

「いや、精神的な疲労っつうか…」

 

 

「仕方ないな、簡単な食事であれば御馳走するよ。」

 

 

リムルは、冒険者たちを自分たちの住んでいる街に案内した。

 

 

「スライムさん、この辺に住んでいるの?」

 

 

「そうだよ、最近引っ越してきたばかりでさ。この先に街を作ってる途中なんだ。」

 

 

「確かに其方のスライムさんは悪い奴じゃないかもしれやせん。ですが、シズさんを助けたのは其方のスライムさんだけじゃないと思いやす。確かもう1人、巨大妖蟻を蹴りで倒した人がいたと思いやすが…其方さんは何処に?」

 

 

「あ~巨大妖蟻に飛び蹴りした人でしょ?姿は見えなかったけどまだこの辺にいるかも?」

 

 

「あぁ斗真のことか。多分もう少しでこっちに来ると思うんだが…あ、お~~~い!こっちはもう終わったぞ~」

 

 

リムルが声をかけた方にはセイバーが歩いてきた。

 

 

「虫があんなに大きくなるなんて…トラウマもんだろ…」

 

 

「ちょ…何アレ⁉魔物⁉魔人⁉」

 

 

「あれが巨大妖蟻を蹴り飛ばしたんなら…まぁ分かるが…」

 

 

「紹介するよ。彼奴は斗真。最近俺の街に来たばかりで俺の友達でもある。少しずつでいいから仲良くしてくれると嬉しいかな~」

 

 

これは、リムルにとって運命の出会いであり、斗真にとっても決して忘れられない出会いになるのだった…

 

 

~街についてから~

 

 

「ちょ、お前!それ俺が狙ってた肉!」

 

 

「ひどくないですか!?それ私が育てておいたお肉なんですけどぉ!」

 

 

「こと食事に関しては譲れないでやんすよぉ!」

 

 

冒険者たちは肉の取り合いをしていた。

 

 

「賑やかな連中だな。」

 

 

「ちょっと微笑ましい…」

 

 

その様子を、リムルと斗真はにこやかに見守っていた。

 

 

「スライムさん、スライムさん、焼けた鉄板、触ってるよ?」

 

 

「溶けるかと思った…」

 

 

「そうならなかったとこを見ると…熱に対する耐性があるのかな?」

 

 

仮面の少女は持っている耐性やスキルについて話してくれた。

 

 

「異世界から来たものはその際強く望んだ力を得る。それが耐性やスキルとかだったりするの。」

 

 

「前世は刺されて死んだけどその時、熱いとか血が抜けて寒いとか感じてたから…それで得たんだろうな…」

 

 

「俺もここに来た時に仮面ライダーのこと考えてたからそれで得たのかな…」

 

 

「シズさん…だっけ?アンタも苦労したんじゃないか?巨大妖蟻との戦いじゃ、炎を操っていたがアレも望んで手に入れたのか?」

 

 

「炎は、私にとって…呪いだから。」

 

 

そして、シズは自分の身に何が起きてここに来たのかを話した。

 

 

「そうか…それで転生してこっちに…」

 

 

「ううん…私は死んでないよ。」

 

 

リムルの言葉に、シズは首を横に振り、そこからさらに何があったのか話してくれた。

シズ曰く、死んだのではなくある男に召喚されたという。その男は望んではいなかったため落胆した表情を見せた後、炎の精霊をシズに憑依させた。それは炎を操る力を与えたが、同時に自身の体をむしばむ呪いに近いようなものだった。

そして彼女はこの呪われた力で大切な人でさえも焼き尽くしてしまい、人と関わることが怖くなってしまったという…

 

 

「やっぱり仲間っていいね。最後の旅で楽しい人たちと出会えたんだもの。彼らは遠慮なく喧嘩するし、お互いに信頼してるし、本当に言い冒険者だよ。」

 

 

斗真は、最後の旅という言葉が引っかかっていたが、シズの表情からどこか安心してしまい、それ以上は何も聞かなかった。

旅の終わりは、シズの体を蝕んでいく呪いと共に近づいていた。

 

 

 

トウマの変身する追加ライダー2体この中ならどれにする?※注 これらのライダーは、作者の好みです。

  • 仮面ライダー龍騎
  • 仮面ライダーカブト
  • 仮面ライダーイクサ
  • 仮面ライダー鎧武
  • 仮面ライダーブレイブ
  • 仮面ライダークローズ
  • 仮面ライダーゲイツ
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