ストブラの第四真祖の能力を持って呪術廻戦の世界に転生した話   作:蒼凪 渚

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ストブラの第四真祖の能力を持って呪術廻戦の世界に転生した話XXIII

 それから夏油と五条先生、そして俺の睨み合いが少し続き、夏油が空を飛ぶ呪霊に乗ってさっきのスクランブル交差点のクレーターまで戻ってくる。

 

 それから俺と五条先生は空から夏油を見下ろす。すると夏油の真上で青い炎がチカチカと照らされる。西宮先輩だ。補助監督の護衛はもういいのか? というかこれって原作にあったよな?

 

「馬鹿だなあ。君が感じた気配に、私が気付かないと思ったのかい?」

 

 その瞬間、夏油に向けて無数の矢が撃ち込まれた。夏油は途中から動き出して矢を躱し、走り出す。が、その瞬間を狙った狙撃弾が夏油に打ち込まれる。しかしそれも呪霊によって止められてしまった。今の狙撃は真依先輩か。京都組は原作通りの動きを始めてるみたいだな。これが世界の修正力……。

 

「狙撃銃かぁ……。いいねえ。私も術師相手ならば、通常兵器は積極的に取り入れるべきだと思うよ」

 

 その直後、三輪先輩が居合いの構えを保ちながら夏油の背後をとった。

 

「シン陰流・抜刀!」

 

 しかし刃は夏油に素手で受け止められる。が、それに続いてメカ丸が3体夏油に襲い掛かる。与先輩も近くにいるのか。だが、メカ丸も呪霊に阻まれ破壊されてしまった。そして夏油は三輪先輩に向けて、

 

「極の番・うずまき」

 

 その瞬間、五条先生が三輪先輩を助けるために動こうとするが、夏油が呪霊を放ちそれを阻む。なら俺が、とも思ったがこちらに向かってくる術師を見つけて原作通りに任せることにした。

 そして爆発を起こして周囲が土煙で覆われる。

 

「シン陰か。よかったよ、少しは蘊蓄のあるやつが来てくれて」

 

 そして土煙が晴れると、そこには歌姫先生と刀を構える日下部の姿があった。

 

「日下部さん……」

「先生が前に出てきちゃ意味ないでしょう!」

「仕方ねえでしょ!」

 

 三輪先輩が助けれらた直後に西宮先輩と歌姫先輩が言い合いをしている。なんでだよ……。

 

 そして近くにパンダ、加茂先輩、虎杖が合流する。続々と術師が集まり始めた。

 さらにそこに脹相がやってきた。そして夏油に何かを言いたそうにしている。

 

「やあ、脹相」

「あいつは……ッ!」

 

 虎杖はやっぱり脹相と戦ったらしい。だから脹相を知っているみたいだ。

 そして夏油が笑顔で脹相に言う。

 

「気付いたようだね」

「そういうことか、加茂憲倫ィ!」

 

 脹相が全ての真相に気付き、夏油を加茂憲倫と叫ぶ。

 

「ッ加茂」

「憲紀ィ!?」

「私!?」

 

 パンダが加茂先輩を見て、加茂先輩は自分の名を呼ばれて動揺する。というか加茂家、よく自分の家の汚点の名を子供に付けたよな……。

 

「何、どういうこと!?」

「加茂家の汚点、史上最悪の術師。本当なら夏油の中身は、150歳を超えていることになるわよ」

 

 西宮先輩の疑問に歌姫先生が答える。

 

「加茂憲倫も数ある名の1つにすぎない。好きに呼びなよ」

「よくも俺に、虎杖を、弟を、殺させようとしたなぁ!」

 

 夏油の言葉に脹相がキレた。そして脹相が夏油に向かって歩き始める。戦うのか? 原作通りなら戦うんだろうな。というか渋谷事変、最後はほぼ原作通りじゃん。

 と思っていたら、和服のおかっぱが割り込んできた。

 

「ひっこめ三下。これ以上私を待たせるな」

 

 おお、ここで裏梅がどこからともなく登場してきた。

 

「どけ! 俺はお兄ちゃんだぞッ!」

 

 そして赤血操術で戦う構えを見せる。

 

「赤血操術!? ……なんて圧力だ」

 

