特に理由のない幸せが男子生徒を襲う   作:ガチャ石は貯めない

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ちょっとだけ、シリアスっぽいの書きたくなったから書いたよ。シリアスっぽいといいなぁ──。

あ、ギャグがないとは言ってないぜ!


男子生徒とカイザーの策略

「ハーハッハッハッハー!!さぁ掘れ!!ここを!!我々の夢に向かっぐぁぁぁぁぁぁっ!!??!?」

 

「うるさい。」

 

──わぁ………

 

やぁ、明楽ユウキだ。

今はゲヘナに居るよ!

 

なんでかって??

最近はシャーレの依頼が立て込んでて、他の学園にすら顔を出せなかったんだよね〜

けど、やっっっっっと暇ができたので、ゲヘナに居るだろうヒナさんと修行でもしようかと思って来たんだけど………

 

 

「逃げるんだぁ………勝てるわけがないよ……」

「やめてください!温泉がー!!温泉そのものがー!!」

「温泉を守らなければ…!!」

「どぉしてだよぉぉお!!!なぁんでここに居るんだよォァ!!」

「ヒナリーに勝てるわけないだろ!!いい加減にしろ!!」

「殺される………みんな殺される……!!奴は伝説の超風紀委員長なんだ……!!」

「いやぁーー!!助けてくださりまちー!!」

「なんだこの異常なまでの数値は…!?今までのどのデータよりも高い……!!?」

「んな事言ってる場合かよ!?」

「でも!今まで集めたデータのどの数値よりも今日の風紀委員長の身体能力の数値の方が高いよ!?なにか珍しいことでもあった可能性が!」

 

 

「うるさい、消えて。」

 

 

『アバーーーッ!!』

 

 

可哀想な温泉開発部たち………おめぇらが温泉を無闇に掘りまくるせいだが……。

 

 

「………あら?ユウキ。」

 

──よ、よぉ………オラも手伝おうか?

 

「………そう?なら、お願いできるかしら。最近、温泉開発部みたいに他人に迷惑をかけている部活が何者かから支援されているそうなの。」

 

──………そんなこと、オラに話してもいいんか?

 

「大丈夫よ。あなたは信頼しているし、ユウキが裏切ることは無いと思うから。」

 

──………わかった。じゃあ、オラは何をしたらいいんだ?

 

「あなたには、裏から彼女たちを支援しているもの達を叩きのめして欲しいの。完膚なきまでに、ね。」

 

──わ、わかったぞ………。アコとかにも連絡した方がいいか?

 

「少し、待ってちょうだい…………アコ?私よ。ユウキが居たから協力を要請したわ。何かあればユウキも頼るようにしてくれるかしら?………わかったわ。」

 

──どうだ?

 

「問題ないそうよ。それじゃあ……はい、風紀委員会で使っている連絡用の通信機よ。」

 

──サンキュー!………ヒナ!後で一緒に修行しような〜!

 

「……!ええ…!気をつけてね!」

 

 

こうして、ユウキはヒナと離れて行動を開始した。

貰った通信機からアコから通信がくる。

 

 

『ユウキさん。聞こえますか?』

 

──おう!聞こえっぞ!

 

『……ふむ、では作戦を伝えます。ユウキさんには今から"ブラックマーケット"に向かってもらいます。どうやら、我々の学園の部活に支援しているもの達の元締はブラックマーケットを拠点にしているようなのです。』

 

──………流石に、おめぇ達が行ったら色々面倒な事になりそうだしな。分かったぞ!

 

『………貴方もそうですよ。ユウキさん。もし危険な目に遭いそうなら撤退してください。いいですね?』

 

──……お、おう。

 

 

 

 

 

 

 

ブラックマーケットに到着したユウキ。とりあえず、アコの指示に従って行動することにした。

 

『今の現在地から……200メートル先を右に、その後134メートルを左です。』

 

──りょ

 

 

ユウキは指示通りにすするでいく。

 

 

『300メートルを右に。その後まっすぐ500メートル。そこを左。』

 

『たい焼き屋が見えましたね?そこをまっすぐ進んでください。たい焼きは後で買うように。』

 

『銀行が見えましたか?見えましたか。では、そのまま進んでください。その先240メートル地点で左に。』

 

 

ユウキはアコの指示通りに進んでいく。途中、それっぽい連中が居たのだが、アコに報告したら無視するように言われた。

 

 

『下手に追いかければ意味の無い場所に誘い込まれる可能性もあります。めちゃくちゃなルートを進んでいるのは安全なルートを進んでいる為です。ご了承下さいね?』

 

──はい………。

 

 

 

こうして、ユウキは特に被害もなく、尾行もされずに敵の本拠地に到着した。

ブラックマーケットにしてはこじんまりしていて、かなり隠密性に長けた外装をしていた。

そこから見えるのは、中に数人居ることぐらいである。

 

 

──……アコ、とりあえずこっからは無線は付けとく。声を出すなよ?

