バカ共が行くブルーアーカイブ 作:マテリアル
初めてのヘリ乗車。
どういう感じなのかわからず、乗り物酔いに恐怖しながら乗っていた。
が、思いのほか揺れや振動はなく快適な空の旅だった。
同乗者は、リンちゃんはもちろん、連邦生徒会の所に来ていた、ユウカ、ハスミ、チナツ、スズミが居る。
何故、後者四人が居るのかというと、こういったトラブル解決の場面は証人がいた方がトントン拍子で事が進みやすい。という可能性が有るためである。
それと、ある程度関係を持っていた方が良いと思ったからでもある。
寂しいし絶対に後悔する。信頼だとか信用されてなかったから相談されませんでした。って言うのは。
そして、キヴォトスの社会性を少し聞いてみてわかったことがある。それは、
大人がやるものを子供がやらざる負えない環境にある。というものだ。
ここで言う『学校』それは、外で言うなら『国』だ。
国を運営していく上で避けて通れないのは外交だ。
外での外交は大人同士…自分の利益しか考えていない者同士の話し合いの場。
キヴォトスでもそういうのが横行しているだろう。
そうなった子供の思考は偏り、歪んでいく。
それをその子がやりたいと望むのなら私は応援する。
ただ、やりたくもないのにやっている子が居るのならその子をその場からできる限り離したい。
その行動をしてもお節介だとか思われないようにするには…
(これからの課題は、生徒たちとのつながりをどう作るか…かな)
結局、必要なのは信用と信頼。
先生というのは
そんな事を考えながらみんなと喋っていると、いつの間にかシャーレの部室に着いた。
シャーレの部室にはヘリポートがちゃんとあった。
ラぺリング…だったっけ。もうすぐ着くと微かに聞こえたとき一瞬頭を過ったのでヘリポートがあってよかった。
ヘリのローターの音も無くなりヘッドフォン型の耳栓をしなくてもいいようになった。
「ここの地下です。ついてきてください」
リンちゃんがそう言うのでついていく。…今日ずっとついて行ってる気がする…。
ちなみにユウカたちは、これから行くところが連邦生徒会が機密としている場所なので留守番である。
リンちゃんと歩くこと数分、地下ということもあってか少し雰囲気が違うところにやってきた。
「ここに、連邦生徒会長が残したものが保管されています」
そう言ってリンちゃんは置いてあるものを手に持ちこちらに渡してくる。
「受け取ってください」
「…タブレット?」
よく見るタブレットにしか見えない。
「はい。これか、連邦生徒会長が先生に残した物。『シッテムの箱』です」
何かうっすらとどこかで聞いたことのある名前である。
「普通のタブレットに見えますが、実は正体の分からない物です。製造会社も、OSも、システム構造も、動く仕組みのすべてが不明」
「連邦生徒会長は、この『シッテムの箱』は先生の物で、先生がこれでタワーの制御権を回復させられるはずだと言っていました」
謎、謎、謎が並ぶ物なのにそこまで断言できるって言うことは、連邦生徒会長は謎の中身を知っていたって事なのか…?
