色んな人が見てくれるのは嬉しいけど、急にここまで評価されたら驚くよ。もっとして(強欲な投稿者)
これからも気長に頑張るので、どうか応援のほど、よろしくお願いします!
やぁ、目覚めた男子生徒だよ。
知らない天井だけど、じっと見つめてたら頭の中をなんとか整理ができたよ。
…………オラ、取り押さえられたんだなって理解できたよ。
…………くっそ、これから面倒なことになること確定では??………いっその事ヴァルキューレに連行してもらって懲役房?みたいなところで管理してもらった方がいい気がしてきたよ。
──はぁ………死ねたら良かったのに
「そんなこと言うんだ……これはお仕置しないと、ね?先生?」
"うん。そうだねアツコ。そんなこと言う生徒にはお説教だ。"
「つまり救護です。お覚悟を!」
──うわぁ!?!?なんかいる!!?って待ってまだそんな死に方したくふべぇ!!
あ、死ねる─────
──…………目覚めたら一度見たことあるから知ってる天井だけど、建物的には知らない天井だった。
「…………起きてそこまでふざけられるのなら、見舞いは要らないようだね。」
──………あ、ミサキさんだ。なんでここに?
「…………はぁ…アンタがあの救護の人にぶっ飛ばされて、そのまま気絶したから交代で監視してたの。」
──………なんでさ?
「…………アンタがあんなに逃げるからでしょ……?自覚、ある?」
──………仕方なくない?さすがに知らん人に着いてこい言われたら逃げる一択だと思う。
「……………いや、アンタなら知ってたでしょ?」
──うん。でも普通に考えて欲しい。お互い初対面なのに、コッチが一方的に知ってる人だからといって初手でついて行くのは違うだろ?
「……………………まぁ、それは、そう。」
──だろぉ?だから逃げた。俺は悪くない。
「……………キヴォトスの勢力総出で捕らえに行ったのに?」
──いや、普通にあれは先生のバグった顔の広さによる包囲網のせいだろ????
「………………だとしても、一度は逃げ切ったのは賞賛されると思う。」
──…………………お前、そこまで喋るタイプだったか?
「……………うるさい」ゲシッ
──あいたぁ!!
コイツ結構な火力で俺の右足を蹴りやがったな!?
退院したら結構な火力でやり返してやる……!
「……………今の、ものすごく手加減したんだけど………そんなに痛いの……?」
──………………え。
うせやろ……?俺の右足、死んでる???
俺は恐る恐る布団を捲る。………特に異常はなさそうだけど…………?
そう思ってると扉が開き、外から救護の人とは別のピンク髪のナース服を着た生徒がやってきた。
「あ、お目覚めになったんですね!良かったです!」
──…………誰ですか?
「私の名前は鷲見セリナと言います。そしてここは救護騎士団の一室です。」
──救護、騎士団……!?
「はい。貴方が気絶した後、ここに運び込まれたんです。……それで、お体の方はどうですか?まだ痛みますか?」
そう確認してくる彼女を俺は無視して、思考を巡らせていた。
(救護騎士団だとぉ!!?いやいやいやいや俺は元々アリウスの生徒だぞぉ!?何やってんだこいつ!!?………いや、敵であろうと救護するのは医療に関わる存在なら正しいか。これはオラが認識を改めないとなぁ………クソ野郎め。クソみたいな思考を俺にも植え付けやがって、ゆ"る"さ"ん"!!!)
「………多分、今は色々と考えてると思うから、私から、報告させてもらう。」
「…………お願いします。」
「……………さっき、少し右足を触ったんだけど、すごく痛がってた。」
「………それは、正常な反応です。彼の体は栄養失調の状態で全力を出し尽くしたので、体が反動でめちゃくちゃ痛いと思います。」
「…………………なんで、ろくに食べれてないのにあんなに逃げれたんだ、コイツ………」
「…………火事場のバカちからって言うのでしょうね。………暫くは、ここに入院してもらうしかないでしょう。」
「………………わかった。ありがとう。」
「いえ。…………………やっぱり、我慢できません!」
「……………え?なに?」
──あ?
