タイトル通りです。楽しんでくれたら嬉しいぞ!
──うーん………
"ユウキ?どうしたの?"
──…………先生、オラ思うんですよ。この後黒服が変なことしそうだなって。
"奇遇だねユウキ。私もそう思うよ。"
現在シャーレにいる先生とユウキの2人は、(黒服がなんかしそうだなぁー)とか思いながら手にある紙束を捌いていく。もはや慣れた作業ではあるが、その量は相変わらずおかしいの一言尽きるだろう。
「クックックッ……手厳しいですね……。」
──うわ出た。
"しかもちゃんもやらかしそうな薬品持ち込んで来てる。しかも複数。"
「ククッ………こういう時は選ばせた方が面白…ゲフンゲフン、研究の成果も出せると思いまして。」
──いま"面白そう"とか言いかけたよな??
"黒服…………言っておくけど、例え貴方がユウキの師匠でも、手を出させる訳には行かないからね?"
「クックックッ……私としては、そろそろ孫の1人や2人や3人ぐらい見たいのですが……?」
──ちょっと何言ってるかわかんない。
「「なんでわかんないの(ですか)!?」」
突然、複数の薬品を持ち込みながら現れた黒服は爆弾発言をかますが、ユウキにはあまり効果がないようだ。さすがユウキ!もはや恋愛とか興味無いとしか思えない!!
「というかユウキ貴方!なぜ蒼森ミネや小鳥遊ホシノに迫られているのに逃げるのですか!?据え膳食わぬは男の恥ですよ!!」
──馬鹿だなぁ………黒服くんは…………目の付け所が馬鹿だ。
「何っ!?」
──いいかい?そもそもの話をしよう。
──稼ぎもない、なんなら(ほぼ)学歴すらない男が、嫁を貰える程の価値と(諸々のお金の)生産量とさそがあると思うかい?
((切実すぎる………!!!))
うーん、これは立派に成長してよく現実を見ている青年の鏡。
"黒服。君の育てた子は立派な現実主義者になってたよ。"
「クックックッ………真っ当に育ってくれて親としては嬉しいですね。1人の大人としては、達観し過ぎていて少しドン引きますが。」
──そもそもキヴォトスが色々やばすぎるのが行けないと思います。
「「それはそう」」
男が3人、(何故か)息が合う。しかも1人は色々と問題すらある実験をしやがるヤベー奴。
けれども、そもそもキヴォトスが普通にやばい所なのは皆思うようだ。
そら(銃撃戦が日常の世界とか)そう(普通にやばい所認定されても仕方ない)よ。
──んで?その手に持ってる薬品は一体なんだ?
「クックックッ……左から、"スライムになる薬"、"オオカミになる薬"、"龍の羽とシッポが生える薬"です。ククッ、どうです?飲みますか?」
「「飲む。」」(迫真)
即答だった。
2人が手に取ろうとしたのは、"龍の羽とシッポが生える薬"。そう、2人の思考は同じだった。
──…………まぁ
"そうなるよね………"
こうなった2人は、誰にも止めることはできない。故に───
「「叩いてかぶってジャンケンポン!!!」」
平和に"叩いてかぶってジャンケンポン"で決めることになった。
なお、あいこが50を超える程度には思考が同じであり、それを超えて叩こうにも、既に防がれていることが多いという………なんというか、濁さず言うなら"クソ熱い泥仕合"になっていた()
その後、先生が何とか勝利したことで幕を閉じたこの戦いは、シャーレ史上もっともどうでもいいが白熱した戦いであった。
──ち、ちくしょお……
"私の勝ちだ…!!"
「……では、先生?これを。」
"ありがとう黒服。それじゃあいただきます!"
先生は薬品を思いっきり飲み干した。すると、先生の体が爆発した。
──ファッ!?
「……クックックッ……成功ですね。」
──え!?
部屋中に煙が蔓延したが、換気をしたことで煙が晴れる。すると、変化した先生が現れた。
"お、おお……おおお!!!す、すごい!!羽だー!!しっぽだーー!!あ、スッゴイ。力が湧いてくるし、羽を動かせば飛べるやコレ!!"
──………なぁ黒服。先生に生えてる羽……翼だな????
「クックックッ………どうやら、先生の体と相性が良かったみたいです。本来なら小さい羽が生える程度だったのですが……」
"そうなの??ということは……これでユウキと張り合えるかもしれない……!"
──…………先生。借り物の翼で戦えるとでも?あまり、オラを舐めてもらっちゃあ行けねぇぜ?
"たとえ借り物でも、可能性があるなら手を伸ばすよ、私は。"
──いいぜ?なら……始めようか!!
ユウキがそう叫び、いつものように構える。先生も構える。
すると、突然窓が割れて誰かがユウキと先生の間に現れた。
「───そこまでだ、2人とも。」
「「ネル!?」」
「2人とも、大人しくしてろよ?下手に動けば………ユウキはお前ん家に同居してるやつに今回のことを話すし、先生は連邦生徒会長代理とウチのセミナー会計に話す。」
「「すんませんしたァ!!!」」
どれほど強かろうと、身近の弱点には誰も勝てないのだ。男は黙って女の尻に敷かれるのである。どうやら、ネルは盗聴してたコタマによってユウカに報告。そのままネルに連絡が行き、ここまで来たそうだ。
その後、先生は先生でユウカに怒られ、気晴らしに空を飛んで遊びだし、ユウキはユウキでもうひとつの薬品を飲んだ。
──………スライムーです。
「………なぁ、黒いの。これ元に戻るのか?」
「一時間もすれば。そういえば、先生もそろそろああなって一時間経ちますね。」
"ふぃ〜……楽しかった!"
そう言った先生はボフン!という音ともに元に戻った。ユウキはスライムユウキとなり、黒服に攻撃している。
「いた、いたたたたたたたた!?何サラッと攻撃してくるのです!?」
──あーーたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!
「ちょ!?いたたた!?もう少し加減を!?いたたたい!?」
──無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!
「なぜ突然そうなるのです!?ちょ、スライム強い!?」
"スライムが強いのはそうでしょ?"
「………まぁ、見た目で想像できるのは"物理無効"とかそんくらいだけどよ……それだけで強いのか?」
ネルが斬撃とかで死にそうだな…みたいな顔をしながらそう言う。先生はチッチッチと、指を振りながら顔を横にふる。
"甘い、練乳をいちごパフェにかけていちごミルクと共に食すぐらい甘い。スライムはね?下手すると相手を窒息させることが出来る。さらに、ユウキクラスなら弾丸なんてなんのその、小さな隙間に入り込んで逃げることも出来る…!それに、ジェル状の体になっても、ああして黒服をボッコボコにできるんだから、ユウキクラスの戦闘IQがあるならあれぐらいするよ?"(早口)
「…………すまん、なんて言ってるか分かんねぇわ。」
"なんで分かんないのさ!?"
早口過ぎるからです。
その後、ユウキは元の肉体に戻るまで色々遊んだ。
途中、コハルに「エッチなのはダメ!粛清!!」と言われながら追いかけられ、そこに他の補習授業部のメンバーと正義実現委員会もやってきて追いかけられた。
──オラのそばに来んじゃねぇ!!
「うるさい!そんな姿になるなんて……エッな事するつもりだったんでしょう!?」
──スライムにそんな煩悩が湧くかぁ!!
その後、元に戻るまでシャーレに立て篭ったのは言うまでもない。
コハルは絶対に追いかけてくる(確信)
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