少しだけ違ったSAO   作:Enis

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今回は短いです


第3話

俺はクライン達と1時的に別れ、掲示板に着いた。こんな状況だ、情報が欲しい人は多い。

案の定 数人の人が集まっており、会話での情報交換もしていた。

 

見ると掲示板の書き込みは今のところ一昔の伝言板のように待ち合わせの事ばかりだった。

そして俺は とりあえず基本的な事は書いた。

・基本的なソードスキルについて

・ここら一帯のmobの情報 対策

・最初期にベターな金の稼ぎ方

・生産系の有力な基本スキル入手法

 

「β情報だが少し攻略情報を書き込んでおいた。攻略の切欠にでもしてくれ。」

集まっている人にそう言うと俺の攻略情報の閲覧数は一気に跳ね上がった。

どうやら攻略系で掲示板に書き込んだのは俺が最初のようだ。その場で「助かったよ」と言われるのは悪い気分じゃない。

2時間ほど使って色々聞かれたことを書き足しておいた。これで無用な恨みが減るだろう、手ごたえはあった。

 

 この間にクラインたちはポーションや装備を軽く整えている。ディアはどうも俺に懐いたようで買うもの買ったら、さっさと俺のところへ来た。まだ中1ぐらいだしあの旧知の4人組とは突っかかりにくいようだ。

俺も女の子に懐かれて嫌な気はしない。つーか…うん、嬉しい。恋人にはまったく思えないけどね。妹だな。

 

「クライン達は?」

「バザーみたいなところでポーションを値切ってましたよ」

「もうポーション売ってるやついるのか……、薬学スキルは割のいいスキルだしな」

「そうなんですか?」

「ああ、ポーションの低レベル品はNPCからでも買えるが、材料から作ると原価が安くてね。それができるのが薬学スキルだ。材料は植物系のモンスターやフィールドの採掘で手に入りもするしメジャーな稼ぎ方法だな」

 

この手のスキルを極める人は大型ギルドだと1人は欲しいとこだ。

 

「私も取ったほうがいいでしょうか?」

「んー、メジャーだからこそ沢山のやつが取るし、そうなると相場を見てうまく売るのが難しんだ。結晶系の上位互換アイテムが上層のダンジョンでドロップするしね」

「へー…」

「他にも、原料加工の錬金スキル、武具防具を作れる鍛冶スキル、服全般を作れる裁縫スキルは攻略に不可欠になると思う。だからこそ需要は確実にあるだろうね。だがそういうのも矢鱈と取っていたら今度は戦闘系が疎かになる。重宝するのは間違いないけど、職人系スキルは後に様子を見て決めたほうがいいよ」

 

 ディアはコクンと肯いた。

 

 

 - - - - - - - - - -

 

 

 昼前に俺らは始まりの街を出て次の町へ向かった。そこで改めて全員の戦いの様子を観察した。

 

 クラインは良いアタッカーだ。

曲刀の昨日教えたソードスキルを見事に使いこなしている。モンスターの瞬間的な隙を付くのが上手く、的確にダメージを与えていく。これはゲームを色々やり込んだゲーマーの技だ。

 

 ディオガは筋力&体力のパワータイプだ。

両手持ち打撃武器を装備し、がっしりと前衛で攻撃を受け止める胆力と、意外にも見切りの技術がある。武器防御での攻撃もできる盾として活躍しそうだ。

 

 アルバートは非常に視野が広い。

武器は片手剣と盾のオーソドックス装備。ディオガが攻撃に回ると阿吽の呼吸で盾役に回り込んだり、敵が弱ったときは素早く攻撃に移ったりしている。敵集中攻撃でHPが減った味方に回復ポーションすばやく手渡しするのは、全員行け行けだったβでは誰もしなかった立ち回りだ。敵が強くなったら必須の立ち回りになりそうだ。

 

 フィアナは短剣だけの軽装備。

素早い身のこなしで相手に詰め寄り、一瞬で急所を切り裂いている。一気に突っ込んでから、狼4匹に囲まれて無傷で切り抜けたのはびっくりだ。クラインに怒られてたが……。

俊敏重視のステータスなのもあるだろうが、あそこまで上手く回避ができる奴もすごい。

 

 ディアも相変わらず見事な剣捌きだ。

フィアナのように近寄らず、相手の急所を素早く連続でしかも的確に切りつけている。何より間合いの取り方が俺ら5人より格段に上手い。

あの急所を連続で切り裂く剣戟は単発ばかりの初期ソードスキルでは無理だ。

 

……うん、ソードスキル殆ど使ってないな。せっかく教えたのに…

 

 

 

 

 俺のゲーマーとしての勘がこのptが、SAO攻略チームの相当上位に組み込めることを予感した。バランスが良いだけではなく1人1人のやる気や素質を見るに、相当良いptになりそうだ。

(後はβの情報を持つ俺が上手く導けば……)

 

 

 




これで1章は終わりです。 読んでくれた方ありがとうございます。

まだ起承転結の起しか書いてませんが、書いてて面白かったです。
主に1章はキャラクター紹介と大まかな始まりですね。

というか主人公のキャラがめっちゃ薄い気がする…
2章以降で主人公の動きをハッキリさせてキャラを作りたいと思います。

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生産系スキルも(多分)オリジナルの補完をしてます。
 原作ではキリトがリズベットと共にドラゴン産の鉱石を取りにいきましたが、この小説では錬金スキルで武器になる手前の鉱石を作り出します。
また書いてある通り鉱石以外のあらゆる生産の原料の元になる…という設定です。

あと戦闘を伴わなず、フィールドやダンジョンでアイテムがありそれを採取、採掘もできます。例えば始まりの街の近くの森で薬草のようなアイテムがあり、それを薬学スキル持ちの人に売る事で、狩りのリスク無しに生き延びることはできるでしょう。

そんな感じにしています。
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