バカ共が行くブルーアーカイブ 作:マテリアル
ハロウィンだぞ!トリックオアトリートだ!
開店前のSKNにて。
「ヌイちゃーん?」
「はい?」
「何が好きー?」
「…チョコレート?」
「よりも?」
「あ、な、た!」
「キャー!」
「…って、急になんですか?」
「やってみたかっただけ」
「はぁ、朝からこのテンションでよく行けますね」
「褒めてる?ありがとー!」
「うざいです」
「はい」スンッ
感情の起伏がもはや崖。ヌイの一言で急に落ち着くリント。
「あ、それとこれだけ確認よろしく」
思い出したように1枚紙を手渡す。
「ハロウィンサービス?」
「今日は皆が仮装をし、ある者は菓子を求め、ある者は悪戯の限りを尽くさんと奔走する。そんな日なのだよ」
「難しく言わないで下さい」
内容を読み進めるヌイ。
「要するに、トリックオアトリートって言った人に、お菓子を配ればいいんですね」
「そういうこった!!」
「肝心のお菓子は何処ですか?」
「今から取ってくる!!」
(なんか今日テンション高いなこの人)
数分後、ダンボール箱3箱を抱えて戻ってきたリント。
「多くないですか?」
「お得意さんからありったけ買ったからな!まだ12箱あるぞ!」
「じゅうに…12箱?」
「裏に置いてるぞ!」
「あっ、はい」
「じゃ!店は任せた!」
「え?」
「せっかくのハロウィンだし、ダチ共をカツアゲしにな!!ははっ!!」
(あ、テンション高いのこれかぁ)
「閉店前に一旦帰ってくるぜ!」
「楽しんできてくださいね、店長」
「じゃ!!」
トリニティ
自転車で爆走していると、ソウゴとヒフミが一緒に話しているのを発見する。
「ソウゴ!ヒフミ!やっほぃ!」
「?。あっ、リントさん。おはようございます」
「おう、リントやん。こんな朝早くからどないしたんや?( ( ˙꒳˙ )」
「トリックオアトリート!菓子よこせ!さもなくば悪戯してやる!」
「ははは!残念やが俺は今何も持ってねえわ!( ˆωˆ )」
「じゃあ悪戯だな」
「何されるんや」
「お前が中学時代に散々やらかしたことを暴露する」
「そんなんノーダメやで!中学時代のことなんてもう気にしてへんわ!(´^ω^`)」
余裕の表情のソウゴ。
「あと銀行口座の暗証番号を晒す」
「え、普通に死ぬ( ᑒ )」
笑顔が一瞬で消えた模様。
「じゃあ菓子よこせ」
「こんなん無理や~!( ◜ᴗ◝ )」
「俺暗証番号晒されてバイト代全部持ってかれる〜!」
絶望するソウゴにヒフミが助け舟を出す。
「あの、私なら一応持ってますけど…」
「お、マジ?」
バッグからペロロのチョコレートを数個取り出す。
「あはは、お口に合うかは分かりませんけど、はい」
「チョコレートか、大好きだぜ」
「ソウゴさんにもあげますね」
「えぇ!?ありがとうヒフミ!(≧▽≦)」
「良かったなソウゴ、俺もヒフミに免じて見逃してやるよ」
「助かった…!!(´ω`)」
「じゃ、俺はこれで!」
自転車を漕ぎ出そうとするリント。
「…まさかこれするためだけに来たん!?( °꒳° )」
「そうに決まってんだろ!ダチ全員んとこ回るつもりやからな!」
「おいおいあいつ死ぬぜ(゚∀゚)」
「ストイックですね…」
「ほなまた、アディオス!アミーゴ!」
ミレニアム
