操作ミスで一度消してしまった物です。
それでもよろしければ
どうぞ
変わった鎧を纏った戦士達が私の横を走り去っていく。
バイクに乗る者はエンジン音を唸らせ、地を走る者はその足で大地を震わし、空を飛ぶ者はその影で空を黒く染める。
彼らは全員同じ方向へ向かっていく。そこにいる者を全力で抹殺せんという感じだった。
しかし彼らはマゼンタ色をした弾丸によって進行を阻まれた。
バイクに乗る者は次々と転倒していき、地を走る者は着弾による爆発で宙を舞う、空を飛ぶ者は一人また一人と撃ち落とされ地面へと落ちていく。
攻撃が収まった時には私以外立っている者はいなかった。
私は彼らが目指した方向を見た。そこには後光を受け、宙に浮くマゼンタ色のした鎧を纏った者がいた。その腰には中心が赤く輝き九つのシンボルがそれを囲んでいるデザインのバックルのベルトを着けていた。
私は彼のことを知らないはずだった。だけど自然に名前が出てきた。
私は何の感情もこもっていないような声で彼の声を呟いた。その名は…
「ディケイド…」
SAO~ソードアート・オンライン~に囚われた中学、高校生を対象とした支援学校の中にある中庭のベンチでわたし-
「最近そればっか見るのか?」
「そうなの。どうにかできないかなぁ」
「俺に言われても…何かできる訳じゃないし…」
「それはそうだけど…」
「…それにしてもディケイドか…」
キリト君は真剣な表情になった。
「和訳すると10年目とかそう言う意味になるよね」
「変わった鎧の戦士達に狙われてるんだよな」
「彼はいったい何者なのかしら」
「「う~ん…」」
私は首をかしげ考えているといきなり横からシャッター音が聞こえた。見るとキリト君が少し悲しそうな顔でデジカメの画面を見ていた。
「何してるのキリト君?」
「あぁ、アスナの横顔、可愛かったから撮ったんだけど…」
「イヤァァァァ!!消して!!早く消して!!」
私は恥ずかしさ半分嬉しさ半分で顔を真っ赤にしながらキリト君のデジカメを取ろうとしたけどキリト君は手を上げて私の手が届かないようにしたため取り上げることができなかった。
「消すよ…ピンボケしちゃったし…」
「えっ?ピンボケって?」
私は聞き慣れないワードが気になってカメラを奪うことを中断した。
「レンズのピントが合わず写真がぼやけちゃうことだよ」
そう言ってキリト君は私にデジカメの画面を見せた。私のようだったけどぼやけていて誰だか分からなくなっていた。キリト君は私に少し見せた後悲しそうな表情でデジカメを操作しその写真を消した。
「なんか悲しそうだね」
「写真に興味を持って撮り始めたんだけど、デジカメでピンボケしちゃショックは大きいよ」
本来デジカメではピンボケはあり得ないのに…と小さな声で言ったのは聞こえたけど聞こえなかった振りをすることにした。
「あっそうだ。もっとピンボケしちゃうかもしれないけどこれで取っていいかな?」
そう言ってキリト君が取り出したのは黒い箱のような物だった。だけどレンズのような物が付いていることからカメラというのは分かった。
「…さっき撮ったよね」
「アレは消したし、こっちが本命なんだ。これ買ってから風景写真を撮ってきたけどまだ人を中心に撮ったことが無いんだ」
「えっと…どういうこと?」
「まぁ…その…アスナを最初に写そうかと思いまして…」
キリト君は赤面しながらこういった。私はその言葉が少し嬉しかった。
「うん。いいよ」
「マジで!!ありがとうアスナ」
「いやいや、これぐらいならね」
そしてキリト君に私の姿を写してもらった。
さっきは恥ずかしがってた?キリト君がちゃんと聞いてくれたからいいんです。
SAOとディケイドの物語を融合させてしまった…
おのれ俺の心!!そして俺の操作ミススキル!!
だが私は謝らない…
…感想お待ちしております。