特に理由のない幸せが男子生徒を襲う   作:ガチャ石は貯めない

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という訳で、ミレニアムルートです。珍しいことが起こってるよ。



ミレニアムに通う男子生徒の話。

ミレニアムサイエンススクール。

言ってしまえば理系の学校だ。俺にはてんで合わない場所。

 

しかし……悲しきかな、運命ってのは阿呆の極みだと思う。お願いだから俺なんて捨ておいて欲しいね。

 

──そう思わないか?コユキ。

 

「そんなこと言っても、ユウカ先輩がユウキ先輩を離すとは思えないですよ?」

 

──知ってたさ……なんせ、俺はアイツらに見つかっちまったからな……(絶望)

 

何があったのか、端的に言おう。

 

アリウスにいた俺は、たまたま街に出た。

そこがミレニアムの自治区で、ボロボロだった俺は幼きユウカに捕まった。

 

ただ、それだけ。その数年後に、アリウスに単身乗り込もうとしたら今のC&Cのメンバーとかがついて来て、その結果あのクソババアを叩きのめすことに成功した。サオリ達は、まぁ色々あれなのであの時以降は、もう会ってないけどな。

 

──………なぁコユキ。やっぱユウカから逃げ切るにはミレニアムから出るしかないよな?

 

「出れたとして、先生に頼られるのが関の山です。」

 

──知ってた。はぁ……

 

「はぁぁ……」

 

ちなみに、俺はコユキと共に反省部屋に隔離されてます()

何をしたのかって?俺はあれだよ。リオ会長の任務でまあまあな大怪我したせい。いやーあれはミスったよー。

 

回避ミスって死にかけたんだし、まぁ仕方ないよね。その結果こうなってるし。

 

コユキ?いつもの横領。まぁたやってやがるよコイツ。

 

──お前はさっさと横領するのやめろよ。

 

「だって〜……使えるお金がそこにあるんですから、普通使いますよね?」

 

──お前のもんなら勝手に使え。他人のもんを使うな。学園のもんも使うな。

 

「え〜!?それじゃあギャンブルも出来ないですよ!?」

 

──おし分かった。まずはその性根をぶち壊す。

 

「叩き直すのじゃなく!?」

 

──壊して再構築する方がいいだろ。オラァ!!!

 

「うわっちょ!?危ないですぐはぁ!?」

 

── 君が!!!反省するまで!!!キメるのをやめない!!!

 

「あだだだだだだっ!!?」

 

コユキに関節技を仕掛ける。こいつは!!痛みでその考えを正さねばならぬ!!

 

「何やってるのバカ2人!!」

 

「「くべらぁ!?」」

 

しかし、現れたユウカによって両成敗されました。くそう。

 

「全く……ユウキ!そうやってコユキをボコすのはやめなさい!コユキ!あなたはミレニアムのお金を勝手に使うのをやめなさい!」

 

「「はぁ〜い……」」

 

「…………はぁ、ユウキ。寝転がって。仰向けで。」

 

──……………なんで?

 

「私と■■■■■して■■■するわよ。」

 

──コユキ助けて!?ユウカが壊れた!?

 

「ちょ、流石にそれはダメですよユウカ先輩!?ちょ、ノア先輩!!ユウカ先輩がこわれましたァ!!」

 

「何言ってるのよ?ユウキとは結婚するのは確定事項なのだし、早いか遅いかの違いよ。」

 

──違くないよ!?結婚とかする気ないからね!?というか、ユウカは先生の事が好きなんじゃないのかよ!?

 

「あの人はノアが貰うわ。」

 

──めっちゃすました顔で言っとるゥ!?落ち着こ!?なぁ落ち着こ!?流石にそれは不味いって!?

 

「そうですよ!!そもそもユウカ先輩とユウキ先輩が仮に結婚するとしても!養育費とか諸々のお金事情はどうする………あ、この人FXとかやってましたね。すみませんユウキ先輩、大人しく食われてください。」

──薄情者ーー!!!?

 

すると、俺を押し倒して服を脱ぎ始めるユウカ。

 

──マズイマズイマズイマズイ!!!ちょ、コユキ!!ユウカをなんとして止めろ!!せめて服を脱がせないように!!

 

「分かりました!!とりあえずノア先輩には連絡しましたのですぐ来るかと!!」

 

「来たところで関係ないわ。ここでユウキと愛の結晶を作り上げるの。今日ヤレば、その命が宿る確率は……極めて高い♪」

 

「「ひぃぃぃあぁぁ!!?!?」」

 

俺たちは、ユウカの恐ろしさを身に染みている。なんなら俺はコユキ以上に身に染みている。ユウカの目からハイライトが消える時、それは……文字通り何でもする覚悟を決めた時。

 

つまり、この後俺は食われる可能性が極めて高い。俺の実力でもこのユウカには叶わない。こういう時のユウカは俺に対してのみめっちゃ強い!

幼い頃から特訓に付き合ってもらってたからかなぁ!?俺の知らない癖とかをサラッと突いて来るんだよ!!怖いよ!!

 

──うぉぉぉおおお!!