 

『………了解です。こちらからの声を通さないようにしておきます。』

 

 

ユウキは極めて慎重に、気配を最大限殺して中に侵入する。人の気配が感じるところまで進んでいくと、少しづつ話し声が聞こえてきた。

 

 

話し声が聞こえる所まで近づくと、体制を低くし、見つからないように壁際に待機した。

 

 

「………お前たち。『計画』は順調か?」

 

「ああ、何も問題はない。この"装置"もそろそろ起動するのか?」

 

「いや、まただ。この"装置"は最後の切り札として使う。………シャーレの先生にはバレていないな?」

 

「当たり前だ!アイツらにバレたらどうなるか……あぁ…震えが止まらねぇ……!!」

 

「………まぁいいさ。それも、この『計画』が成功すれば無くなるだろうからな。」

 

 

 

──(計画……?先生にバレたくないのは分かるが……ターゲットはシャーレなのか?)

 

 

 

「おい!そろそろ仕事を始めるぞ!!」

 

「「お、おう!」」

 

 

 

…………どうやら敵は部屋から移動したようだ。ユウキは部屋の中をゆっくり覗くと……もぬけの殻であった。

 

ユウキはそそくさとその家から離れ、もの陰に隠れてアコに連絡を取った。

 

 

『………先生が狙われている可能性がある、と。了解です。………ユウキさん。敵の気配は探せますか?』

 

──ああ、探せる。…………感覚的には、カイザーの兵士に近いな。ブラックマーケットを守ってるやつも混じってるみたいだし。

 

『マーケットガードですか………かなり、マズいかも知れますね。ユウキさん、貴方を危険な目に合わせる訳には行きません。一度撤退を』

 

──いや、大丈夫だ。…………裏技を使って黒幕を暴く。

 

『………裏、技?何を…!』

 

──アコ、悪いけど一旦切るぞ。

 

 

そう言い、即通信を切ったユウキ。そして、向かうはかつての親の元である。

 

 

 

──………黒服。力貸してくれ。

 

「クックックッ………ええ。先生を狙う不届き者が居るのですね?」

 

──知ってたか。なら話は早い。

 

「ええ……何せ、私の元にも訪れましたから。」

 

──…………その言葉で、黒幕がほぼ割り出せたよ。

 

「クックックッ……そうでしょうね。」

 

──敵の狙いは?

 

「先生への復讐………いえ、"シャーレ"への逆恨みですね。貴方のおかげで色々と計画が破綻したのですから……。」

 

 

そう、今回の敵は完全にシャーレを潰すために行動している。ゲヘナの部活に支援をしたのは"ゲヘナ風紀委員会"をゲヘナ内から動かないようにするため。

 

そして、おそらく他学園でも同じようなことが起こり始める可能性が出てきた。

 

 

『───ユウキさん!!緊急事態が発生しました!!』

 

──アコ!?な、何があった!?

 

 

ユウキが考えていたところ、突然通信機からアコが慌てた様子で連絡を取ってきた。

 

 

『トリニティ、ミレニアム、アビドス……その他多数の学園で、不良生徒達が襲撃してきました!!数が多く、対処が困難になっています!風紀委員会は動ける人員を総動員してこの不良生徒たちを相手にしなければなりません!!ユウキさんには、犯人が特定でき次第独自の判断で叩いてください!』

 

──わ、わかった!!何とか耐えてくれ!!

 

『───そう長くは持ちそうにありませんからね!!迅速にお願いします!!』

 

ブツッ!!

 

通信が切れ、ユウキは黒服の方を見る。

相も変わらず黒服は呑気な様子で立っていた。

 

 

──………黒服、先生を頼めるか?

 

「クックックッ………すみませんが、その頼みは聞くことができないのです。」

 

──そうか………。なら、大人しくしてろよ?

 

「ええ……ご武運を。」

 

 

ユウキはその場から立ち去り、推定犯人の元に飛び立っていく。

 

 

その様子を、黒服は見ていた。

 

 

「クックックッ………自ら眠りに着いた龍を起こすとは……あの者たちの愚かさには驚きますよ。」

 

「…………まぁ、あの子は寝起きが一番凶暴ですからね。せいぜい、起こしてしまったことを後悔した方がいいですよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウキは、黒幕の居るだろう場所に空を飛んで向かう。

ビル群を抜けて行くと、一際デカイビルが見えてくる。

それは、毎度の如く厄介な因縁なりが渦巻く敵の本拠地……その名は

 

カイザーコーポレーション

 

 

そう、いつもの奴らである。どうやら、SRTを廃校にしようとした時に入手した情報が、信頼に多大なる影響を与えたようだ。

商売は信頼の上に成り立つものだからね、仕方ないね。

 

その上、防衛室長である不知火カヤとのあれこれがバレたせいで更に信用を落とし、とうとう大企業であった"カイザーコーポレーション"は倒産しかけたそうだ。というか、現状ほぼ倒産しかけてる。

 

どうやら、最後に残ったプライドと意地でシャーレを共倒れにしてやろうと動いているようだ。

 

へ?この情報はどうやって調べたのかって?ヴェリタス様々である。

 

──…………それに、この高性能ドローンも。久しぶりに使ったけど修行にはもってこい過ぎるぜ……!

 

久々すぎる高性能ドローンのおかげで、スムーズに侵入に成功した。

そして、見つからないように隠密行動をしつつ、廊下にいたカイザーの兵士達を気絶させていく。

 

そして、社長室に突入した。

 

 

──そこまでだ!!クソ企業!!

 

「「「!?」」」

 

──全員!!大人しく、お縄につきな!!




あ^〜……女の子にむぎゅむぎゅされてるユウキくん(少年期)を書こうか悩むぜ〜?なんなら、ちゃんと思春期が来たユウキくんでもいいなぁ……。


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