「私たちでは起動すらできなかった物ですが、先生ならこれを起動させられるのでしょうか、それとも…」
「…」
私にも不安が出てくる。流石にここまで来て「できませんでした」と言うオチは勘弁願いたい。
「…では、私はここまでです。ここから先は、全て先生にかかってます。邪魔にならないよう、離れています」
リンちゃんは離れた。
(…とりあえず、電源を点けるところから…だな)
電源ボタンらしきものを押す。
すると予定通りと言っていいのか電源が点く。
〈Connecting To Crate of Shittim...〉
と言う文字が出てきた。
(英語で書かれてるじゃないか。何が何だかさっぱりだ*1)
そんなしょうもない事を考えていると文字が変わった。
『システム接続パスワードをご入力ください』
えぇ…知らないんだけど…。
数秒間画面とにらめっこをしていると朧気ながら言葉が浮かんでくる。
(…パスワードっぽいし打ってみよう)
〈……我々は望む、七つの
〈…。接続パスワード認証。現在の接続者情報は――、確認できました〉
〈『シッテムの箱』へようこそ、先生〉
〈生体認証及び認証書生成のため、メインオペレートシステムA.R.O.N.Aに変換します〉
目の前が真っ白になり少しの浮遊感を感じた。
次に見た景色は先ほどまで居た場所ではなく教室のような場所で、ひとりの女の子が机の上にうつ伏せで居眠りしている景色だった。
「ぐうぅぅ…Zzzz」
その女の子は快眠しているらしく、寝言を言っている。
状況も少し理解できたので女の子を起こすために頬を突く。
「うにゃ…まだですよぉ…しっかり噛まないと…」
…起きないので十回ほど突く。
「…うぅぅぅんっ」
今度は起きたのか上半身が起きた。
「むにゃ…んもう…ありゃ?ありゃ、ありゃりゃ…?」
すごく困惑してる。(小並感)
「え?あれ?あれれ?」
「せ、先生!?」
「この空間に入ってきたっていうことは、ま、ま、まさか先生…?!」
「そうだよ。あとおはよう」
「おはようございます。ってもうこんな時間!?うわ、わああ?落ち着いて、落ち着いて…」
「落ち着くには素数を数えるのがいいよ」
「え?えぇっと…2,3,5,7…そうだ!まず自己紹介から!」
「私はアロナ!この『シッテㇺの箱』に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!」
「やっと会うことができました!私はここで先生をずっと、ずーっと待っていました!」
「お疲れ様。これからよろしくね」
「はい!よろしくお願いします!」
「まだ身体のバージョンが低い状態でして、特に声帯周りの調整が必要なのですが…。これから先、頑張って色々な面で先生のことをサポートしていきますね!」
「あ、そうだ!ではまず、形式的ではありますが、生体認証を行います♪」
近くに来るように言われたので近づく。すると人差し指を出してきた。
「さあ、この私の指に、先生の指を当ててください」
「映画のワンシーンみたいに?」
「はい♪」
指紋認証なのだろうか。最近の端末には軒並み付いているが、登録する際は何度かタップしなければいけない。…一タップで通れるのだろうか。
「どれどれ…。うう…」
少し顔が険しくなっている。…本当に大丈夫なのだろうか…。
「…はい!確認終わりました♪」
「大丈夫?ちゃんと読めた?」
「も、もちろん読めてますよ!」
少々疑わしいが、本人がそう言っているのだからそうなんだろう。
「それで、早速仕事なんだけど…」
現状を伝え、解決方法を尋ねた。
連邦生徒会長の素性と行方は分からないが、サンクトゥムタワーの制御権の方はなんとかできるらしい。
「お願いできる?アロナ」
「はい!分かりました。それでは、サンクトゥムタワーのアクセス権を修復します!少々お待ちください!」
待つこと1,2分。サンクトゥムタワーのadmin権限を取得できたので、連邦生徒会にその権限を戻す。
過ぎた力はその身を滅ぼす。私は王になりたい訳でもないし、ただの先生だ。
「…はい。分かりました」
いつの間にかリンちゃんは電話をしていたようだ。今切ってたけど。
「サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できました。これからは連邦生徒会長がいた頃と同じように、行政管理を進められますね」
ダブルチェックは肝心。石橋を叩き割るぐらいの意気込みで確認するのがいい。
多分、上にいるユウカたちも制御権が戻ったことを何かしらで確認できているだろう。
リンちゃんからは労いと感謝を伝えられた。初仕事は大成功。ヨシッ(現場猫)
それと、職場状況も教えられた。何をするのも自由。らしいが、少し書類に目を通してみたけれども、全部学校関連のものだった。やったね。書類漬けの日々だよ。(脳死)
ユウカたちも各々仕事があるので帰っていった。去り際学校や組織にお呼ばれされたので行く機会があったら顔を出そう。
こんなんでいいのかぁ…?…先生だって人間。黒い部分はある。きっと。次回アビドス。…ただいま。早めの帰宅だよ。やったね。ネタバレ。リントとトウのほかに一人だけオリキャラがいます。出てくるのは少し後だがな!そんなわけで、誤字・脱字報告や感想などあればお願いします。対戦ありがとうございました。
33話以降の戦闘描写について
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ガッツリ書け
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ダイジェスト方式で書け
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なんでもいいから書け