ストブラの第四真祖の能力を持って呪術廻戦の世界に転生した話   作:蒼凪 渚

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ストブラの第四真祖の能力を持って呪術廻戦の世界に転生した話XVIII

 俺と歌姫先生、与先輩の3人で京都校に帰ってきた。取り敢えず与先輩は上層部の判決が出るまでは京都校の一室で監禁という形になった。これを知っているのは俺と歌姫先生だけである。そして翌日。

 

 今日こそはと思い訓練に参加しようとしたが、歌姫先生に呼び出された。怒られるようなことはしていないから本当になんで呼び出されたのか分からない。なんで?

 

「歌姫先生、僕はどうして呼び出されたんでしょうか」

「五条が連れてこいって言ったからよ」

「連れてこいってどこにですか?」

「東京校」

「え? また?」

 

 どうして昨日東京校に行って帰ってきたのにまた東京校に行くことになるのか。面倒くさいとかそんなレベルの話ではないぞ。マジで面倒。というか2日連続で東京行くなら東京で泊まればよかったのに。

 

「なんでまた東京校に行くんですか?」

「与を尋問した時、10月31日に五条を封印するために呪霊と呪詛師を渋谷に放つって話があったでしょ、それの作戦会議のためよ」

「それ、僕参加する必要あります?」

「五条が勘が良いから連れてこいって言うのよ。あとは与と楽厳寺学長も行くから」

 

 苦行やん。

 というわけで今度は4人で東京校まで新幹線で行った。そして東京校の一室で、五条先生、夜蛾学長、楽厳寺学長、歌姫先生、与先輩、俺、記録係として伊地知さんが参加する作戦会議を行うことになった。

 

「さて、それじゃあ会議を始めようか」

 

 五条先生の言葉で会議が始まる。

 

「10月31日に呪霊および呪詛師が渋谷に放たれる。おそらくつぎはぎの呪霊もいるだろうから、改造人間も敵の数に含めたほうがいいよね。となると結構な数になりそうだな……」

「問題はつぎはぎの呪霊がどれだけ改造人間を生み出すかによって対処する場所も数も変わってくるところか」

「それに五条先生を封印するっていうのが目的ならまず五条先生にとって不利な環境を作りますよね。例えば呪霊と対峙しているところに一般人がたくさんいるとか。呪霊は一般人なんて気にせず殺すけど五条先生はそうもいかないでしょう」

「優弥、やっぱ勘いいね。そう、僕を封印するなら僕にとって不利な環境を作るのが手っ取り早い。それが今優弥が言った一般人がたくさんいる場所だ」

 

 勘が良いんじゃなくて実際に知ってるから言えるんだよなあ……。でもこの間のダムで夏油と再会しただろうし、もう獄門彊に封印されるとは思えない。それでも敵は五条先生を獄門彊に封印するんだろうか。

 

「今回は先に相手の作戦を軽くでも知れたのが幸いしましたね。これである程度は対策を立てられるし、京都校からの増援も見込める」

「京都校の生徒も連れてくんの?」

「当り前でしょう? アンタが封印されたら困る呪術師が大勢いるのよ? 虎杖君や暁だってそうでしょうが。だから五条の封印はさせない。呪術高専の総力をあげて対抗するべきよ」

 

 歌姫先生の言う通りだ。五条先生は五条家でワンマンだから万が一封印されると困る術師が多い。それに御三家のバランスも崩れる。そしてさらに面倒なのが五条先生が封印されると呪詛師が息を吹き返すことだ。五条先生が生まれてから呪詛師は大人しくなったが、五条先生が封印されるとまた動き始めるだろう。そうなると呪術師は呪霊と呪詛師の相手をすることになる。それは流石に無理があるからなんとしても五条先生の封印は避けるべきだ。

 

「まあでも、獄門彊って封印する手順が結構面倒だからさ、そうそう封印されることは無いと思うよ?」

「五条先生は獄門彊について知ってるんですか?」

「知ってるよ、定員1名の封印呪具だね。しかも封印するためには獄門彊の半径4メートル以内に1分対象を留めておく必要がある。それを知っていて獄門彊に封印されるようなへまはしないよ」

「五条の足止めに特級呪霊が複数体くる可能性も考慮せねばならん。獄門彊の前に呪霊だ」

「火山頭とつぎはぎの呪霊は厄介だね、他の呪霊で強いのっていたっけ?」

 

 と話はどんどん進んでいく。最初の情報の出し合いの時点でもう頭がパンクしそうだ。だがこの話に付いていかないと最悪自分が死ぬことになるから万に一つも聞き漏らしはできない。渋谷事変、だいぶ状況が変わってしまったけど大丈夫だろうか。というか初手から京都校参戦なんてしてもう滅茶苦茶になってるけど本当に大丈夫だろうか? ストーリーちゃんと進むのか?

