外宇宙の妖精   作:裏ラ

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10話

「魔法省の裏切り者を泳がせ」「農業の書類は農作省に持っていけ!決定権はくれてやる」

「おい、近衛騎士カインを書斎に呼べ!」

「四騎士の残り3人をここに招集しろ」

「漁業、林業は判断を任せる、鉱山の書類をどさくさに紛れ持っていくな、それは許さん」

「ニンブル、ワーカーを墳墓に行かせた痴れ者を探せ、身辺も洗え」

「なに?エ・ランテルのアダマンタイトが墳墓依頼を受けていた?それを早く言わないか、観察の目はいらん泳がせろ」

 

事務室のジルクニフは忙しいそうにしている

しばらくは本でも読みながら待つことにしよう

 

しばらく時間が過ぎる

 

ため息を吐きながら書斎にやってきたジルクニフ

メイドの手には大量の書類が持たされている

 

メイドから書類を受け取り、書斎の扉を閉める

 

「帝国相談役いるか?」

あなたはソファーから少し身を上げジルクニフを見つめる

 

 

何があったか聞く

 

「全く、どこかの愚か者が欲に溺れ八欲王規模の拠点を引き当てたらしい」

「それを察知出来ないプレイヤー?とやらでは無いだろうな、全く頭が痛い」

「依頼を出した貴族は洗脳の跡はないらしいが魔法省の報告は信じられん」

「あぁ、お前は八欲王の城を探索していたか、見せてやりたかったよ、あの知識欲に満ちた魔法省の顔」

「騎士が何人か土に飲まれてしまった、育てるのにどれだけ金を使ったと思っている....ちっ」

 

【それは災難だったね、スレイン法国の書類は役に立った?】

 

「あぁ、あの資料がなければ今頃ストレスでどうにかなりそうだったよ、百年の揺り返しとやらが私の代で来るとはな」

「全く運が悪い」

 

この会話の間も書類をどんどん完成させるジルクニフ

 

「ところで、プレイヤーとやらの難度はどのぐらいなんだ?」

「ワーカー共の基準で教えてくれ」

 

【冒険者ギルドの難度?てやつだよね】

「あぁ」

【プレイヤーとその眷属神は難度は3から300らしいよ】

【でも肉体はそんなに優れていないみたいだから、難度180程度のドラゴンが防具を着けているて考えればいいと思うよ】

 

ため息を吐くジルクニフ

「その防具はどの程度で壊れる?」

【壊れない物もあるけど、大体は魔化されたアダマンタイトの剣で200回ぐらい切れば壊れそうかな?】

 

「難度180のドラゴンが防具を着ける、なおかつアダマンタイトの剣を200回耐えるか、絶望的だな」

 

書斎に静けさが戻る、ジルクニフが頭脳を回しているようだ

しばらく時間が経ち

扉からコンコンという音が聞こえる

 

[近衛騎士カイン、招集を受け参上致しました]

 

「あぁ、入れ」

 

扉が開かれる

 

その目元はアベルにとても似ている

あなたは魂をじっくり見てみた、アベルの転生体では無いようだ

どこかで見たことあるような......あ!アベルの最初の浮気騒動の女の子に似ている!

 

「カイン・スペランツァ、アルゼリシア山脈への遠征は楽しかったか?」

 

[はい、とても良き体験を過ごしました]

[フロストドラゴンロードを遠目ではありますがこの目に焼き付かせました、私はかの竜王に挑む事を目標にこの生を過ごしたくございます]

[目に彼が映る時、まるで運命のようでした]

 

カイン・スペランツァの体験を聞く

 

遠征をする道中、魔物に襲われ助けを求めるドワーフを見つけ、それを救助

ドワーフの王国に招待され、鍛冶師の鍛冶を体験し、酒を一緒に飲み明かしたと

[陛下、ご提案がございます、帝国は過去ドワーフ達との取引をしていたと聞きました、優秀な職人が沢山いらしゃいました、どうかもう一度取引の復旧を]

 

 

「そうか、お前が言うならそうなのだろうな、後で書類を出せ」

 

 

カイン・スペランツァの体験談は続く

 

ドワーフの王都がモグラの襲撃をうけ、半壊状態になる、それに手を貸し襲撃を防いだ

ドワーフ達によると

モグラ達の皮膚は幼少期に鉱石を食べるとその鉱物を身に宿すとされる

[大変貴重な毛皮でございます、何匹か捕まえ、育ててみると面白い事が発見できるやも知れません]

 

 

「そうか、頭に入れておこう、続きを」

 

襲撃を防ぎ、モグラ達が撤退した後、突如凄まじい冷気がドワーフの王都を襲いました

 