エンジニア部へと襲来するリント。
「モンタ―!…ってあれ、いねぇ」
「トリックオアトリート」
「?」
足元から声がし、目を向けてみると1台のロボットがあった。リントはしゃがんで、覗き込むようにする。
「何だちっこいの、菓子が欲しいのか」
「ホシイ」
「ちょい待ち…ほい」
手持ちのお菓子(ヒフミから貰ったやつじゃない)をあげる。ロボットはお菓子を2本のアームで掴むと、その場でぐるぐる回り。
「ヤッター、アリガトー」
と感謝を示した。
「なんなんだこのロボ?」
「…おや、誰かと思ったらリントじゃないか。何か用かい?」
疑問に思っていると、声を聞いたウタハがやってくる。
「おうウタハ、ちとモンチッチに」
「モンタなら今日は自宅だよ」
「ハロウィンボッチかよ」
モンタを哀れむリント。一方のウタハはロボットの姿を見ると、やれやれと言った顔で回収する。
「どこに行ったかと思えば、こんな所にいたのか」
「発明品やったんか、なんやそれ?」
「トリック君と言ってね」
「せっかくのハロウィンだし、なにか作ろうと思ってね」
「こいつ悪戯するん?」
「お菓子を渡さなければね。まだ悪戯の度合いは調整中なんだが…」
「ふーん…借りてってええ?」
「あぁ、別に構わないが。使い方には気をつけてくれ」
「モンチッチに使うだけやから」
「…」
モンタ宅
ピンポーン
「モンター!」
ガチャ
「あ?リントやんどうしたん?」
「トリックオアトリート!菓子をあるだけ寄越せぇ!」
「あ、今日ハロウィンか。ちょっと見てくるわ」
家の中へ消えゆくモンタ。
「こんだけしかなかったわ、すまんやで」
出されたのは妖怪MAX。
「お菓子とは」
「こんだけしかなかってん!」
「なんか…すまんやで」
申し訳なさそうにしつつ、玄関の隅っこにトリック君を配置する。
「え~俺が惨めみたいやん、やめてや」
「またの時にラーメン奢るやで」
「ホンマに俺が可哀そうやからやめて~?」
リントはそう言い残して去っていく。
「…元気な奴~」
モンタが扉を閉めようとすると、足元から聞こえてくる音。
「トリックオアトリート」
「?」
一台のロボットが此方を見上げている。
「なんやこれ…なんかどっかで見たことあるような」
「オカシ、ナイ?」
「お菓子?え?」
「イタズラスルヨ」
「悪戯って、あっ!これトリック君やんけ!」
「!?」
ロボットの正体に気付いた瞬間。モンタの頭に昨日の記憶が蘇る。
『これなんや?』
『トリック君だよ。明日はハロウィンだしね、それっぽいものを作ってみたんだ』
『へー、どんなロボットなん』
『「トリックオアトリート」と言った後、時間内にお菓子を渡さないと、悪戯をしてくるロボットだよ』
『質悪っ』
『悪戯の度合いは調整中でね、とりあえずありあわせの武装だけ付けたんだが』
『いる?その武装いる?悪戯の度合い越えてない?』
『火力は大事だからね』
「\(^o^)/」
「オカシノウケトリヲカンリョウデキマセンデシタ。トリックデス」
ダダダダダダッ!!チュドーン!!
イヤアアアアアアッ!!
リント移動中
次のターゲット、ケイタの所へ移動している最中。
「…あっ、そうだ。あいつ女子と話したことあんまないだろうし、女装してから行こ」
少し路地裏に入り、サヤからもらった薬を飲む。
ボンッ!
