バカ共が行くブルーアーカイブ   作:マテリアル

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バカだから分かる、こいつはバカだ

時刻は10:00丁度。家主が居ないモンタ宅にて、リント、ケイタ、ソウゴの3人による作戦会議が行われていた。

「さーてと、モンタの行方がマージで分からない」

「どうすればいいのやら」

「見つけたら問答無用でラーメン奢りでええやろ、これ」

しかし、モンタの行方を考えるヒントが、まだ全くと言っていいほど無く、議論は一向に進まない。

「せやな、とりあえずラーメン奢りは確定として」

「いや草。まあ妥当やけどな」

そんな本筋から離れた話題で話し合っていた。

…その時、俺のスマホから着信音が鳴り響く。

「全く、今は非常事態だってのに…こんな時に掛けてくるのは誰だ?」

俺はスマホを取り出す。そして、その相手が誰かを知ると、脳がフリーズした。

「モンタやったりして」

「まさか、そんなわけないやろ」

そんな俺を他所にケイタとソウゴは冗談を言い合っている。…俺からしたら冗談では無いのだが。

「なあサキさん、誰から?」

「…」

「…?どうしたんやサキ、おーい」

「…」

無言で持っていたスマホを床に置く。

「…いやいやまさかな?」

「そんなわけはな?」

2人はスマホの画面を覗き込む、そして脳がフリーズした。

「…とりあえず出るぞ?」

でも、状況的に出ないという選択肢はない故、俺はスマホの画面をスライドし、すぐさまスピーカーのアイコンをタップした。

「…もしもし?」

『…やっと出たな?全く、お友達の危機だというのに、対応が遅いな』

スマホから流れてくる声は、モンタのものでは無い。鋭く、冷徹そうな女性のもの。

「…あー、聞きたいことは山ほどあるけど、とりあえずどちらさん?」

『はっはっはっ!よく聞いてくれたな!私はの名は、鎌世ヌイ!カチャカチャヘルメット団の初代リーダーだ!』

(いらない情報まで付け足さなくてもいいんだけどなぁ…あとカチャカチャヘルメット団、ってクソダサいやん)

「…ダサくね?」

「ソウゴ、何も言ったらあかんで、確かにダサいけど」

俺は心の中で、ケイタとソウゴは小声でネーミングセンスに難を唱える。

『何か言ったか?』

「いーや、連れが喋ってるだけだ気にするな」

『ほう…連れがいるのか…まあいいだろう。では1つ、お前らに報告がある』

「「「?」」」

『胡酢谷モンタはこちらのアジトである廃工場で預かっている、身のsーー』

ガタンゴトン!ガタンゴトン!

『ーーどうなるか分からないぞ!はっはっはっ!わかったか?』

「「「…」」」

本人はカッコよくセリフを決めたつもりだろうが、電車の走る音が重なって一部セリフが聞こえなかった。

『…おや?返事がないようだが?』

「いや、すまん。電車の音が重なって最後の方聞こえんかった」

『何!?…ごほん。…胡酢谷モンタはこちらで預かっている、身代金を支払わなければ、こいつの身がどうなるかは分からないぞ!…聞こえたか?』

「うい、しっかりと聞こえたぞ」

『はっはっはっ!それなら良かった!では、考える時間をやろう、一旦切るぞ?いいか?』

「うん、いいぞ」

『では、一旦さらばだ』

プツッ

通話が終わった後、暫し沈黙が流れる。

「…よし、とりあえず相手がバカッぽい事は分かったな」

「せやな」

「それはそう」

「んーじゃ、さっさとモンタ救出と行きましょうか」

「救出した後にそのままラーメン食いに行くか」

「ええやん」




公開可能な情報
ラーメンズとは、中学の部活や同好会ではなくただ単純に自腹で色々なラーメン屋に食べに行くだけの集団である。時々、ラーメンを食べるために旅行に行くこともある。

33話以降の戦闘描写について

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