 

「じゃあ呪霊と呪詛師、改造人間は複数班で担当区域を巡回して討伐して回ることにして、次は嘱託式の杭を使った帳か。そもそもその嘱託式の杭ってなんだろうね」

「あらかじめ帳の能力を決めて固定しておく呪具とかでは? 帳関係だとそれくらいしか使い道ありませんよね? あとはその呪具さえ用意したら呪力持ちなら誰でも発動できるとか」

「あー、だとすると最初に帳の効果を決められていると厄介だな。術師をいれない帳とか、非術師を通さない帳とか」

 

 渋谷事変の帳って確か術師を通さないもの、非術師を通さないもの、そして五条先生を通さないものの3種類だっけ? 俺は帳なんてどうにでもできるけど、他はそうはいかないから大変だよな。

 

「その日は補助監督とか総出にして連絡役を増やそう。電波も使えなくなる可能性も考慮すべきだ」

「分かりました。日程を調整します」

 

 五条先生と伊地知さんが話し合って補助監督が総出になるらしい。原作より豪華になる感じか?だとしたら補助監督が死にまくる未来が見えるからちょっと口出ししておこうか。

 

「相手は高専事情に詳しいんですよね? だったら補助監督を狙ってくる可能性もあるのでは? 連絡役を潰すのは常套手段ですよ」

「確かにそうね。でも補助監督全員に護衛を付けるわけにはいかないわ」

「補助監督が移動する区間にも何人か呪術師を配置しておけば万が一の備えになるのでは?」

「確かにそれならなんとかなるかも。京都校にいる術師をそちらに数名回しましょうか。よろしいですか、楽厳寺学長?」

「うむ、構わん」

 

 よし、これで補助監督がやられまくる未来はなんとかなるだろう。伊地知さん、強く生きてくれ。あとは渋谷駅の最奥に五条先生を誘導される件だけど、これはもう伝えなくても大丈夫そうだな。夏油とはダムで会ってるし、脳内時間で1分以上経つようなことにはならんだろう。

 

 あとは何が問題になるっけ? 陀艮の領域展開が問題になってたけど、あれって五条先生が封印されてから別行動をとってたんだっけ? けどそこはGLG五条先生がなんとかするでしょう。最悪俺がなんとかしてもいい。漏瑚も多分最初に五条先生の足止めで出てくる。その時に原作と違って花御がいないから五条先生なら祓える。

 

 あれ、そうなると問題になるのってなんだ? 真人くらいか? ……いや、脹相もいたわ。虎杖じゃ勝てないんだよね。だけどあそこでエンカウントするのは五条先生が封印されたからであって、封印されなければ出会う可能性は低い。他の術師と当たる可能性の方が高い。だけど脹相って多分原作に必要な人材だよな……原作、ちゃんと読んでおけばよかった。後悔しても仕方ないけど前世はラノベばっか読んでたからなあ……。漫画ももっと手を出しておくべきだったか。

 

「じゃあ話を纏めると、僕の封印については臨機応変に対応すること。呪霊、呪詛師、改造人間に関しては各担当区域に配置された術師で対応すること。そして補助監督が連絡役の足になること。こんな感じかな。各班の構成については残りの時間で決めるとして、今日の話し合いはこんな感じでいいんじゃないかな」

 

 五条先生の言葉で本日の会議が終わる。……長かった。というか学生をこんな重要な会議にいれるなよ。滅茶苦茶疲れたし……。というか今日の話し合いってことはまたこの話し合いやるの? もしかして今度こそ東京に泊まりか?

 

 ああ、甘いものが食べたい。

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