 

俺は何とかユウカを自分の上から引きずり下ろし、構える。

 

──コユキ、何とかしてあのフトモモ魔人を止めるぞ!!せめてノアが来るまで!!

 

「は、はい!!」

 

「───ふふふ♡」

 

ゆらりと立ち上がったユウカから、異様なオーラを纏っているような錯覚を起こす。なんでだよ!?こわぁ!?

 

「か・く・ご、し・て・ね♡」

 

「「──!!!!!」」ビクッっ!!!

 

アカン、これ死ぬわ。

 

 

 

 

 

その後、ノアがここに来るまでの間、俺とコユキは抗った。倒しても倒しても立ち上がってきては光のない目で俺を襲ってくるユウカに恐怖を覚えながら。

 

ノアが間に合って、止めてくれなかったら本当にヤバかった。

 

「……"○月✕日、ユウカちゃんがユウキくんに襲いかかった。どうやら、コユキちゃんと揉めていた時に見えた鎖骨に興奮した様子。最近の仕事が多かったので、ストレスが溜まっていたのかも知れません。観察を続けます"。

……ユウキくん。コユキちゃんの性根を直そうとしてくれるのはありがたいですが、もう少しやり方に工夫が必要ですね。コユキちゃんも、ユウキくんの言う事は正しいことを言っていますから、ちゃんと聞くように。適当なことを言っていたら、殴って構いませんので。」

 

──まぁ、当たり所が悪かったら重症を負うだけだしいいぞ。

 

「前言撤回します。ちゃんと口論で論破しなさい。」

 

「そうですね。またエデン条約の時のように重症をおって欲しくはないので。いいですね?2人とも?」

 

「はい。」

 

──あ、はい。(なんでぇ……?)

 

その日は、なんでか2人とも俺の傍を離れることは無かった。

ノア?一定距離でついて来てました。とても……怖いです。

 

 

────ミレニアムサイエンススクール。

そこにいる男子生徒は理系とは縁のない男。

しかも、割と解決のためなら武力行使を厭わない性格である。

 

しかし、何故だか彼の周りには人がいる。

セミナーの3人とは特に一緒にいる事が多いだろう。

そんな彼は、今やミレニアムの生徒にとってなくてはならない存在だ。頭は悪いが力仕事には最適解とも言える人材であり、セミナーの人達との話し合いの場を設けることも出来るのだから。

 

しかし、勘違いしては行けない……。

 

「もうちょっと経費を寄越せー!!」

「期間をもっと長くしろー!!」

 

──でもお前ら、長くしたら遊び始めるじゃん。

 

「「ヴッ……」」

 

別に、彼は生徒の味方ではない。

ただの仲介人である。それ以上のことはしないが、基本セミナーの味方をするのが、彼である。その場の状況にもよるが。(重要)

 

「そうよ。それに、この研究課題にはもう既にかなりの額を設けている。これ以上は必要ないわ。成果を上げてきてからなら、検討してあげなくもないけど……」

 

──いやぁ……進捗具合を見たら、コイツら研究と評して遊ぶぞ?経費削減した方がいいと思う。

 

「「なにィ!?」」

 

「そうね……うん。ノア〜!これ頼める〜?」

 

「はーい。………なるほど、経費削減の為の……では、すぐに取り掛かりますね。ユウキくん。引き続きユウカちゃんとお願いしますね。」

 

──はいよぉー。

 

「な、私たちを見捨てるのかァ!?」

「お、鬼だ──鬼が居る──!」

 

──お前らが経費欲しいってんだから、わざわざユウカを呼んだんだろうが。まぁ、数字を見たらそこまで必要ないだろうと思ってたけどな。

 

「「そんなぁ!?」」

 

──己の怠惰が招いたもんだ。尻拭いは自分でしろよな〜。

 

「では、行きましょうか。」

 

「「ひぃん……」」

 

こうして、また仕事が片付いたユウキは、ユウカと共に歩く。昔馴染みな彼彼女にとって、それは普通のことであった。

 

そして、それはこれからも続くだろう。彼が無茶をしまくって、倒れることがない限り。

 

──あ、そういやネル先輩と模擬戦あるんだった。行ってくる!

 

「は?行かせるわけないでしょう?そんな事するなら私と籍を入れてもらうわ。」

 

──………あ!先生!

「え、何処!?」

 

ユウカが振り向いた瞬間に、ユウキは全速力でネルの共に駆け出す。しかし、ユウキの服が捕まれ思いっきり転けてしまう。

 

「───なんて、引っかかると思った?貴方がそう言って逃げる確率は82%。残りの18%は真正面から逃げようとする。………言っておくけど、私に騙し討ちは効かないわよ?」

 

──ヒィン……せめて約束だから守らせて……。

 

敢えて言おう。

この世界線のユウキは、決してユウカには逆らえない。というか、"気の強い"女性には全く叶わないのだ。

 

これは、そんな彼が通うミレニアムサイエンススクールでの穏やかな日常生活である。

 

 

 

終わり。





ほのぼのしてるね(キヴォトス並感)。
この世界線だとユウカが激重感情持ってるよ。他?ユウカほどではないよ。先生も割と持ってるよ。

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