俺がオカルト研究部に入部してから数日たった頃、イッセーが金髪の女と歩いているのが見えた。気になった俺は声をかけてみるとにした
「イッセー、こんなところで何をやっているんだ?」
「うおっ!?な、なんだ。龍悟か……」
「それで、横にいるその女は誰なんだ?また彼女でもできたのか?」
「ち、ちげぇよ!この子はアーシア。最近、何かとよく会うシスターの女の子だ」
「初めまして、私はアーシアです」
「俺は孫龍悟だ。よろしく頼む」
「はい!よろしくお願いします!」
アーシアと名乗る少女は差し出した俺の手を取った。
「えっと、龍悟さんはイッセーさんのお友達なんですか?」
「ああ、イッセーは俺の友人だ。親友と言ってもいい」
「仲良しなんですね!」
「龍悟、お前そんなふうに思っててくれたのか……!」
俺がそう言うとアーシアは微笑み、イッセーは泣きそうな顔をしていた。イッセーよ、そこまでなのか?
「ま、まあずっとここにいるのもなんだし、どっか行こうぜ?」
イッセーの提案で俺達はハンバーガーショップやゲームセンターなどで遊んだ後にベンチのある水広場でアーシアの話を聞いていた
何でもアーシアは倒れていた男を自分の持っている力で治したらしいんだが、その男が悪魔だったようで、悪魔を治すような力を持つ魔女だと言われ、元々いた教会を追い出され、ここまで来たようだった
「そうか、大変だったな。だが気に病むことはない。お前はお前の正しいと思ったことをしたんだ。それでいいじゃないか。教会の奴らの言うことなんて気にしなくていい。俺が、そしてイッセーがアーシア、お前を肯定する」
「そうだぜ!俺はアーシアが悪いなんて思わねぇ。それに、あの時のイカれ神父にやられた傷も治してくれたしな!」
「龍悟さん、イッセーさん……ありがとうございます……!」
どうやらアーシアは感動のあまり泣いてしまったようだ
「イッセー、俺はトイレに行ってくる。その間アーシアの隣にいてやれ」
「おう!」
俺はイッセーたちから離れてトイレに向かった
しかし、俺がトイレを済ませて手を洗っていると、外から爆発音が聞こえてきた
「何だ!?」
俺は慌てて爆発音のした方に向かう。いや待て。この方向、イッセーとアーシアがいる場所じゃなかったか?まさか!
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俺が戻って来ると、そこには腹部を血に染めていたイッセーだけが残っていた
「イッセー、何があった」
「アーシアが、連れて行かれた……」
「誰が連れて行った?」
「夕麻ちゃ……いや、レイナーレだ」
「……奴か。すまなかった、イッセー。あのタイミングで俺が離れていなければ……」
「龍悟は悪くねぇ。全部俺が弱いせいでこうなったんだ……」
「いや、悪いのは全てあの堕天使だ。お前が気に病む必要はない」
「それでも……!」
イッセーは自分が弱いせいでアーシアが連れ去られたと己を責めていた。ならば……
「ならば助けに行けばいい」
「え?」
「お前は、アーシアが大切なんだろう?だったらあんな堕天使なんかに奪われたままじゃ嫌だろ?」
「だから助けに行くんだ」
「そうだよな、そうするしかないよな!」
「ああ、俺もついて行ってやる。共にあの堕天使に一泡吹かせてやろう」
「おう!」
「今夜、俺は先に教会へ向かっておく。準備ができればお前も……オカルト研究部の皆はどうする?」
「……とりあえず説得はするけど、無理そうだったら俺だけで行く」
「分かった」
そう言って俺は一旦イッセーと別れて家に帰る。そして夜。じっちゃんの作った飯を食べて教会へと向かう
「じっちゃん、ちょっと用事があるから行ってくる」
「ああ、行ってらっしゃい。大丈夫だとは思うがくれぐれも怪我のないようにのう」
「ああ」
俺は教会へと飛び立つ
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「おい、そこの堕天使」
