バカ共が行くブルーアーカイブ 作:マテリアル
イオリは吹き飛ばされ、付近に戦闘意欲のある風紀委員会がいなくなったそんな時、どこからかドローンが飛んできて3Dホログラムが投影される。
映ったのは、一瞬見ただけでは見せに行っているのではないかと思われる服装の女性である。
「あいっかわらず変な格好をしておりますね。アホ、あっ間違えた。アコ行政官?」
『誰がアホですか!?誰が!?アホなのは貴方の方です!!』
「は?俺はバカなだけだが?」
『どちらも変わらないでしょう!?』
「変わるんだが?」
『どう変わるのですか!』
「アホは知能が低くて、バカはやってることが頭悪いだけだ」
『どうしてその括りに私が入るんですか!?』
「自分の、心に聞いてみたらいいんじゃないですかね」
『心当たりが全くないのですが?』
「だからお前はアコなんだよ。アホ」
そんな問答を負傷者の搬送作業が終わったアビドスの面々が遠巻きに見させられていた。
「…何?あの低レベルな言い争い」
セリカの問いに先生を含め全員が明確な答えを出せなかった。
レジだけではなく配達にまで駆り出されているトウは、現在アビドス校区内をトラックで走っていた。
「はぁ…問題が次から次へと…」
アヤネから紫関付近で起こったことについては聞いているが、バイト中で抜け出せないということは伝えてはある。が、それはそれ。これはこれ。なのだ。
減ってはいるがなくならない借金。止まらぬ砂漠化。砂漠にいる謎の大蛇。生徒と親の問題。便利屋による学校襲撃。…などなど、挙げだしたらキリがないほどに大量にある問題。その中に風紀委員会との衝突まで入ってしまった。
「何故か配達先が変更されて現場に行けるのはいいんだけどさぁ…」
過去の経験からこういう状況の交渉ほど拗れるものはないと断定する。
そんな状態なので楽に終わったら御の字だなと思いつつトラックを走らせていると、道の真ん中で止まっている人影が見える。
「うっわぁ。嫌な予感」
そんなことを思いつつ減速させていき、余裕を持って停車することができた。
(白髪ロングに、角、翼、ホシノと同じぐらいに見える身長…どっかで…。…あ)
「えぇ…?」
道の真ん中で止まっていた人はこちらにに向かってきているので、扉を開け外に出る。
「ごめんなさい。少しいいかしら」
「ゲヘナの風紀委員長様がどういったご用件で?」
余所行きの表情と声色をしながら聞き返す。
「ゲヘナとは違う方向に進んでいるから止めたのよ。どうしてこの進路を?」
少しだけ認識にズレがある気がするのでその部分を聞く。
「ええっと、少々お待ちください。…受取先を変更したのはそちらでは…?」
「そんなことをした記憶はないのだけれど」
そんなことを言いつつも思い返してくれる風紀委員長。
「…いえ、心当たりがあるわ」
このまま風紀委員長を現場に連れていければ交渉が楽になる。そう思い、行先の裏どりをするために質問をする。
「失礼を承知して聞きますが、その心当たりを拝聴させてはいただけないでしょうか」
「どうしてそれを言う必要があるのかしら?アビドスの副委員長、倉過トウ。それとも、」
「失礼いたしました。…知っているのですね」
その先を言わせないために食い気味に謝罪を入れる。
「ええ。と言っても知っているのは私だけよ」
「そうですか…。あー…隠し事知られてるのはキッツいですねぇ。まあ、大々的に隠してるわけじゃないんですけど。あっそうだ。乗ってきます?行先は同じだと思うんで」
「…急に口調を崩すのね」
「これ以上腹の探り合いをしたらもっと負ける未来しか見えないんで」
「そう。…それじゃあお言葉に甘えようかしら」
助手席に風紀委員長を乗せ再発進をする。
ヒナ委員ちょの話し方これで合ってる…?合ってるのか…?あっトウの秘密はアビドス編中には明かされるのでお待ちください。感想や誤字・脱字報告などあればぜひぜひ~。それでは、対戦ありがとうございました。