フロストドラゴン達のブレスにより洞窟の上に空が見えるほどの穴が空いたのです

霜が積もり何人かのドワーフが気絶し、フロストドラゴン達が降り立つ

最も強力な個体が1番後ろに居ることに驚き

不思議と彼も私の方を見つめていたと感じてしまいました

 

しばらくすると、フロストドラゴンロードが何かを呟きドラゴン達がそれに従い去って行きました

 

[今思い返せばば、あれは命拾いしました]

 

話し終わり、しばらくの沈黙

ジルクニフも脳の中でその経験を想像したのだろう

 

 

「楽しめたぞ、カイン、お前の話はいつも面白い、少しここに留まれ」

 

「相談役、姿を見せてやってくれ」

 

カインが少し不思議そうに辺りを見渡す

イタズラ心が湧き、背中に回る

ジルクニフが面白そうに微笑んでいる

 

 

肩を叩く

【ワァ!】

 

キュウリを背後に置かれた猫のように飛び跳ねるカイン・スペランツァ

腰の剣を抜く

 

戦闘態勢に少し移り、即座にそれを解除するカイン

アダマンタイトの剣をしまい

跪き、ジルクニフに謝罪した

[も、申し訳ありません、勝手に体か動いてしまい]

 

「いい、許す」

 

 

【やぁ!僕は花の妖精!】

【君のご先祖の相棒だよ!】

 

目を見開き、キラキラとしている

[まぁ!おばば様の日記帳はほんとの事だったのですね!少しでも疑った私が恥ずかしい]

 

雑談し、アベルの旅路の話を聞いてくる

 

[まぁ!ミスリルダガーのお話にそんな事が!?]

[あの、賢いトロールはご先祖様が捕まえたのですね!?]

[なんと!]

[かのフロストドラゴンロードはご先祖様の好敵手.....だから運命を感じたのですね]

 

 

 

 

【君は何が欲しい?力、知恵、武具、才能、それとも特殊な能力?】

 

 

 

【力が欲しければ今から半年で君を世界最強に育てよう】

 

【知恵が欲しけば必要な時に必要なものが知れるアイテムを渡そう】

 

【武具が欲しければ、きみのために鍛えようたとえ星が崩壊しようとも耐えうる武具を鍛えよう】

 

【能力が欲しければ欲しいものを作ろう】

 

【何が欲しい?】

 

 

[これは竜退治の冒険譚の最初の1ページですね!]

[コホン! 君が欲しい!友達になってくれ!]

 

 

 

【それはとんでもない欲張りさんだね!いいよ、これからよろしくね僕のお友達!】

手を握り上下に動かす

 

「あー雰囲気をぶち壊してすまないが、私もいるからな」

[あ、申し訳ありません陛下!]

 

「席に着け、帝都、いや世界について話す、長くなるから相談役から飲み物でも貰え」

 

ありとあらゆるジュースと料理をテーブルに出す

「もういい!出しすぎだ!誰が飲み切れるかこんなの」

[美味しそうですね、とても良い甘い香りです]

[いただきます]

 

瞬く間に消えゆく食事と補充を続ける妖精に皇帝は信じられない目でカイン・スペランツァを見る

 

 

 

「ええい!もういい!食べながら聴け」

 

六大神の降臨に続き、八欲王の話、アーグランド評議国の成り立ち

今回帝国を襲った厄災

 

プレイヤーの難度について、墳墓に招かれる話

 

 

[ところで相棒?]

【なに?】

[私とフロストドラゴンロードの難度はどのぐらい?]

【180と450だね】

[これだけ戦力差あるのにワクワクするのはおかしいのかしら?]

【最高に英雄の感覚だよ!相棒!イカしてる!】

 

 

「お前たち、いちいち言葉を挟まないと気が済まないのか」

 

「さて、カイン・スペランツァ、墳墓に着いてきてくれるな?」

カインが跪き、剣を差し出す

[我が剣をかけて、お守りいたします]

[あ、相棒危なかったら助けてください、フロストドラゴンロードに挑むまでは死んでも死にきれません]

【祝福いっぱいあげる!】

 

 

 




カイン・スペランツァ
女 歳23 称号[帝国最強]

Lv61 タレント《底なしの胃袋》《引き継がれた劣化した悪食》
カリスマLv2
氷魔導士Lv20
戦士Lv20
ワールドセイヴァーLv1
強化術師Lv10
忍者Lv8

new《再誕の祝福》

この1時間で英雄チーズを60個食べ、飲料系80本飲み料理を130個食べた

凄まじい胃袋に皇帝が目を疑った
祝福についてはアベルから求められたことはなかったので
カインに求められ、妖精はとてもテンション爆上げです
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