バカ共が行くブルーアーカイブ   作:マテリアル

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ドーモ=マテリアルです。よく考えたら前回のは全然不自然じゃないかもしれなかったですね。まあそんなことはいいです。それでは対戦よろしくお願いします。


伝播する――

トウくんが私の前に出て攻撃から身を守ってくれた。

ゴーっと、まるでバーナーで炙っているかのような音があたりから聞こえる。

攻撃が止んでからほんの一瞬瞬きをした内に、

「+#%&_+!?!?!?」

攻撃してきた白い化け物は苦しみ始め、同時に、

トウくんが消えた。

「っ!?トウくん!?」

辺りを見渡す。あれは幻じゃなく本当に居たはずだから。

「ヒュッ」

白い化け物とは反対方向。少し離れた所から赤に黒を混ぜたような色があった。

違って欲しい。心の底からそう思いながら。色を追いかける。

追いかけた先に彼は居た。

「トウ…くん…」

右腕が千切れ、砂漠に横たわっていた。

「そ…んな」

周りのためにひたむきに頑張っている彼を私は。

…ううん。違う。まだ、わからない。

理論と現実は違う。そう、言われた。

だから――

「必ず助けるから」

彼を抱えて走る。

 

 

 

「合わせて1186円だな。ちょうど。まいどあり」

数少ない客と接しながら倉過トウに渡した盾のデータを見る。

あの盾は受けた衝撃を同じ方向に空気振動で返す。実際にできるかすらわからなかった盾だ。

どうにか出来たとは言え、まだまだバグが多い。

たった一つを除けば機能しないだけだからいい。

そのたった一つが盾の使用者に倍にして衝撃を与える。とか言うトチ狂ったバグだ。

…だがこのバグはよほど強い衝撃じゃないと起きない。

ダミーで試したら1.2㎝級の威力を10同時に受けなきゃいけない。それぐらい強い衝撃じゃなきゃ起きない。

だから試験運用として渡した。

実戦でどんな風に使われるかを知るために。

客に迷惑にならないように着けていたイヤホンから警告音が鳴る。

「っ!はあ!?」

馬鹿げた数値が出ていた。

急いで裏に行き、事務員の子に話す。

「不味い事になった!手伝ってくれ!」

「うぇ?はぃってえぇ!?」

返事も聞かず抱え、非常時用の車に乗る。

「え、えーっと、何が…?」

「試作のあの盾が不味い方向でバグりやがった」

「うん?それだったらまず起きないから大丈夫だって」

「そうだな。計器の不具合だったら大丈夫だ。だが万が一ってことがある」

「ち、ちなみに数値ってどれぐらい」

「詳しくはわからんが、反動はトンを超えてる」

「!?じゃあ、もう…」

「戦車主砲で気絶するんだ。それ以上の衝撃をもらってるから。最悪の場合はそうだな。だが、動いてる。おそらく近くに人がいた。まだ、わからん」

「?ならわっちがいる意味は」

「帰りの運転だ。俺は処置をしなくちゃならん。誰か近くにいたなんてわからなかった。それに、いたとしても運転ができるとは限らん。すまんな」

「うっいや、それは大丈夫です…。それと今思ったことですけどですけど、その近くに居た人が反対方向に走ってたり…っていうのは?」

「大丈夫だ。真っ直ぐ町の方に走ってる」

しばらく沈黙が続く。

「…近くに人がいてくれてよかったですね」

「そうだな」

あの端末が保ってて助かった。

あれがなかったら目星をつけれても正確な位置がわからなねぇ。

…今度のやつにはバイタルを見れるようにするか。

そんな反省や改善策を考えながら、車を全速力で走らせる。

「もうすぐ砂漠だ」

「え?速くないですか?」

「普通に180以上出してるからな」

「いやいやいやいや」

「あと、近道」

「していたとしてもですよ」

「細かいことを気にするな。急いでるんだ」

 

結果として倉過は重傷だった。

右腕は欠損し、おそらく全身に骨折以上の怪我を負っている。

ひとまず、出血を抑えるために断面を焼いた。

人の皮膚が焼け焦げる臭いはもう二度と嗅ぎたくねぇ。

ここまで抱えて走って来た会長さんにも悪いことをしたな…。

医者にゃ怒られたと同時に感謝もされた。

焼いてなきゃ失血死、処置が遅れても同じく。

入ってるか分らんが、会長さんにも同じように言っているらしい。

…アフターケア…いや、責任はしっかりと取らねぇと。




店長はキヴォトス世界における数少ない責任を取ろうとする大人です。それはそうとしてよくわからない武器を作る。多分出てくるのはこれっきりだと思います。よくわからない武器は。実際原理としてできないと思いますし。反射盾なんて。…好評なら似たようなものを出すかも?そういうことで、誤字・脱字報告や感想などよろしくお願いします。対戦ありがとうございました。

33話以降の戦闘描写について

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