「あんたねぇ…タバコは体に悪いからやめろって何回言えばわかるのよ。」
また、ウルセェのが来たな。
「いいだろ別に、俺の体なんだから。」
「自分の体を大事にしろって言ってんのよ!はぁ全く。そんなんじゃ早死にするわよ。」
チッ…
「……死ねるもんなら死にたいね。」
「なんか言った?」
「ヴェ!マリモ!」
「それにあんたは…」
やべぇやべぇ。こいつにこんなこと聞かれたらいくら死なないと言っても何されるかわかったもんじゃねぇ。ちなみにこいつはその辺の公園で泣いてたから拾って育てた。なんでも親がいねぇんだと。ちゃんと手続きを踏んで育てたから安心だな。てか、なんでこいつは俺の姿が変わらないことに突っ込まないんだよ。
ん?あぁ…やぁ。この物語を読み始めた皆さん。どうも、不老不死のヤニカスです。え?不老不死ってどういうことだって?まぁ落ちきなさいな。今から話すから。
俺の生まれは俗にいう平安時代と呼ばれる時代だったんだよ。藤原家っていうクソみてぇな貴族の家に生まれた。聞いたことあるって?そりゃ良かった。さて、みんな昔話のかぐや姫って知ってるかな?現代では語り継がれて、結構内容が変わってるっぽいけど。
え?どうしてそんなこと知ってるかって?そりゃあ実際にあった話だからな、かぐや姫。俺はその当事者。そこで不老不死の妙薬を妹とともに飲んで今にいたる。妹はなんでもクソ親父をそそのかしたかぐや姫を殺すために不老不死になろうとしたらしいんだが…ま、一旦置いといて、俺の飲んだ理由は妹が飲んだからなんだよな。はいそこシスコンとか言わない!確かに俺の妹は世界一可愛いと思っているが、俺は断じてシスコンではない!
ま、俺が不老不死になった理由と経緯はこんな感じだよ。んで、死ねるもんなら死にたいねって言った理由は妹がどっか言っちまったから。あいつは妙薬を飲んだ後すぐにどっか言っちまったからなぁ。そのうち帰って来るだろと思ってたら、1100年と少し経っちまった。いやはや、時の流れは早いもんだね。
「ちょっと聞いてんの!?」
「はいはい。聞いてるよ。てか、お前ももう少しで成人だろ?ならそろそろ大丈夫だろ、俺がいなくても。」
「まだ拾ってくれた恩を返せてないんだから大人しくしてて。」
「へいへい。」
タバコうめぇ。やっぱりセブ◯スターだろ!
「一体何本吸えば気が済むんだ!クソ親父!!!」
「やべぇ!逃げろ〜!!」
「待ちやがれ!」
でも、こういう生活も悪くない。でも、そのうちこいつも死んじまう。だからいっそのこと死にたいもんだね。ん?どうした読者のみなさま。え?妹の名前はって?あぁ、妹は名前は…
『藤原妹紅』だが?何か問題でも?
〜???の??〜
「見つけた。」
「あれが貴女のお兄さんなの?」
「あぁ、何年も付き合わせちゃって悪いね。」
「いいわよ別に。外の世界にいるのも問題だしね。それにしても見つけるのに時間がかかったわね。もっと早く見つかると思ってたのに。」
「兄さんは気配だとかを消すのがうまいんだ。だから気づかなかったのかも知れない。」
「それでも直視するまで気づかないってどういう事よ。まったく…じゃあ私は今日の夜に話をつけてくるわね。」
「あぁ、頼んだぞ『紫』」
「そんなに念を押さなくてもわかってるわよ。『妹紅』。じゃあまた後で。」
「あぁ。」
〜???〜
やっと見つけたぞ、兄さん。もう逃がさない。ずっと気配を消してたから気づかなかったけどこれからはずっと一緒だ。ここに来てからずっと会えてなかった1000年以上の分、たっぷりと…ふふ。考えただけでも顔がニヤけてしまう。
「凄い顔してるわよ。もこたん?」
「もこたん言うな。でも楽しみだ。」
「貴女の兄はそんなに面白い人なの?それともそんなに強いの?」
「いやただ単に好きなだけだが。」
「このブラコンめが。」
「ブラコンで何が悪い。このクソニート。」
「…また言ったわね。今日も殺してあげるわよ。」
「やってみろ今日の私は無敵だ。」
「また始まったウサ…」
「しょうがないわよ。諦めましょ。」
その視線の先には炎を出す少女と、謎の色とりどりの球体を出す少女がいたと言う。
「あぁ。兄さん。これからはずっといっしょだよ。」
主人公死すべし。妹紅にここまで思われるとはそこ変われヤニカス。
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