 加茂先輩が驚いている。加茂家相伝の術式を使う人間が他にいるとは思っていなかったのだろう。

 そして穿血が裏梅に撃ち込まれ、裏梅は両手で防御する。

 そして夏油を狙い、赤血操術で攻撃し大地を隆起させ、斬り裂き、さらに穿血で呪霊に乗って空を飛ぶ夏油を攻撃するが、全て躱されてしまい舌打ちをする。

 そして夏油が隆起した大地に突撃し、土煙を起こしてその間に呪霊を用意した。が、脹相は血刃を両手で構えて近接戦の用意をする。が、結果、夏油に殴られ隆起した大地から落とされたが、血を操って再び隆起した大地に戻る。

 そこから夏油と脹相の体術での戦いが始まった。しかし、依然として夏油が優勢みたいだ。

 

「ううぅぅううああああああ!」

 

 脹相が吠えながら夏油に殴り掛かるも、最終的に夏油に蹴りをいれられてしまい、夏油が自ら距離を取った。

 

「無理するなよ、疲れてるだろ」

「だからなんだ、それが弟の前で、命を張らない理由になるかぁ!」

 

 脹相は落ちていく夏油に追随し、自らも隆起した大地から飛び降りていく。そして隆起した大地は限界を迎えたらしく、崩れ去っていく。

 それを見ながらパンダ、虎杖、加茂先輩がなんか話してるけどまあ場が乱れたとかそんなことだろう。

 

 そして脹相が攻撃しているタイミングに合わせて、それぞれが夏油を狙って攻撃を仕掛け始めた。その時。

 

「氷凝呪法・霜凪ぎ」

 

 直後、裏梅の術式によって五条先生と俺を除いた全員が氷に閉じ込められる。

 ほとんどの術師が囚われてしまったのでサダルメリク・アルバスで氷を解かそうとすると、

 

「殺すなよ、メッセンジャーは必要だ」

「全員生かす理由になるか」

 

 夏油の言葉に反転術式を使いながら返事をしている。

 

「疾くあれ、サダルメリク・アルバス。氷だけ消せ」

 

 そしてサダルメリク・アルバスの能力で氷を消し去り、術師を救出する。これで形勢はまたイーブンだ。五条先生と俺がいる以上負けはない。が、逆に術師が増えてきたせいで能力を発揮しにくくなってきた。やっぱり最初の人が少ない時にどこかへ行ってもらうのがベストだったか……。

 

 と考えていた直後、虎杖が裏梅に飛び蹴りをかまそうとして躱された。動き速いな、虎杖。

 それに合わせて近くにいた脹相が虎杖と合流する。

 

「誰の体だと……ッ!」

 

 裏梅は虎杖に過度な攻撃はできない。何故なら虎杖は両面宿儺の指を取り込んでいる器だからだ。といっても、原作と違って指は多分5本しか取り込めていない。何故なら漏瑚が五条先生に祓われているから両面宿儺の指10本は与えられていない。そもそも高専から指を持ち出せたのかも怪しい。

 

「味方でいいんだなッ!?」

「違うッ!」

「あぁ?」

「俺は、お兄ちゃんだ」

「真面目にやってくんねえかな!」

「取り敢えず、1回呼んでみてくれないか? お兄ちゃんと」

 

 虎杖と脹相がそんなやりとりをしている。

 そして、

 

「付喪操術・かまいたち!」

 

 西宮先輩が裏梅たちに向けて攻撃を放つ。しかしその攻撃は裏梅の手で弾かれてしまった。

 

「クソ」

 

 おお、西宮先輩の口調が荒くなっておられる。

 そしてそれに合わせて再び術師たちが攻撃をしかける。が、やはり俺と五条先生は術式を使えない。術師が集まりすぎた。かといって呪力操作だけで戦えるほど相手は弱くない。これは完全に傍観せざるを得ないな。

 

「メッセンジャーなんて……虎杖悠仁だけでこと足りるでしょう! 氷凝呪法・直爆!」

 

 今度は裏梅が術式を使って再び術師を凍らせる。そしてとどめとばかりに氷の礫を飛ばしてくるが、それをサダルメリク・アルバスで打ち消すのと同時に、助けに入ろうとしたらしい女の人がやってきた。

 

「ありゃ、出番とられちゃったか……まあいいや。久しぶりだね、夏油君。あの時の答えを聞かせてもらおうか。どんな女がタイプだい?」

 

 なんて言いながら夏油に向かって投げキッスしてるよこの人。

 そして夏油は笑顔で答える。

 

「九十九由基ッ」

 

 夏油の好みは九十九らしい()

 

 

 

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