煙が辺りを包み、晴れてくると、現れたのはリントの服を着た女の子。
「…服は何処だったか」
カバンの中からスカート等の諸々の服を出して早着替えをする。
「よしっ、これで完了!いくぜ!」
路地裏から出てきて、目的地へ突っ走る。
ケイタ宅
「あー、暇やな」
「モンタの所遊びに行こかな…」
寝転びながらスマホを触るケイタ。インターホンが押される。
ピンポーン
「ん?誰や?」
少し髪の毛などを整えてから、玄関の扉を開ける。目の前に居たのは女子。それも可愛い女子。
「…えっ?」
「とっ、トリックオアトリート!ですっ!」
かぼちゃの形のバケツを、顔を赤らめながら自分の方に両手で差し出してくる。
(あっ、可愛い…)
「と、トリックオアトリートね!トリートするね!(???)」
あたふたしながらも、家の中へお菓子を取りに行くケイタ。
(…ちょれー。めっちゃ焦るやん。耐性なさすぎやろ)
一分ほどすると、お菓子をたくさん抱えてきた。
「え、ちょ…お、多くないですか…?」
「ええの!ええの!全然持ってって!」
(大丈夫かな、恋愛詐欺とか。シンプルに心配になってくる)
(可愛いからって持ってきすぎたかな…)
それぞれ別々の心配をする。
「え、えと。ありがとうございます…?」
バケツほぼ一杯のお菓子を手に入れたことについて、ちょっと引き気味のリント。
「ホンマに気にせんでええで!また来てや!」
「あっ…はい。また来ますね」
(やべっ)
最期にトンデモ発言をしてしまったリント。これでまた一話書けそうだよ良かったね。ヨクネェヨ!!
リントが帰ってから
「…!!あっ!!連絡先も名前も聞くの忘れたぁ~!!」
ゲヘナ給食部
「へーい!ソウ!」
「おっ、リントやん久しぶり~!」
「うわっ、リントだ( 눈_눈)」
「フウカ酷ない?」
「お前が迷惑かけるからやで」
「スクーター借りてるだけやん!」
「盗んでるの間違いではないですか?」
完全に犯罪者を見る目のフウカ。
「まあそんな話はどうでもいいじゃないか。トリックオアトリート!」
「おっ、やっぱりか!もちろん用意してるで!」
待ってましたと言わんばかりにテンションが上がるソウ。
「うっひょー!今年はなんや!」
「スフレチーズケーキや」
「美味そ!」
「ちょっと待っといて~。確かここの奥に…」
ソウが冷蔵庫を捜索している間。フウカとの会話を試みるリント。
「フウカ最近どう?」
「どうって?」
「どうってそりゃ、ソウとの進展よ」
「///っ!何を聞くんですか!?」
「ははっ!でも、その様子じゃ上手くいってないことはなさそうやね」
恥ずかしがるフウカを見て、にやにやと笑うリント。
「性格悪いですよ」
「たまに言われる」
「私は毎回言ってますけどね」
「やっと見つけたー!」
と、そこへ非常に美味しそうなチーズケーキを持って来たソウ。
「これ絶対美味いやつ~!」
「はい、フォーク」
「てんくす!」
チーズケーキとフォークを装備し、席について、「いっただきまーす!」。その刹那、左右よりとんでもない圧を感じる。
「おやおやリントさん、美食研究会として。目が離せないものをお持ちの様ですね」
「美味しそうです~」
「…ソウに言えばまだあるんじゃない?」
ハルナとアカリに諭すように言う。こんなに美味いもの(確信)を奪われるわけにはいかない。それに、たった一個というわけはないだろう。
「…」フルフル
視界の端で、ソウが首を横に振っているのが見えた。
…逃げるんだよぉ!?
「ジュンコさん、イズミさん!」
ハルナが言うと、入り口を二人が防ぐ。
「任せてっ!」
「止めればいいんでs「どけぇ!」ぐえっ!!」
リントはジュンコに突進し、チーズケーキを左手に持ちながら、右手でジュンコを持ち上げ、肩に乗っける。
「え、これどう言う状況!?」
「もうええわ!誘拐する!」
「えぇっ!?」
自転車に素早く乗り、全速力で駆け抜ける。美食研究会のメンバーも、給食部のトラックを運転し追いかける。
「…( 눈_눈)」
逃走中
『社長、ターゲットはあいつだよ』
横断歩道を歩いているオートマタの居場所をカヨコが示す。
「ふふっ、任せなさい!私の射撃技術に掛かれば一発で…」
「どけぇぇぇ!!」
ドガシャーン!!
