────世界を救う。
なんて、そんなことを考えたことはなかった。
アリウスで育った俺にとって、世界なんてもんを背負う気にはなれなかった。
転生して、転生前とは比べ物にならないほど辛い現実に打ちのめされ、でも生きたいから抗って……そんな、毎日。
そんな人間が、世界を救う?
自分すら救えてない奴が?
アホな事言ってないで、今を生きる為に抗え。
そんな考えで、動いて、気まぐれに人を助けて
そんな、"普通の人間"な俺が、今や────
「───はは。」
現在、死にかけてます。
「───ああ」
血は肉体を巡る。
ところどころ、傷はあるからそこから血は流れているのだが……まぁ、それはいい。
地面にアホほど流れている訳では無いので無問題。多分。
問題は、それでも普通に俺が死にかけているのです。
いやー、まさか最後の最後で色彩に魅入られるとはねぇ……普通の人間には耐えられませんわwww
なにわろてんねん。
いやね、その〜……プレナパテスの最後の攻撃……あるやん?
一応、
ならばと、殆ど無干渉かつ、アリウスで死んだろう思ってたんだけど……
先生がベアトリーチェ"なんか"に負ける気がして、手を貸したら色々あり、なんかここまで来てしまい………
それならと、プレナパテスを助けようと奮闘したら……プレナパテスの攻撃が俺に向けて放たれるわ、それを受け止めてどっか投げようとしたらそれがトリガーになって、色彩に魅入られちゃったんですわw
アホでは??アホです。
そんで、そんなアホに懸命に話しかけてくれる人がいる。
"───キ──ウキ!!返事───し──ユ─キ!!?まだ────生きて──よね!?ユウ───!!"
そう、この世界のシャーレの先生だ。
けれど、声はあまり聞こえない。耳鳴りがひっでぇのなんの。
『センセイを『先生を『ころせ 『ころせ『こわせ『こわせ『シッテムを『けせ『けせ『めのまえの『めのまえの』
『『『『『『その者を、殺せ!!!!!!』』』』』』
それに、頭にガンガン変な声が聞こえてるんだよね。なにこれ。
殺せ?先生を?馬鹿だろ。
殺すわけないじゃーんww
俺、そういうの嫌いなんだよね。
さてと──悲しいが、先生には返事ができそうない。それに、このままじゃ俺が乗っ取られて先生が死ぬ。
プレナパテスを助けることは叶わなかった。
けど、先生のお陰でシロコ*テラーは助けられたようだ。
んで?色彩に魅入られた俺には見える。
どうやら、次は俺を使ってでも世界を終わらせようとしているのだと。
そう言う意思?みたいなのが具現化して───なにあれ?何処ぞのTRPGの舞台にでもなってそうなヤツ。
なんて言うか………スマ〇ラの"ゲ〇ウォ"の最後の切り札見たいな……いや分かりにくいな。
説明が下手なんだが、黒い逆光?みたいな玉から触手がうねうねしてるんだよね。しかも、先生には見えてない。
んで、それはプレナパテスから這い出てきてる。多分、色彩がプレナパテスを"
なにぶん、考察とかは見るだけ見て知ったかする程度だったもんでね、こういうのは慣れてないのさ。
…………さてと。
ならば、道は一つだ。
俺は、全身に力を込める。
足に、腕に、胴体に───朽ち果てそうな肉体を無理にでも動かす。
"ゆ、ユウキ……?動け──「先生」
「─────あとは、頼みます。」
俺はそういい、先生の持つシッテムの箱を見る。そこに居るのはわかってんだぞ
───頼むぞ、
目配せだけをする。
それ以上のことはできないが……後はどうにかしてくれるだろう。
"ユウキ…??何を言って……!?"
相変わらず、頭にガンガン声が聞こえるが、何とか意識を保って先生の言葉を聞く。
そうしてる内に、先生の足元から、光が溢れ出す。
────脱出シーケンスの光だ。きっと、彼女が発動してくれたのだろう。
"アロナ…!?何をして──ユウキ!!待って!!!ユウキ!!!"