「戒野ミサキさん!貴方を今から救護します!その腕を出してください!!」
「───え。」
──お、これは勝ったな。今から寝るわ。
「ちょ!?」
「さぁ行きますよ!!」
「え、離して……な、力が、強い!?なんで!?」
そのままミサキはズルズル引きずられて行き、外に出たタイミングで、「救護!!」って声が聞こえたので確殺されたんだろうな。
可哀想だがミサキ。お前も、俺とともに入院するのだ(逃れられる業)
そんな事を思ってたら、開いたドアから先生がやってきた。
"こんにちは、今いいかい?"
──いいですよ。………それで、何か聞きたいことがあるんでしょう?なんですか?
そう言うと、先生は驚いたような顔をした。
…………俺のような"名前すらない男子生徒"にわざわざ会いに来たんだ。
この程度はわかる。アホの俺でもわかる。
"………そうだね、単刀直入に聞かせて欲しい"
先生は意を決したようにそう言い
"君は、何者だい?"
俺に、そう聞いてきた。
………はて、"何者か?"か。
………本来ならくっそ難しい問いなんだけど、あいにく俺はこの一言しか自分を表せる言葉を知らない。
──…………ただの、名前のない元アリウス生徒で、現状は名無しの無所属の男子生徒ですよ。…………無所属なら男子"生徒"では無いのでは?俺は訝しんだ。
"そっか………なら名前を決めないとね!"
──え
"そうだな〜……不快な思いをさせちゃうけれど、アリウスの頃はなんて呼ばれてたの?"
──いや、その、ないモノ扱いだったので呼ばれてすらなかったような………?
"そっか。ごめんね、辛い記憶を呼び出させて"
──いえ、それはいいんですけど……?待って??
"それじゃあどうしようかな………あ、そうだ!サオリ達にも手伝ってm…
「やはり、彼の名前決めか。いつ始める?協力しよう。」
"錠前院。"
「……それは、聞き捨てならないかな。私にも参加させてよ。」
「アツコ院!手伝ってくれるのか!」
「…………何とか、抜け出せた。私も手伝う。」
"戒野院"
──ねぇなにこのノリ!?さすがに3回連続はおかしいよね!?
「うへへ………よくわからないですよね、ついていけないですよね………でもおいてけぼりにしますね……」
「ヒヨリ!…………ヒヨリは彼と一緒にいてあげてくれ。」
「大丈夫?ヒヨリ一人でできる?」
「………何かあれば、呼んで。」
「うわぁぁぁぁん!皆が私にする対応が酷すぎます!こうなったら彼に抱きついて慰めてもらいます!!お願いします慰めてください!」
──お前、結構図々しいよな。………足の上には乗らないでね。
「はい!うへへ……」
「「「…………」」」
"仲良いんだね。皆"
「彼には、色々と世話になっているからな。私たち以外にも、色々と。」
「………そして、その度にあの女に……」
「……………」
その場に重い空気が漂う
「………それはそれとして、彼は楽しんでた気がする。」
「姫、やめてくれ。見て見ぬふりをさせてくれ」
「…………………わざと回避してイラつかせてたり、わざと受けて自分の耐久性を向上させてたり……………あれ?もしかして……」
「やめようミサキ。この話はこれで終わりしよう。このまま行けば彼がただの変態になる。」
"………どっちかと言うと、戦闘狂かも?"
「「「(あ、ありえる………)」」」
重い空気は一瞬にして消え去り、4人の口元には笑みが浮かんでいる。
何だこの男子生徒、光か??
──………ヒヨリのほっぺはぷにぷに〜………絶対その腹を引き締めてやる。
「ひゃう!?」
一方その頃、この男子生徒はヒヨリをこねくり回して遊んでいた。ヒヨリは甘えていた。
ヒヨリのほっぺはぷにぷにしてるし、甘えてくる。
ミサキは懐けばめちゃくちゃ構ってちゃんになる気がする(持ってない故の弊害。セリフ周りは許してください。)
サオリ?絶対いい匂いするし、なんなら一番ピュアだと思う。
アツコは純粋そうに見えてめちゃくちゃ色々知ってる。男子生徒の好物から日々の週間まで色々と把握してる。
そんな男子生徒は一人で迷惑かけずに死ねたらいいなとか考えてる。一回食われろ。
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