引き金に指を当てた瞬間、ターゲットがバイク?いや、自転車?かなにかに撥ねられ宙に吹っ飛ぶ。
「???????」
さらにその数秒後には、トラックがターゲットをもう一度撥ねて、さらに高く吹っ飛ぶ。
「???????」
状況が理解できないでいると、隠れていたカヨコが出てきて、瀕死のターゲットを拘束する。
『…ターゲット確保成功、任務完了、だね』
「なななな、なっ、何ですってーーーー!!!???」
SKN
なんやかんやして、ケイや、モウトの所にも行き、その他さまざまな知人の所にも行ってお菓子を収集したリント。時刻は午後7時前。
「大量に集まったぜ」
「キヴォトス中回るとは思ってませんでしたよ」
「でもまだ行ってない所あるから行ってくる」
「?。どこですか?」
「アビドス」
アビドス
「へいシロコ!」
「ん、トリックオアトリート」
「あいよ!はいお菓子!」
「トリックの方が良かった」
「シロコのトリックは何されるか分からんから回避だぜ」
シロコと戯れていると、ノノミもやってくる。
「あ、先輩。トリックオアトリートです!」
「おう!ノノミもか!はいどぞー!」
「ありがとうございます~☆」
「良いってことよ!」
「じゃ、俺はトウホシからカツアゲしてくるぜ!」
生徒会室
ガシャン!
扉を開ける音がバグっているが気にしない。
「トリックオアトリート!菓子よこ、ぶへっ!!」
いつものセリフを言おうとしたところで、何かが飛んできて顔面に直撃する。
「いてて…って、お菓子じゃん。やったー!!」
「はしゃぐな、うるさい」
「ホシノもトリックオアトリートだよ!なんかよこせ!」
何も聞いていないリント。
「鉛玉とかどう?」
「食える奴でおなしゃす!」
「鉛玉は喰らうっていうよ?」
「漢字が違うね」
何故かツッコミを入れるリント。ボケてんのはどっちだよ。
「えー、じゃあホシノお菓子ないの?悪戯するよ?」
「できるものならね~」
「じゃ、ユメ先にトウとのあつーいお話をいっぱい聞かせに…」
「なんか流れ弾飛んできてんなぁそれ」
「でもないならしょうがないよね、今から行ってきま「させないよ」ひぃ~ん!酷いよ!虐待だぁ!暴力反対!」
リントの襟首をつかんで校庭へと連れ出すホシノ。
「暴力じゃなくて決闘だからね~」
「死ぬしかないじゃない!!」
「鉛玉、食べる?」
「食べりゅ!訳ねぇだろ!!」
「じゃあ決闘だね」
「審判!せめて審判を付けてください!プリーズアンパイア!」
言葉を交わすうちに校庭へと着いてしまった。
「ちゃちゃっと終わらせちゃうよ~」
「嫌ッ!!死にたくないッ!!いやああぁぁぁぁぁぁ!!」
リント宅
「死ぬかと思った…」
ガチャ
「ただいまー」
「「トリックオアトリート!!(です!!)」」
「…ユリナは分かるけど、ユメ先輩はなぜここに?」
「ハロウィンだよ!リントくん!」
「それは分かってるんですけど」
「リントくんの為に、ユリナちゃんと一緒にご飯用意したんだ!」
「あっ、そうなんすか」
「一緒に食べよう!」
「ははっ、分かりました。食べましょうか」
ご飯中
「あっ、あとあと~、リントくん今日泊っても大丈夫?」
「とまっ、え?泊る?ゆっ、ユリナさん?」
「私は大丈夫ですよ」
「あっ、わっ、ワァ…だ、ダイジョウブデスヨ」
「わぁ~!ありがとうリントくんっ!!」
(…死ぬぅ!!)
キヴォトスの何処か
「…ここどこ?」
ジュンコはお腹を鳴らしながら歩き回るのであった。
33話以降の戦闘描写について
-
ガッツリ書け
-
ダイジェスト方式で書け
-
なんでもいいから書け