人には、必ずと言っていいほど"何かを止めなければならない"時がある。
全力で防がねばならない時、人はどうやって止めるだろうか?
例えば、それが落ちてくるものなら多少の怪我はあるかもしれないが支える役割を担えば何とかなるかもしれない。
例えば、人であっても「止める人」が屈強であるなら2人か3人ぐらいを止めることはできるだろう。
────なんで、いきなりそんなこと言うのかって?それはね?
──入浴中に入ってこようとするなあああァァァァァァァァ!!!!!
「このドアを開けてよユウキー!!」
アビドスデカチチアホノコセンパイが俺の入浴中に「タオルを巻かずに」入ってこようとするからである。(迫真)
──はぁ〜……なぁ、ホシノ。お前の先輩をどうにかしてくれ。
「あはは、無理。ユメ先輩を全力で止めに行っても押し切られる。」
──え、なに?ユメのやつお前より強いの??
「戦闘力なら余裕でおじさんだけど、あの胸部装甲だとおじさんじゃ負け戦もいい所だよ?」
──ええ....…(困惑)いつの間にキヴォトスは胸のデカさで競うようになったんだ………??
「"胸部装甲"だよユウキ。あのふたつのデカメロンに押しつぶされるんだ。勝てると思う?」
──……………………………………おう。
「何その間。」
ユウキは想像した。自分がユメの胸に沈む想像を。
………特に何も思わなかった。なんならそのまま抱きしめて部屋に連れて行って抱き枕にするぐらいはする。
ユウキにとってユメのあのどデカいものはその程度の認識でしかなかった。お前さぁ………。
「……………まぁ、ユウキにとっては普通のことになりつつあるだろうけど、ユメ先輩がタオルも巻かずにお風呂に来るのをやめて欲しいんだよね?」
──ああ。
「本人に直接伝えたの?」
──伝えたが??なんなら伝えたその日は来なかったが??
「次の日は?」
──俺が入って数秒したら突撃してきた。油断してたから侵入されてそのまま………
「……………つまり、ユメ先輩と混浴は済ませたんだ。」
──超絶不可抗力なんだよなぁ………何より、その時頭洗ってたから入ってきたあとは大人しかったし。
「……………見たの?」
──目は全力で瞑ってました。
「…………据え膳。タラシ。クソボケ。さっさと私たちを嫁に貰ってよ。」
──重婚が許されてないので無理では??
もはやこの家では女性陣全員がユウキに向かって「嫁に貰え。」「さっさと嫁がせろ。」「はよ結婚させろ。」「据え膳だぞ。」と散々言われて居るのだ。
この短編集がラブコメならいつの間にか結婚してるし、いつの間にか学生で子供産ませてる。
だが!!この短編集ではそんなことはあまり起こらないし!!そもそも作者が書けないのできっとないだろう!!!
「…………重婚が認められたら?」
──オラが卒業したら嫁に貰う。
「……………ノノミちゃんに連絡入れようかな」
──いきなり金持ちを呼び出すのはやめよう??
どうやらホシノも、そろそろ我慢の限界なのだろう。そもそも、この家ではそういう行為は割と「スルー対象」なのである。3大欲求の1つだからね、仕方ないね。
ユウキ?性欲が他の欲に都合よく変換されるから人の倍は眠たいし人の倍は食べるよ。欲的には。
けど、食べすぎると歯止めが聞かないし幼少期の頃からかなり少食()だったのでそこら辺は普通の人と変わらない。
めちゃくちゃ端折って言うが、「幼少期の食生活がカスなおかげで今のユウキの食事量が減っている」のだ。
黒服は面倒見なかったのかって?
「ククッ──クックックッ────研究に金使いすぎて自分とユウキのご飯は普通に少なかったのです。若気の至りというものですね。」
どうしようもない。と言っても、ちゃんと面倒を見ていた時もあるので時期的な面で見たらトントンなのかもしれない。
それはともかくとして
──とりあえず、ユメと混浴するよりマシな解決方法ない?
「おじさん達をお嫁さんにする以外で?」
──そうだよ。(肯定)
「…………ユメ先輩を止める方法………ユウキの脱ぎたての服を嗅がせるとか?」
──お前ら勝手に吸ってるだろうが。
「……バレてた………なら、いっその事ユメ先輩をグチョグチョにしてから入れば??」
──社会的に死ぬので嫌です。
「…………最終手段の"正妻の鉄拳"を使うしかないんじゃない?」
── "
「嘘だよね??さすがにそれは嘘だよね??」
──雷帝はガチで飛んだぞ。他の生徒は居なかったけど。
〖悲報〗まさかの雷帝吹っ飛び事件が勃発していた模様〖何やってんだお前ェ!!〗
「ゲヘナの旧支配者的存在に何してるのさ!?………ホントに飛んだの??」
──飛んだ。お星様になった後数分で帰ってきてミネのことを気に入ってた。それはそうとオラに喧嘩ふっかけてきた。
「…………一応聞くけど、何したの??」
──潜在能力フル解放+界王拳20倍で顎に一撃入れて脳揺らした。脳震盪起こして泡吹いて倒れたよ?
「何やってるのさぁぁぁ!?」
襲ってきた所を反射的に全力カウンターしたそうです。(迫真)
やり過ぎなんだよなぁ……。
その後の雷帝?マコトが焦りまくりながらやってきて引き取ってくれた。ちなみに、雑に『外』の世界に返しておいたそうです。
「…………ユメ先輩にぶつけたらどうなるんだろうね。」
──案外、執念で拮抗しそうな気もする。
「……………試す?」
──…………やってみるか!
こうして、二人でミネに頼みこんだ。
めちゃくちゃ軽くOKを貰えた二人はその日に実行した。
ユウキが入浴しに行き………遅れてユメがユウキの後からお風呂に入ろうとする。その瞬間、ユメの意識は刈り取れた。
「………よしっ!」
ユメは気絶し、気絶させたミネがそのままユメの部屋まで連行して行った。ホシノは小さくガッツポーズをした。
こうして、ユメがユウキの入浴中に突撃することはなくなった。ミネが圧をかけて迫ってくるのでユメは怖気付いてやらなくなったのだ。
ユウキの入浴は、とても平和になったのであった。
ユウキくんは鋼の意思を持っています。そして性欲がやはり死んでいます。復活させる方法?そらお前本能に呼びかけるしかないやろ。
つまり、寝ているところにピーーしに行ってピーーしてピーーしたらいいんやで。5人で。なお、それをしようがユウキくんが全員を抱き枕にするので成功する確率が低い模様。
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