「ん?あれ~?君悪魔じゃないよね?」
「それがどうした」
「まあいっか!おほん、私は堕天使のミッテルトと申します!」
「俺は孫龍悟。悪いがここは通らせてもらう」
そう言って俺は構える。しかしその時、後ろに魔法陣が現れ、リアス部長と朱乃先輩が出てきた
「龍悟?」
「部長達か。ここに居るということはイッセー達もここに来てるんだな」
「ええ、それはそうなのだけれど……」
「イッセー君が龍悟君と共に教会に向かうと話していたのは本当のことだったのですね」
「なんだ、嘘だと思ってたのか?」
「そういうわけではないけど……」
「ちょっとちょっと!無視はひどくなーい?」
「部長、朱乃先輩。悪いがここを任せられるか?」
「ええ、もとよりそのつもりよ?」
「うふふ、早く行ってイッセー君たちを助けてあげてください」
「分かった。だがあの堕天使を殺すのは辞めてくれ」
「何故かしら?」
「敵とは言え、何も殺すことはない。俺はあまり殺生はしたくない」
惑星ベジータにいた頃はこんな事絶対言わなかったはずなのにな。この世界に来て、じっちゃん達と過ごして、俺は変わった。今のこの生活が楽しい。駒王町が好きになっている。ならこの生活を守るためにも俺は戦い続ける
「じゃあ、そういうことで頼んだぞ」
「はぁ……もう、龍悟ったら……」
「ふふふ、どうします?龍悟君の言いつけを守りますか?」
「仕方ないから殺しはしないわ……」
俺はリアス部長達の元を離れた後、教会の扉が空いていたからそこから入る。するとイッセーに祐人に子猫が一人の男と戦っている。あいつがイッセーの言っていたイカれ神父か
「あ、龍悟!」
「孫君も来たようだね」
「やっと来たんですね」
「おやぁ〜?またまた来客ですかぁ〜?ん?あれ?クソ悪魔じゃなくね?あれあれぇ?まあいっか!どうせこのクソ悪魔共の仲間とかそんな感じだし、ハハハ!1つ死体が増えたからラッキー!て感じでまあ死ねや!クソ悪魔どもとその仲間1ィ!」
「ごちゃごちゃうるさいやつだ。それで、アーシアはどこだ?」
「アーシアならこの先の地下にいる。そこの神父が色々としゃべってくれたからな!」
「じゃあここは俺に任せてお前達は地下に向かえ」
「何だって?」
「わかった!」
「な、兵藤くん!?」
「大丈夫だ!龍悟はスゲェ強いからな!」
「そういうことだ。分かったら行け」
俺の言葉で3人は地下へと走って行く
「さて、これで1対1になったわけだが……」
「おいおいおい!なぁんで残るのが訳わかんねぇ人間なんだよぉ!?残るならあの悪魔共のどれかにしろよ!クソがぁぁぁぁぁ!!どうせズタズタにするなら悪魔の方が良いに決まってんだろ!……まあ、テメェを斬り刻んであのクソ悪魔共の歪んだ顔を見るのも楽しそうだねぇ!てことで、俺様の楽しみのために、死ねや!」
「お前は一々長々と喋らないと気がすまないのか?」
俺は神父が振り下ろしてきた剣を人差し指と中指で掴む。神父は剣を引き抜こうとするがまるでびくともしていない。それもそうだ。引き抜けないように力を入れているからな
「はぁ!?人間のくせになんてパワーしてんだよ!?ふざけてんのか!テメェホントに人間かよ!?」
「俺はサイヤ人だ」
「ぐぼぁ!」
掴んでいた剣を離し、そのまま神父に近づき腹を殴って吹き飛ばす
「どうした?俺を斬り刻んむんじゃなかったのか?」
「ふざけんなぁぁぁぁ!調子に乗りやがって!殺す!まじでぶっ殺す!……と言いたいところだけど、悪魔でないにしろサイヤ人とかいうわけわからん奴に殺されるのも勘弁でさぁ、てわけ、はいちゃらば!」
そう言って奴は目眩ましに閃光弾を投げて去っていった。まあ、あっちから消えてくれるのなら好都合だ。さて、俺も地下に向かうか
ちなみに龍悟の見た目はドラゴンボールレジェンズのジブレットに似ています。性格はシャロットとジブレットを混ぜたような感じですけど