うーん、ギャグとシリアスを書き分けるのやっぱムズいですなァ……
──なぁ…………先生。オラ、どうやらモテてるんかな?
"ユウキ………とうとう頭が……"
先生がそう言うと、ユウキは大袈裟に驚く
──イイッ!?…………だってよぉ、最近ミネがいつの間にか部屋にいて一緒に寝てたり、起きたらアビドスから大きい方のシロコがリビングに居て料理作ってたり、いつの間にかユメが部屋に居て掃除されてたり………
──外にいたらたまたかもしれないけど、なんかやたらと視線を貰ってるしよぉ………オラ怖ぇぞぉ………色々と。
うーん、普通に可哀想では?思春期(意識なし)男子生徒にこれは酷い()
"並の"男子生徒なら性癖壊れるだろコレ。
"…………ちょっっっっっっっと、待っててね。"
先生は("これはマズイ")と思ったのか、すぐさま心当たりある生徒たちに連絡を飛ばす。
その数分後、(おそらく)ユウキを見守っていたり、家に侵入した生徒たちを正座させていた。
"───さて、みんなの言い分は?"
『ミィ……』←全員めちゃくちゃ震えている
「?」←なんのことか分かってない黒狼
「言い分……ですか?」←経緯が分からないので、答えられないの意を唱える団長
「言い分……?」←特に何も分かってないアビドスデカパイアホセンパイ
皆、心当たりがあるのだろう。震えながら縮こまっていた。一部、理解していないのか…堂々としている者もいるが。
"──みんなに集まってもらったのは他でもない。…………ユウキが、『自分はモテている』言い始めた。………ユウキが、他人の好意に気がついた。"
『!?』
"…………特に、「ミネ」「ユメ」「シロコ」の3人はユウキの家に勝手に侵入しては、色々としているみたいだね?………あまり言いたくないけれど、"不法侵入"だからしばらく反省しようね?"
「「「!?」」」
"次に、「ホシノ」「アヤネ」「ヒナ」「ネル」「ツルギ」「ミカ」の7人はしばらく、ユウキの監視は禁止するよ。異論は無いね?"
「「「「「「「!?」」」」」」」
"───さて、不法侵入した3人は、ユウキとの"接触禁止令"を出すよ。少なくても、医療行為等の緊急時以外は禁止する。"
「「「」」」ガーΣ(`・ω・Ⅲ)ーン
"ちなみに、ユウキの怪我の度合いが"セリナやハナエ"では対処できないモノに限るからね、ミネ。"
「」( ´ ཫ ` )チーン
先生は、呼び出した"ユウキ見守り隊"の要注意人物を呼び出し、珍しくお説教をした。しかも、ミネに関してはかなりガチガチに罰を下している。
容赦がない。けれど、仕方ないのだ。
ユウキとて男子。先生からすれば同性であり、悩みとかもよく聞く立場にある。
しかも、今回に関してはあのユウキが他人の好意に気が付き、あまつさえ「モテ期来たんじゃね?」とか言って来たのだ。
しかも、今回先生が呼び出した生徒の情報(尾行や不法侵入等)に関してはワカモやセリナに以前から報告が上がっていたのだ。先生とて、そもそろお灸を据えねばとなっても仕方ないだろう。
"────さて、ユウキ?"
──は、はい!
"暫くは、他の生徒を鍛えてあげて。この子達には、今のうちにお灸を据えないとズルズル引きずるだろうから。"
──はい………
その後、先生によって当番が一部変更となったし、不法侵入とかしていた生徒は問答無用でユウキと離ればなれにされた。
その分、ヒナ達は反省したが、それはそれとして見守り隊の活動は先生に向いた。………だけど、先生は見守り隊の活動をしている生徒を言い当て、当番の仕事をさせるので、普通に意味を成してないかもしれない。シャーレの仕事もめちゃくちゃ回るので一石二鳥って奴なのかもな!
そして、ユメやシロコ*テラー、ミネはユウキとしばらく関われないので、やるべき仕事なり活動なりしつつ、清く大人しくしていた。
────一方ユウキはと言うと……
──黒服……おめぇがオラを呼び出してくるなんてよォ………なんかあったんか?
「ククッ…………ええ。あなたに依頼を頼みたいのです。」
──ふーん?その依頼ってのは、オラにしか頼めねぇんか?
「ええ………あなたが一番、"適任"だと思いましてね………クックックッ」
──…………内容は?
「───あなたにとって、一番の恨みを持つ"彼女"………ゲマトリアの手で、ここから追い出し、始末したハズなのですが……どうやら、生きていたようです。」
──…………何処にいる?
