特に理由のない幸せが男子生徒を襲う   作:ガチャ石は貯めない

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鋼鉄の兵器に身を包んだ者達は、

憎き敵を前に怒りを露わにする。

しかし、彼らのした行為には

"責任"が問われなければならない。

怒り狂う独裁者たちに、永遠の眠りを!


男子生徒VSカイザー・プレジデント

──行くぞノヴァ………ハァ!!!

 

『了解ですMy.マスター!』

 

 

ユウキは神秘を解放し、飛び上がる。

 

そこに、カイザー理事が標準を合わせて飛んできた!

 

 

『死ねいッ!明楽ユウキッ!!』

 

──死ぬかよ!!その程度で!!

 

 

カイザー理事が繰り出す連続斬りを軽く躱して、頭を蹴り飛ばす。

そこに、左手で腰にある刀を引き寄せ、右手で居合術のように鞘から引き抜いて切り裂き、カメラを完全に破壊する。

 

 

────ハッ!!

 

『ぬぐぁ!?』

 

『『理事!!』』

 

 

カイザー理事の危機に、ジェネラルとプレジデントが動き、ビームライフルで射撃してくる。

ユウキは、カイザー理事を後ろに隠れ盾にする。

 

 

『姑息な真似を!!』

 

──お前らが言うな!!3対1で戦ってる時点でフェアな戦いなんてないんだよ!!オラァッ!!

 

『ぬぐぅあ!?』

 

そう言いながら、盾にしたカイザー理事の機体を殴り飛ばすユウキ。

カイザー理事はメインカメラがやられた事で、上手くコントロール出来ずにモロに攻撃を食らった。

 

その行先はジェネラルのいる方向である。

 

 

『なっ───避けろ理事!!何をしている!!』

 

『ぐっ……クソ!!メインカメラがやられて、現状の把握が…!?』

 

『なにぃ!?』

 

そのまま、ジェネラルが理事を受け止める形になったが、ユウキの狙い通りである。

 

ユウキは、もう一本の刀を引き抜き、頭同士を重ね弓に変更。ノヴァで生成した矢に神秘を込めて放つ。

 

────フッ!!

 

その矢は、理事ごとジェネラルを貫く。

 

貫通したその矢は、近づこうとしていたプレジデントの機体の前で大爆発を起こした。

 

 

『ぬぅ……っ理事!!ジェネラルッ!!!』

 

プレジデントは呼びかけるが、応答は来ない。

 

『応答しろ!!理事ッ!!!ジェネラルッ!!!!

 

応答しろーーー!!!』

 

冷静であったプレジデントではあったが、あまりの状況に声を荒らげ、叫び続ける。

しかし、その声に応える者は………

 

『ぷ………じて………りじ。』

 

『む!?理事!!理事か!?』

 

『は……我々の………たいは……うごか………なりま……!!』

 

 

どうやら、何とか脱出はできたようで、通信は途切れ途切れではあるが、無事であることはプレジデントに伝わった。

 

『わかった!!そのまま、避難していろ!!………やってくれたな、明楽ユウキィ!!』

 

──………そっちこそ、散々暴れて居たくせに……。

 

『黙れ!!今から貴様を完膚なきまでに殺してやる!!』

 

そう言うと、プレジデントは機体を操作して両手を広げた。

 

すると、爆散した理事とジェネラルのゴリアテの機体からパーツが飛んでいき、吸収されていく。

 

──………パーツを……色んな所に……?何処ぞの人造人間でもないってのに、よくそんなものまで作れたな。

 

『ふははは!!これは"私以外"が倒された時の最終手段だ!!!貴様の"能力"を参考に、私の機体に吸収合体し強化していくのだ!!』

 

──俺の能力を参考にしただと?

 

『そうだ!!!貴様の能力は「あらゆる物を再現する」力ッ!!その力を参考に、この機体を作り上げたのだ!!この吸収合体能力もそのひとつ!!』

 

 

そう言い、吸収合体が完了したのか、腰にある剣を取り出し構えるプレジデント。

更には、上機嫌に話し始めた。

 

 

『さらに言うなら、ほか機体が極端にしているのはその為だ!!この機体がオールラウンダーのごとく戦えるようにしているのも、今のように吸収合体しても問題ないようにする為!!』

 

 

プレジデントは喋りながら、ユウキを斬りかかる。その攻撃を同じく剣で受け流して離れるユウキ。

 

 

──要は、性能を盛るために作った機体か。………全く、俺を殺す為だけの機械を作るなんてな。バカバカしいが、その感性だけは嫌いじゃあないぜ。運用方法とか色々言いたいことがあるがなぁ!!!

