注意事項
・原作の設定上出てくるキャラクターがオリジナル設定を大いに盛り込んで登場します。
事実上のオリジナルキャラです。
・原作で出てくるキャラとオリキャラの恋愛模様に発展する可能性があります。
・原作に沿おうと思いましたが無理でした。
第1話
目の前には敵が剣と盾を構えてる。
人間より少し小さいぐらいの子鬼型モンスター、『ゴブリン・ウォーリア』。落とす経験値が多い、その分アイテムやゲームマネー「コル」のドロップは若干少ない。レベル上げには調度よい相手だ。
敵の曲刀がオレンジ色に発光し左上から右斜めに切り下ろされる。その剣を左に避けて相手に一気に詰め寄った。白い両手剣がソードスキルモーションに反応した。緑に光り、若干屈んで左下から切り上げる両手剣強単発スキル「ライド・スラッシュ」が、ゴブリン・ウォーリアを防具の隙間から切り裂いた。
強単発攻撃で怯んだ敵にさらに踏み込み&切り替えしで追撃、首を横一文字に切り払う。急所の欠損により即死レベルの持続ダメージがゴブリンのHPを急速に減らす。敵はポリゴンの破片になり消え去った。
「おーい、100体終わったぞー」
と声を張り上げると 相方の方へ行く。
「はーい こっちも終わってますよー」
との返事
すぐ近くの集合場所へ行くと女の子がに座ってた。
セミロングの栗毛のと葉色の目をした見た目麗しい美少女は、日本人離れした外見だが間違いなく日本人だ。
キャラクターネームは「グラディア」 俺はディアと呼んでいる。
「ディアは相変わらず狩るのが早いな 」
「この剣の世界では負けるわけにいきませんよ これでも剣道経験があるんですから」
「それはそれは… 最初の頃は結構びくついてたのにな」 ハハハ
「あの時は仕方ないじゃないですか」 モー
自分は社会人 それに対しこの頬を膨らませてる子は中学生。現実だったら通報待ったなしだが、ここはそんな世界ではない。
そう、ここは現実ではない。
フルダイブVRRPG『ソードアートオンライン』にある浮遊城の24層。
所謂ゲームの中の世界だ。
で… 俺の名前は「ユウ」 俺は6ヶ月ほど前からこの名前で生活をしている。
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俺は唯の22歳の新人会社員。趣味は読書と… ネットゲーム(廃人)だ。
大学卒業後、父親が上役をやってるIT会社にコネ入社した。めんどくさがりの俺はある程度人生設計が決まってることは嫌ではない。最初からそういう会社で求められる能力を磨けばよかったから、楽ではあった。
そんな会社でとある募集が募られた。天才プログラマー、茅場晶彦が作った「ソードアートオンライン」(略名 SAO)と言う全く新しいフルダイブ形RPG1作目のクローズβテストするという話である。
「SAO」のシステム設計の1部に会社が関わっており、そのためにテスター1000人のうち僅かながらも募集の話が流れてきたのだ。
その話に俺は飛びつき、若干の仕事もあったがゲーム攻略にのめりこんだ。完全に俺はSAO世界の虜となって、ゲームボス攻略戦にも参加した。…と言っても 1日20時間インはさすがにやりすぎたかもしれないが。
俺は記念すべきSAOオープン時間にフルダイブゲーム用ヘッドパッド「ナーヴギア」を頭にはめてログインをした。
それがとんでもないデスゲームの始まりとは知らずに……
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今居るのは1層の草原、始まりの街から出てすぐのところにある場所だ。
街で赤いバンダナの男、クラインと出会った。どうやらテスターでは無いらしく、俺の迷いの無い行動を見て早くもテスターだと見抜き、教えを請いてきた。
そして……
「だめだ 当たんねーよ」
クラインはまたも青イノシシ「フレンジーボア」に突き飛ばされ尻餅をついた。
「そうじゃない ソードスキルを発動させると言ったろ 見てろよ」
俺はターゲットを注視し、初期の両手剣を構える。そうすると剣が緑に光り、両手剣の基礎スキル『フードウイング』が発動しフレンジーボアは1撃で砕け散った。
「おー、すげー」
「いいか、ターゲットのどこに切り込むかを決めてしっかりと構えて一瞬止まる。そうするとシステムが反応してスパーンといくから」
「構えてスパーンとねぇ……」
このゲームでは剣技「ソードスキル」がある。構えると発動して、動く敵でも剣が自動追跡するようにアシストして敵を倒せるのだ。
そういってクラインは新たなフレンジーボアに向いて構えをすると、手にある片手曲刀がオレンジ色に発光する。
「ふっ…… おらぁ!」
クラインと共に閃光が突き切り、フレンジーボアは砕け散った。
「お見事 上手くいったじゃん」
「うおお 面白れええ!」
