けど、世話は大変だと思うし命は気軽に背負いたくないので買わないです。買う金もないです。
………いつか、猫カフェに通うぐらいはしたいなぁ……。
『にゃ〜ん!』
『にゃ〜ん』
"うへへ……可愛い可愛いね"
──かぁ!(先生の様子が)気持ちわりぃ!やだおめぇ!
"(-_-#) ピクッ………アロプラの事か……?アロニャとプラにゃの事かあーーー!!!!"
──うわぁ!?
やぁ、猫の日だからと猫耳を付けたアロプラを見てキモイ顔をしていた先生に向けて言ったら勘違いした先生がブチ切れた明楽ユウキだぁ!
"ユウキぃー!!なぜこのふたりが気持ち悪いんだ!!こんなに可愛い子達なのに!!もふもふで、ふわふわで!!"
──何言ってんだ!?先生の顔が気持ちわりぃんだよ!!
"あ、私?なら仕方ないね!2人の可愛さにメロメロな私が変な顔になるのは知ってる事でしょ?"
現に何回も見たじゃん。と言いたげな先生に呆れつつ、誤解が解けたので心の中でほっと胸を撫で下ろす。
………猫の日、か。そういや……
──先生。今日の当番はどうするつもりなんだ?
"何言ってるのさ、そんなの決まってるよ!セリカとマリーとキキョウとカズサと、カヨコ!来るのはこの5人だよ!"
──…………( ˙꒳˙ )oh......
ユウキは悟った。キキョウさんとカズサさんが喧嘩して、カヨコさんが暴走すると。
ユウキは逃げ出した。そんな現場には居たくないからだ。
当たり前だ。あんな加湿器2人に猫ぐるいの便利屋がいる所なんて居たくないだろう。しかし、今日に限ってユウキは運がなかった。
「───おはよ、ユウキ!」ガシッ!
──セ、セリカ!?
なんと、窓から逃げようとしたユウキを丁度部屋に入ってきたセリカが見事受け止めたのだ!
──HA☆NA☆SE!!まだオラは死にたくない!!
「死ぬ訳ないでしょ!?いいから、早く、観念しなさい!!」
──なんでや!?観念する必要ないやろ!?
「いいからー!!」
セリカとユウキがやいのやいのしている最中、マリー達もシャーレにやってきて居た。
先生?
アロプラにゃんこタイムを終えてちゃんといつも通りの先生に戻ったよ。
"や、みんな。今日はよろしくね!"
「は、はい!お役に立てるよう頑張ります!」
「ええ、任せておいて。」
「うん、よろしく。これ差し入れ。おやつの時間になったらみんなで食べる用で買ってきたよ。」
"わ、ありがとうカズサ!………カヨコ?なんでセリカの方にいるの?"
そう言う先生の目線の先には……
全力で窓から逃げようとしているユウキと、逃がさないように必死に捕まえているセリカと、セリカを手伝っているカヨコがいた。
──HA☆NA☆SE!!
「いやよー!!アンタも仕事を手伝いなさい!!」
「なに、逃げようと…してるの!?ユウキも、今日は当番、でしょ!?」
──煩いわ!!俺の仕事はもう終わってんだよ!!残念だったなぁ!!!
「「はぁ!?」」
"うーん、優秀。流石ユウキだよ。"
「「「ええ....(困惑)」」」
困惑するにゃんこ3人に納得1人、逃走妨害中2人に逃走者1人とか言うカオスな状況になっているが、仕方ないね。
その後、残ったにゃんこズと先生も加わって何とか逃走阻止に成功したが、ユウキは涙を流しながら倒れていた。
──うぅ……なんで、なんで逃がしてくれないんだよォ……(´;ω;`)
「はぁ……はぁ…………なんで、逃げようとしてるのよ……」
──三徹目だからだが??(風呂入浴済み)
「………寝かせますね……。」
「うん。お願い。」
マリーの仕事が書類仕事からユウキの安眠係になったが、とりかく業務が始まった。
しかし、数分後……
「「………」」ゴゴゴゴゴゴ
「………はぁ………なんで喧嘩してるの?」
シャーレの近くで暴れた不良生徒を粉砕してきたカヨコは、部屋に入った途端険悪なカズサとキキョウを前に、原因が何かを先生に質問した。
先生は苦笑いしながら答えた。
"あはは……私のコーヒーを入れようとして、喧嘩に……"
「どっちか美味しく入れられるかで喧嘩始めちゃって……そこから先生へのマーキング対決になった。」
「………流石に、止めないとね。」
"ユウキが起きちゃうからね。………起きたユウキは怖いから。"
「「?」」
2人は?を浮かべつつ、先生は2人を止めるべく話しかけた。
「だいたい……少し早く知り合っただけで彼女ズラしないでくれないかしら?貴方のものではないでしょう?」
「それを言うならアンタもでしょ!?ベタベタベタベタ先生に引っ付いて!シッポまで先生の腕に巻き付けて…先生にはいい迷惑よ!」
"2人とも。そこまでだよ!"
