バカ共が行くブルーアーカイブ 作:マテリアル
【ぺぺろんちーの】という名前に聞き覚えがあったが、シャーレの顧問として就任して翌日にやってきた子がペペロンチーノという名前だった。というのを思い出した。雰囲気的にも同じ人だと思っていいということにする。
トウの友達は
その二人は、トウが向かっていたところと同じところに向かっていたそうで、【SKN】と言うお店に向かっているらしい。そして、そこの店主はぺぺろんちーのらしい。
というわけで、目的地も同じなので一緒にやってきたのだが、
「トウが配達してるって聞いたから武器屋だと思ってたけど…」
「ここ、何のお店?」
と、疑問が出るほど【SKN】の店内は、幅広い商品があり、生鮮食品から冷凍食品。銃弾から銃器。基盤からドローン。フィギュアからぬいぐるみなどの商品が置かれていた。
ヒフミとソウゴの二人は目的であった【モモフレンズ】の限定グッズを購入し、トウはカウンターでぺぺろんちーのと会話している。
「…なんでトウ先輩はここに行こうとしてたのかしら」
「確かにそうですね。あの感じだとショッピングに来たってわけでもなさそうですし」
なぜトウがここに来たがっていたわけを考えていると、
「もしかしてさー、あれがリントだったりするんじゃないかなー」
と、ホシノが言う。が、セリカがすぐさま否定した。
「だってリント先輩って自由奔放で無責任な人でしょ?商売だとかは向いてないんじゃない?」
何か、寒気が走ったような気がするが気のせいだろう。
…うーん…トウがここに来た理由は本人しかわからないわけだし…一度提案してみようかな。
「せっかくだし、買い物をしてもいいんじゃない?」
「ん、ここにしかない物もあった。見て回るべき」
と、言うシロコの手には少量の爆弾があった。
「…シロコちゃん。その爆弾どうしたの?」
「ここで買った。トウ先輩が面白そうな話をしてたから」
「ちなみにどんな話?」
「うーん…少ししか聞けてないけど、お金について話してたから銀行でも襲うのかなって」
「さ、さすがに飛躍しすぎてないかなぁ…?」
「ん…でも爆弾以外にも化粧品だったり、骨董品だったりもあったよ」
『こ、骨董品…!』
アヤネを含む全員が買い物を楽しんだ後、SKNを出てブラックマーケットを歩く。
「それで、チーノは置いといて、なんであんさんらは付いて来とんの?」
「俺とお前の仲やんけ。ええやろ?」
「…学校は?」
「…あっ」
「あーいや、でもあれか。休みやからここ来てんのやもんな」
うんうん。と、独りでに納得をしているトウ。
「いやー…あのー…そのー…」
「あ、あはは…」
「授業、抜け出して来てるって言わないよな?」
「あー…うん!授業は抜け出して来てないで!」
「はい!授業は抜け出していません!」
「ならよかった」
ぺぺろんちーのは二人の学習状況を心配しているみたい。
「…”授業は”ね…」
トウは、授業は、を強調した。
「なんかあったっけな…」
それを聞き、考える仕草をするぺぺろんちーの
「あっテスト」
「…スゥー」
「あはは…」
ぺぺろんちーのがテストと言ったらソウゴとヒフミは図星のような反応をした。
「戻りなさい」
「いーや、もう戻っても遅いから着いてくで!」
「帰りなさい」
「へっ!嫌だね」
徹底抗戦を貫こうとするソウゴだが、
「うわっやめろ放せっ!」
ぺぺろんちーのに為す術なくやられている。
結局、ソウゴとヒフミは着いて来ている。
そんな中、トウは適当に歩いているようにしか見えなかった。
「ねえトウ。あてもなく歩いてない?」
「んーうん。情報買えんかったし」
「個人情報ですから」
どやっ。と言う効果音が付きそうなぐらい堂々と答えるぺぺろんちーの。
「誰探してるん?」
「便利屋68」
「ごめん知らんわ」
「だろうな」
ソウゴが聞き、トウが答え、ソウゴが謝り、最初からそう予想していたトウ。
「まっ、もうそろやろうし」
右腕に付いている時計を確認しながらトウがそう言う。
『!武装した勢力がそちらに接近しています!!』
アヤネがそう言う。
「サクッと隠れるでー」
トウが物陰の方に進みながら指示を出す。
全員が隠れた後、相手のことを見ると、ヒフミが言った。
「マーケットガード…?この辺りの治安維持は放棄したはずじゃあ…」
「所詮奴らも企業の犬よ。より大きな企業には逆らえん」
トウが一枚の紙を全員が見えるように出す。
「っ!?これ!」
『現金輸送車の経路!?。しかもこれは!』
「今朝学校に来た輸送車の経路。だね」
「えっと、皆さん借金をしているのですか?」
「俺らじゃなく学校が。しかもあのカイザーに。っと輸送車から今朝のやつが出てきた」
「本当だ」
「なら、あの車を襲えば!」
「落ち着けセリカ。狙いは金じゃなく今書かれてる書類だ」
「でもそれじゃあ私たちのお金がっ!」
「金なんざ書類を持ってヴァルキューレでごねればいくらでも戻って来る。あの書類はあいつらの本拠地で承認された瞬間に破棄される可能性がある」
「っ!」
「でも、どうするのですか?」
「ここはブラックマーケット。正体さえバレなければ何をしても許される場所。つまり…」
「銀行強盗…!」
「そゆことシロコ。セットある?」
「こんなことがあろうかと持ってきてる」
シロコがカバンからナンバーが振られた覆面を取り出す。
「うへー…トントン拍子で事が進んでくよー…」
「うーん…ソウゴは先生と待機して貰うとして、ヒフミは…」
「よっしゃっ!」
「わ、私もですか!?」
「紙袋ならあるが」
「んじゃそれを覆面代わりにしてもろて」
「あっ、アヤネの分は引き出しに入れてある」
「ええ!?…はあ。トウ先輩まで乗り気だったら止められる人はいませんし…どうにかなる、はず…」
あれよあれよとセリカとホシノ、ノノミにぺぺろんちーのまで乗ってきてしまった。
「ぺぺろんちーのさんはともかく、トウ先輩は突入はやめておいた方がいいのではないですか?」
「大丈夫だ。問題ない」
「フラグじゃん」
「声帯両生類を舐めるなよ。いざとなったら」
【女声ぐらいは出せますので】
「「「「「「「『!?』」」」」」」」
【ですので、あまりご心配なく】
トウが女声が出せる理由。
中学一年生の時、当時生徒会長だった人から、『生徒会長だとかそれを補佐する立場に立つんだったら女声…いや女装はできた方が絶対にいいよ!!!』みたいなことを言われ、無理やり習得させられた。だが、この技術は学籍を女性にしなかったため使わなかった。
口調が変わるのは単に倉過トウではなく、別人と思いたいためである。
てーな感じです。誤字・脱字報告や感想などお待ちしております。それでは~対戦ありがとうございました。