自分のβ初日の時と似たような反応を示すクラインに思わず笑った。
「おもしれーよな まぁ そいつは最弱mobだが」
「まじかよ こんなに手こずったのに」
「ソードスキルの練習にもってこいだろ 動くし、突き飛ばされてもあまりダメージが無いし」
「なるほどな」
そんなこんなで 3時間ほどクラインのスキルを使った狩り練習に付き合い、青イノシシより1つ上位のmobも討伐成功。
俺たちは早くもレベル2となった。
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SAOの時間はリアルとリンクしている。
今は4時半ごろだろうか、俺らは綺麗な夕焼けに染まった原っぱに座り、駄弁っていた。
「ユウは会社のテスター枠か うらやましいぜ」
「まぁな だが仕事でも有るんだぞ」
「なんで?」
「体感システムの1部をうちの会社で設計してたからな ここでわざと食事抜いて空腹感とか、狩した後の精神疲労の体感をレポートしてたんだぞ 仕事半分だ」
「へー… ってそんなこと言って良いのかよ」
「コレくらいは許容範囲内だ もっと聞かれても答えられねーぞ」
「そうかい」
そんなこんなでで眺めてた夕日が暮れて行く。
遠くの小さな浮遊島からの滝が湖に落ちていく 夕日がその島の下から上半分が隠れて出ている。
現実にはありえない上弦の夕日だ。
「こんな夕日の眺めをレポートにできたか?」
「いいや コレは目にしないとわからない感動だよ」
「ああ まったくだ」
この景色に満足いくまで眺めてから クラインは立った。
「それじゃ俺は一足早くログアウトするわ 5時にピザが来る予定なんでな そのあとまたインするわ」
「OK それじゃまたな」
クラインは手を振り、メニューを取り出した…が
「あれ? ログアウトボタンがねーぞ?」
「んなバカな βではあったぞ そんなところ弄る筈が……」
俺もメニューを出し 探す…が無い 確かにログアウトボタンが無かった。
「マジ… だな こりゃ厄介なバグだ」
「ほかにログアウト方法は?」
「無い そのうち一斉ログアウトされてまた数日メンテナンスだな
あー、でも結構致命的なバグだし下手したら数週かも・・・」
「あらまぁ」
しかし5分後あったのは一斉ログアウトではなくSAOプレイヤー全ての強制転移だった。
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そこでは巨大なフードを被ったアバターがゲームマスター茅場晶彦を名乗りSAOの説明をした。
・ログアウト不可はゲームの本仕様
・ゲームの死=現実死亡
・ログアウトするにはSAOの全ステージ100階層をクリアしなければならない
・現実から強制ログアウトをしても無駄 すでに死者が100人以上居る
・マスコミを通じて情報は流れているため、これ以上は現実側の心配は殆ど無い
俺は頭を抱えた。
……ふざけんな そう言ってもゲームにあまり理解のない妹が無理やりナーヴギアを外さないか、考えるだけ恐ろしい。βの頃に数回やられただけにシャレにならない。
あと自分の体も心配だが会社も心配だ。連帯責任を負わされて無いだろうか……
まだ1年もたってない新社会人なのに会社が倒産とか勘弁して欲しい。しかも親父と一緒に……
そしてプレゼントとか言って手鏡と言うアイテムが渡された。その瞬間全員のアバターが現実とほぼ同じに変化したようだ。この街のイケメン&美少女率が異様に下がったのがなんか萎える。
自分はアバターを地顔のナチュラル設定したために顔は変わらなかったが、180の無駄にデカイ身長が露わになった。
「おめーデカイな そのほうがいいんじゃね?」
「このゲームじゃデカイなんて意味ねーよ ステータスで能力は決まるんだから
でかいだけでパワー無いスピードタイプとかどうよ? かっこ悪いだろ」
「たしかに微妙だな てか顔変ってねーじゃん」
「ゲーム内でイケメンとか悲しいだろ……」
そんなクラインは細身の爽やか面から 野武士みたいな渋い顔に変っていた。
つーか そっちのほうがイケメンじゃね? お前。
「とりあえず俺は仲間と会ってみる お前はどうする?
βの知識があるお前が一緒に来てくれると心強い それに良い奴っぽいしな」
クラインは別のゲームで知り合った仲間と会うと、さっき話していた。
それなら俺は・・・
「よろしく頼む 『俺の考えだと、このゲームはソロ攻略は向いてないんだよ』」
読んで下さった方、ありがとうございます。
突っ込みどころもあるでしょうが、これからもお願いします。
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補足情報
1話時点ではキリトとはあんまり変わりませんね。
『』の中はユウの考えです。キリトとは別の見方をしており、ここから分かれる予定…