「「!?」」
"それ以上騒ぐなら、帰ってもらうよ!"
「「え!?」」
「ま、仕方ないわよね〜。あそこでスヤスヤ気持ちよさそうに寝てる人が居るってのに。」
「うん………ユウキの寝起きは凄いらしいから起こさない方がいい。」
「………ふん。たかが寝起きでしょう?確かに、"明楽ユウキは強い"と噂は常々聞いているわ。けれど、流れてくる噂はどれも信憑性がないわ。」
何よ、不良生徒群を一人で蹴散らしたとか、死んでも生き返ったとか、恋人が複数人いるとか……と、めちゃくちゃ不機嫌そうにいうキキョウに対して、他全員が(殆ど間違ってないんだよなぁ……)とおもっていた。
しかしそんな態度のキキョウに対して、カズサは反省したように大人しくなった。
「……流石に、それはマズイよね……ごめん先生。大人しくしてるよ。」
「………へぇ?あんな寝てるだけの生徒に怯えているの?そんなんで私に対してあんな横暴な言い方できるもんなんだね?」
「…………はぁ、言っておくけど。彼が居なければ今頃銃を向けてたよ?……私は、アイツの強さを少し知ってる。だからこれ以上騒がしくしたくない。それだけ。」
「…………そう。なら、私の行動にいちいち目くじら立てないで貰うわよ?」
「………コイツ……!!」
キキョウは勝ち誇ったように先生に甘える。その様子にカズサは歯ぎしりを起こすが、掴みかかったりはしなかった。
その場の空気に、セリカ達は各々が戦々恐々していた。主に、ユウキが起きないかどうかだが……。
"………キキョウ。あまりカズサ達を煽らないの。あと、ユウキの噂がどんなものなのか詳しくは知らないけど……起きてる時にでもユウキに挑んでみたらいいよ。噂が本当か、知りたいでしょ?"
「!……ええ。そうさせてもらうわ。」
"それはそれとして、お説教はしないといけないから。「え?」カヨコ、キキョウを少しの間好きにしていいよ。「へ?」そうだね……20分ぐらいまでなら許可するよ!"
「え??え???」
困惑するキキョウに、ぬるりと後ろに回っていたカヨコがキキョウの肩をガッシリと掴んだ。
「………行こっか?♡」
「ヒィ…!?」
そのままキキョウは仮眠室に連れてかれた。先生達は合掌し、程なくして作業に戻った。
中で何があったかは分からないが、少なくてもキキョウがカヨコに逆らうことが無くなったのは言うまでもないだろう。
そして、お昼時………
「……あら?起きましたか?」
──………まりぃ?……あ、あの後寝たんだったか?……マリーさんの膝枕!?
「あっ………」
ガバッ!と飛び起きて、すぐさまマリーから離れるユウキ。
清楚オブ清楚のマリーの膝枕の破壊力はかなりのものであったようだ。
ユウキはマリーさんにお礼を言い、先生の方を向いた。すると丁度先生もユウキの方を向いた。
"あ、起きた?ユウキ。"
──おう!……んで、カヨコがめちゃくちゃ満足そうにしてっけど、どうしたんだ?
"………なんでだと思う?"
──………誰かを愛でた?
"正解。"
──……満足した?
「めちゃくちゃ。」
──そいつは良かった(?)
ユウキが先生とカヨコとの楽しい話し合いをしている。その様子は実に平和である。
すると、そそくさとマリーが先生に近づく。
「せ、先生!ユウキさんも起きたことですし、私も書類仕事をお手伝いしたいです!」
"あ、そうだね。それじゃあこれお願いね。分からなければ私かユウキに聞いてね!"
「はい!」
マリーも仕事を始め、本当にやることがなさそうな雰囲気であることを感じたユウキは、ふと先生の横を見た。
先生の腕にシッポを絡め、頭を先生の肩に乗せながら作業をする桐生キキョウが居た。
が、そろそろお昼時でありお腹がすいてきたユウキはそそくさと調理室に向かった。
「…………何も、言ってこないのね。」
「はぁ……言うわけないでしょ?アイツ、他人の恋路とか興味無いわよ。」
"思春期ではあるけれど、そもそも他人に対してそこまで興味はないんだろうね。"
そう言う先生は、"けれど"と続けだ。
"キキョウが思うほど、ユウキは甘くもなければ容赦もないよ。戦いになれば相手が誰であろうとボッコボコにするし。"
「………先生、前にカードゲームで10連敗したことまだ根に持ってるの?」
"仕方ないじゃん!!あんなに負けるとは思わなかったんだよ!?"
「……ええ....(困惑)」
セリカの言葉に、未だに怒りを募らせる先生。ユウキが使う連ドラデッキにコテンパンにされた事を、未だに怒っているようだ。
その様子に、カヨコが困惑していた。
ほか三人はその話に着いていけずに居た。
「「「………かーど、げーむ?」」」
「………へ?うん。カードゲーム。」
"強いんだよねぇ……セリカ、今度やろ?"
