バカ共が行くブルーアーカイブ 作:マテリアル
トッサンが入院してから一週間が経った。
トッサンはまだ起きねぇ。まあ、あの重傷で一週間で起きたらバケモンだからしょうがねえか。
あの日以降ユメ先輩はトッサンを守れなかったことについて勝手に病んでやがるし、
ホシノはホシノでなんか病んでるし。
もう終わりだよこの高校。なんで俺一人しか動けねえんだよ。
あーもうめんどくさい。ブラックマーケット云々の活動もいったん休止になったじゃねえか。めんどくさい。
入院費だけは労災が下りたよやったね!それ以外は全部俺持ちだよ!ダァン*1
しかも、こんな状況なのに借金取りの奴は借金返せ返せって言って来るしよ。
正直この学校どうなっちゃうんだろうな。来年に潰れちまうんじゃねえの。
ほら、生徒人数不足とかさ、そういう云々でさあ。
結論アビドスは終わりってことだよ。あーあ。
唯一の救いは俺のメンタルが壊れてないってことだね!
確かにトッサンが事故った時めちゃくちゃ心配したよ?速攻で病院行ったもん。
腕吹っ飛んでるの時はさすがの俺でもびっくりしたわ。初めて思ったよ。「こりゃあ治せねえ」
正直、そん時の自分の知識の無さを悔やんではいる。
あの程度の怪我*2を治すことが出来無かったのか。
でもまあ、ユメ先輩とホシノがこんなんだからね。俺が病んでる場合じゃないよね。
まっ、俺の回想はこの辺でいいから、勝手に責任感じて一週間働き詰めになってる馬鹿先輩でもケアしに行きますか。
「ユメせんぱーい」
「どうしたの?」
「ありゃ、目の下の隈増えたんじゃ無いです?」
「うーん…ちゃんと休んでるんだけどね…」
「休んでる人の目じゃ無いですよ。ちゃんと休m…休んでください」
「…うん。今日はちゃんと休むよ」
「とか言って昨日は寝てくれなかったじゃないですか」
「…」
「んー…今の先輩には酷な言い方ですけど、俺に心配させたいんですか」
「ひぃん…リントくんはいじわるだねぇ」
「そうでもしないと先輩、休まないでしょ」
「…そうだね。今日ぐらいはちゃんと休むよ」スッ
ユメから伸びる魔の手!
「はあ~(クソデカため息)しゃーないですねぇ。何処までですか?」
「それじゃあ、家までお願いできる?」
おい、ありのまま、今起こっている事を話すぜ…!
先輩を家の前まで送って行ったのはいい。
だが、その後、何故家に連れ込まれて抱き枕にされてるんだ?
あーもう大変だよこれ。
何がとは言わんがいろいろ当たってるんだよ馬鹿野郎!
こういうのの被害担当はトッサンだろ!?
「あのー、パイセン?ソロソロ放してくれません?」
「やだ」
「判断が早いですね。合格です」
「それじゃあ寝てくれる?」
「それは勘弁してください。俺のトラウマガガガガガ」
「なんて言ったの?」
「あー、いや、なんでもありません」
「よかった」
「…大丈夫です。さっきのは俺の事情ですから」
「…すぅ」
「…え?もう寝ました?」
「…すゃぁ」
すげえ。なんという睡眠導入。俺でなきゃ見逃しちゃうね。
っと、そんな事言ってる場合じゃねえ。さっさとここから脱出させてもら…ん?
ほ、ホールドが固いっぴ!?終わりだっぴ!!
しゃ、しゃあねえ。寝れるわけないが、ここでねるしかないっぴ…。
アビドスの過去はこれにておしまいです。
33話以降の戦闘描写について
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