「───アリウス分校、その廃墟に再び戻ろうとしているようです。………アソコには、もう誰も居ませんが。」
──………そういや、先生がアリウススクワッドを取り込んだせいで、他のアリウスの生徒も、ちょくちょく招き入れてたな。………アリウスの方に、"あのやろう"が居るのか………。
「───クックックッ………私からの依頼は、その者を打破して欲しいのです。…………報酬は………アビドスの借金を減らしましょう。」
──…………アイツらの借金………確か、先生が『"あと5億ぐらいなんだよねぇ………"』とか呟いてたような……?
「ええ。正確には5億4000万です。先生が色々と依頼を頼んで、その分の報酬を渡していたのが良かったのですよ。…………なんなんですかね、あのBOX。」
──ええ....(困惑)とりあえず、復讐を果たせってことか。いいぜ?アイツは、あのクズは、「俺」の手で潰す。………場所は、アリウス分校の跡地だな?今すぐ向かう。………先生には、言わないでおけよ。
そう言うと、黒服の言葉を待たずにユウキは出ていった。その場に残った黒服は
「ククッ、クックックッ………なんという「神秘」………怒りが、復讐が、抑えていたであろう殺意が、漏れ出てしまうほど……それほどまでに、望んでいたことなのですね………ええ、先生にも、誰にもお伝えしません。あなたは、あなたのやりたいように、ヤツを罰して下さい。後のことは、我々がどうにかします。クククッ…クックックッ……」
「それはそれとして、契約書書かせなければ」
そう言い、ユウキを追いかけた。アビドスの借金は2億まで減らせた。
アリウス分校、その外れ
廃墟となり、かつての戦いの傷が今だ残るこの地に、もはや"かつて"の姿すら残さない化け物が、そこに迫っていた。
「アァ…………アァアァ゛ァ゛」
かつての美しき姿はなく、色彩の影響を受けたのかただ憎悪を膨らませ、原型を留めることが出来ない程肉体は液状となり、醜悪な姿となってこの地に足を踏み入れようとする。
否、"足を踏み入れる"と言うより、"侵食する"という方が正しいのかもしれない。
もし、黒服が気が付かなければ、この化け物によって、数多の犠牲がトリニティから発生していただろう。
───だが、その世界線はない。
ドゴォォオン!!
「ヴォァァ!?」
──見るに、耐えないな。
「ア”ァ”………ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」
化け物と成り果てた
ユウキは後ろに飛んで回避し、手のひらを一度合わせた後、己の神秘を手に集中させる。エネルギーの膨張に合わせて、手のひらを離していく。
──…………慈悲ではない。これはテメェの細胞一つ残らず消し飛ばす一撃だ………!
その神秘は、化け物よりもでかく膨らみ、ユウキはそれを前に突き出す。
「ア"ア"ァァァ……ァァアアアアアアア!!!!!!!」
化け物は咆哮し、その口のような場所からエネルギーを放とうと溜め始める。
そのエネルギーは、おそらく────所謂、恐怖と呼ばれる概念のエネルギー
色彩に影響されたことで、その力を扱えるようになったのだろう。
─────だが、既に遅かった。
── この一撃で、消し飛ばしてやる!ミステリオバーストォォオ!!!
神秘を極限まで詰め込んだ神秘弾を、エネルギー波にして敵に向けて放った。
そのエネルギー波は、化け物となったベアトリーチェを跡形もなく消し飛ばす。文字通り、細胞一つ残らずに。
その神秘の量は、ユウキの現状の神秘を全て詰め込んでいる。そのデカさは、"夜"ならばトリニティ全域にバレて居るほどだろう。
そんな一撃を受けたベアトリーチェは、声も出ぬ間に消滅した。
──………やりすぎたな。けど、これで……依頼は完了───してないか。
ベアトリーチェは確かに消滅した。………が、どうやらドロドロとなった肉壁が吹き飛んだだけで、元の肉体はそのまま残っていた。
───それも、もう意味はないが。
「─────」
ベアトリーチェは、もはや意識すらなく、肉壁によって動かされていた木偶だったようだ。
ならば───
──利用される前に、消し飛べ。
ユウキは神秘弾を放ち、ベアトリーチェは抵抗もなく消し飛んだ。
──依頼完了………じゃあなマダム。生まれ変わる前に、いくつもの地獄を味わえ。
そう言い、ユウキはその場を後にした。
ユウキの活躍によって、未曾有の危機に遭遇することなくキヴォトスは救われた。
後始末は黒服によって行われ、証拠も揉み消された。そしてアビドスの借金も減らされた。それはそれとして、ユウキはしばらくゆっくり休んだ。
「ハーッハッハッハ!我々の活動は誰にも止められない!」
「うるさい。沈んで。」
「ワァ………アァ………」
「部長が泣いちゃった…………!」
今日も今日とて、キヴォトスは平和()です。
ゲヘナイベ、復刻………これで万魔殿の皆が揃ったねぇ……(イブキしか居ない雑魚)
みんなは、どんだけ引くのかねぇ?ウチで出せたらいいけど、暫くは出ないだろうから許してくれ。
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