そう言う間に、先生は消える。
手を伸ばしながら、涙を浮かべながら。
俺は、その瞬間に先生の目を見て、笑顔で手を振った。
見えてたらいいなぁ……なんて思いつつ、目の前の敵の方をむく。
『なぜ?『なぜ?『なぜ?『なぜ?『なぜ?『なぜ?『なぜ?『なぜ?『なぜ?なぜ?』なぜ?』なぜ?』なぜ?』なぜ?』なぜ?』なぜ?』なぜ?』なぜ?』
頭の中に聞こえるのは、疑問の声。
まるで人外が、人の行動に理解ができないような反応をしている。
「────さてと。」
俺は、ここで死ぬ。
死ぬが……それでいい。
歴史の修正力が動いて居るのか、はたまた俺のせいで肉体が色彩に魅入られてしまったからか。
────目の前にあるあの黒の歪みのようなものが浮かんでいる。
それはきっと、色彩なのだろう。
プレナパテスが持っていた力の大元……なのだろうか?やはりわからん。
そもそも、俺の頭に考察出来るほどの知恵はない。
でも、目の前のそれが、なんだろうが関係ない。
今は、もう関係ない。どうせ、捨てる命だ。
奴はここで、この場所で終わらせないといけない。
だから───!!!!
「───行くぞ、所詮は旧時代の残りカスがァ!!死ぬ気でかかって来やがれ!!!」
今からやるのは、ただの八つ当たり。
世界を救うとか、そういうのは置いておいて───
「────覚悟しやがれ、無名の司祭共!!この世界が!!この場所が昔になんだったのかなんて関係ねぇ!!今の
───だから、行くぞ色彩
この青春を掛けた、最後の聖戦を始めよう
落ちる箱舟が、空より飛来する。
それはまるで、流星のごとく降り注ぐ流星のようなものだった。
先生と生徒たちは、その軌道を眺めた。
そして、その中で一番煌びやかに輝く流星は───程なくして、朝日の中に消えていく。
それから、程なくして。
「───────よお、自販機。自己証明をするのも良いが、少しは楽に生きてもいいと思うぞ?」
『…………貴様は、楽に生きすぎなのではないか?』
「はっはっはっ!ある意味、3度目だからな!そらそうもなるよ。………そんじゃあな、また飲みに来るよ。」
『うむ、いつでも来るといい。……ああ、そうだ。この際、私の名前を決めてはくれぬか?』
「あ?名前?………デカグラマトンでいいんじゃないか?」
『では、これからはそう名乗ろう。……さて、私はこれから肉体を何とかして得て見ようと思うが、君はどうする?』
「お前……ええ?………うん。何言ってるか全然わかんねぇが、まぁいいか。うーんと、そうだなぁ………」
「とりあえず、前世で嫌いだった敵キャラぶん殴ろうかな!」
1人、生き延びた青年は再び青春を駆ける。
今までよりも胸を張って、これからを気楽に自由に、渡り歩く。
その過程で色々と面倒な目に会うが、それはまた別のお話。
IFルート:永遠に眠れ!フォーエバー!!
獲得トロフィー:とりあえず、1回監禁するね♪
よぉ、久しぶり……
多分2ヶ月ぐらいは経ったであろう作者さんですよ。
今回は読んでいただきありがとうございます!
これからも緩ーくやってくのでよろしくです。
さて、このIFルート…実は前日譚なんすわ。
この後、
まず、鋼鉄大陸。これがただの肉体製造場所になります。イェンドもまさかこうなるとは思うまい。
んで、デカグラは自分の肉体を手に入れたので、マルクト4姉妹と預言者にも肉体を与えて、好きにさせます。なお、キヴォトスへの侵略等はさせないように誘導はします。
その後、なんやかんやありまして…預言者達は今までの身体と人としての肉体を使い分けてミレニアムに入り浸り、マルクト4姉妹はキヴォトスを巡る旅を始めます。
デカグラ?生徒達と先生と共にユウキくん監禁RTA始めたよ?
理由?
この世界線の発生条件が「ユウキくんがユメ先輩を時を越えずに助ける」+「デカグラマトンと本編前に遭遇する」+「キヴォトスを巡り、クソボケ属性を1回でも発揮する」とかいう条件だからですかねぇ……?