「うん!……っと、あえて言っておくけど。アイツは私より数段強いわよ。カードゲームでも、純粋な実力でも。」
「っ!」
キキョウは、セリカの実力は知らない。けれども、その確信めいた言葉に少しだけ震えた。
その後は、ユウキが作ったお昼を食べて、疲れたセリカをユウキがマッサージで癒しつつほのぼのと過ごした。カズサの持ってきたスイーツは美味しかったようです。
そして、夕方……
「…………さぁ、始めましょう?」
──………おう。
"ユウキー!やり過ぎないでねー!後で始末書書かされるよー!"
──はーい!!
ユウキとキキョウが向かい合いながらシャーレ前に立っていた。
そう、キキョウがユウキに戦いを挑んだのだ。と言っても、別に難癖をつけて挑んだ訳では無い。実力を確かめる意味があった。
なお、セリカとカヨコもマリーはキキョウに対して、やめておいた方がいいと止めに入り、カズサは止めに入らず静観していた。
しかし、3人の静止を振り切りキキョウはユウキに勝負を挑んだのだ。
結局、ユウキは安請け合いをして今に至る。先生含む5人はシャーレの中に居る。
キキョウが己の愛銃を構える。
ユウキがニヤつきながらいつもの構えをとる。
"それじゃあ……始め!"
シャーレの中にいる先生から開始の合図が響いた瞬間、その勝負に決着が着いた。
──シッ!!
「───っぐ──ぁっ──………」
ユウキが開始の合図とともにキキョウが反応すらできないスピードで近づき、ラリアットをしかけたのだ。
防御すら出来ずにそのラリアットを受けたキキョウは、投げ飛ばされ───落ちた先で軽く気絶した。
「…………」(⑉•̆ ·̭ •⑉)ムッスーꐦ
──……………なぁマリーさん。これってオラが悪いんか?
「………そ、そんな事は…ないと思います、よ?」
マリーはタジタジに答えつつも、ユウキが悪い訳では無いと言った。
その答えにセリカとカヨコは頷く。
カズサは内心ざまー見ろと思いつつ、キキョウに近づいた。
「………わかった?あの"名誉部員"様には逆らわない方がいいの。と言うか、あの人別に先生を独り占めにしてないからね?私たちより圧倒的に時間があって、だいたいいつもシャーレに居て先生を手伝ってるだけ。」
「………もしかして、まだ何処の学園にも?」
「そ。………まぁ、今の状況があの人的には楽なんだと思うよ?しがらみもないし。色んな人達を助けることができるし。………だから、先生にあの人の匂いがついてても、みんな気にしないの。」
「…………そう。なら、私もそうするわ。」
そう、今回キキョウがイライラしていたのは"先生に明楽ユウキの匂いが濃く着いていたから"である。
要は、自分のモノに手を出されたと勘違いしたのだ。そこにカズサも居たため煽り合いになったりしたのだ。
しかし、それも杞憂に終わったのでキキョウは大人しくなった。
その後………
──………まさか、セリカに"頭撫でろ"と言われる日が来るなんてなぁ……。
「いいでしょ?いっつもシロコ先輩たちは撫でてるのに私は撫でてこないし。」
──あはは……許せ。
「許す。」
(だってみんなの前で撫でたら引っかかれそうじゃん!)とは言えなかったユウキ。
あと、何故がセリカの後ろにはマリーが並んでいたので、セリカを隣に座らせてマリーさんも撫でた。
──………フワッフワッだ。(ピキーッン!)
「わ、私も撫でる!!」
「あっあっ……ふあぁ…!!」
マリーはユウキとセリカのなでなでの前に沈んだ。
先生?カズサとキキョウを撫で回してるよ?
"猫の日最高!!猫の日最高!!あ〜……仕事終わりに2人を撫でれて嬉しいよ〜"
「「……///」」
終始恥ずかしそうにしていたが、とても満足そうであった。
オマケ
ユウキ宅にて……
猫耳尻尾装着ミネ「………にゃ、にゃ〜///」
猫耳尻尾装着ユメ「………えへへ///」
猫耳尻尾装着ホシノ「うにゃ〜……うへへ///」
尻尾装着クロコ「……にゃあ///」
─────。(ビターン!!)
『ちょ!?しっかり!?しっかりしてくださいマスター!?』
ユウキは、帰った瞬間に訪れた尊さに倒れた。
その後、キサキ、ネル、アズサ、ウタハの猫耳尻尾装着姿を見てまた倒れた。
──尊みの………飛び出し注意だぜ………やんごとなし……。
※尻尾をどうつけてるかはご想像にお任せします。
最初考えたのはウタハの発明によってユウキくんが猫になったちゃうお話でした。………多分こっちの方がもっとまとめやすかったやろなぁ……。
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