 

『ほざけーーー!!』

 

 

ユウキの言葉を皮切りに、怒りを顕にして更に速く斬りかかるプレジデント。しかし、ユウキには全く通用していなかった。

 

それもそうだ。

 

"明楽ユウキは元アリウス生徒(●●●●●●)である"。

 

たかが一企業の現トップであろうが覆せない"壁"があるのだ。

 

それだけの修羅場をユウキはくぐり抜けて来たのだ。

 

たかが高性能機体に乗っている程度で勝てるほど、今のユウキは弱くないのだ。

 

(※なお、機体の性能自体は馬鹿げているので、ドギラゴン閃のパワーアップがないと負け濃厚ではある。)

 

 

──ほらほらどうした!!合体するより前の方が強い気がするぜ!?

 

『黙れ!!私の前をチラつく害獣がァ!!』

 

──ならテメェは「生徒の前に現れた羽虫」だなァ!!もっと本気を出せよ!!

 

『ぬううあぁぁぁぁ!!!』

 

──声を出して剣を振ろうが当たらなきゃ意味ねぇんだよ!!お前の攻撃なんて古びた剣1本で十分だぜ!!

 

『なにおぉ!?』

 

──そら!!

 

ガキィィンッ!!

 

『ぬぉお!?』

 

 

ユウキは、バスターエッジで古びた剣を再現し、その上でプレジデントの攻撃を受け流し続けた。

その状況にさらに怒りを顕にしたプレジデントが大振りで剣を振り下ろす攻撃に合わせて、攻撃をパリィした。跳ね返された剣はプレジデントの手から離れて落ちていった。

 

『だが!!まだコレがある!!』

 

そう言いプレジデントが腕についてあるガトリングを放ったが、接近しながら紙一重で躱しつつユウキはプレジデントの懐まで潜り込み

 

──うらぁァ!!!

 

 

背中の剣を抜刀術のように引き抜いて、コックピックの部分を引き裂き、中を露出させた。

 

 

『っなぁ!?この、ゴリアテの装甲をいとも容易く!?』

 

──……フン。もちっとやるもんだと思ってたがな………本気でやってそのザマか?だったら済まなかったな、謝るよ。

 

『なにぃ…!!』

 

 

ユウキは剣を背中の鞘に戻しつつ、プレジデントにそう煽る。プレジデントは今にもその肉体が発熱で溶けるんじゃないかと思えるぐらいに真っ赤になっていた。

 

 

──俺に出させてくれよ、本気を。

 

『ふざけやがってぇ!!!!』

 

 

そう言うと、プレジデントは更に上空で飛んでいき、雲を突き抜ける。

そして、ユウキに目掛けて背中から頭部にかけて伸びている特大の大砲を構える。

 

『私は、このカイザーコーポレーションを作り上げた天才なのだ……!!』

 

プレジデントは、大砲にエネルギーを溜め始める。紫色のエネルギーが空からハッキリと見え始める。

 

『だから、だから貴様は!!!』

 

そのエネルギーの光と圧が、どんどん膨れ上がっていく。プレジデントの周りには、暗雲が発生し始めた。

 

『俺に──!!!!』

 

そして、最高潮にまで膨れ上がったエネルギーは───

 

『殺されるべきなんだーーーー!!!!!』

 

プレジデントの言葉と共に、極光とも呼べる光の光線がユウキの真上から落ちてくる。

 

 

──………へぇ。これなら全力を出しても良さそうだな。

 

迫り来るエネルギーを前に、ユウキは今までの怒りと共に、"フルパワー"になる。

 

 

文字通りの、"全力全開のフルパワー"に。

 

 

──はあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

ユウキは、ここに来て"潜在能力のフル解放"を起こす。

 

そう、今まで彼は潜在能力を解放せず戦っていた。正確に言うなら、被害を気にして全力を出さないようにしていた。

 

いくらカイザーコーポレーション程のデカさの企業でも"土地"がなければ会社は建たないし、アホみたいな従業員を雇うことは出来ない。

それ故に、この"カイザーコーポレーション"が建っている所も"自治区"である事に違いはないのだ。

 

キヴォトスでは、「他自治区での戦闘はやめろ」と法律で決められているのだ。これのせいでヴァルキューレの出動が遅れたり、他自治区に攻め込んだりというのがほとんどないのだ。

 

 

それ故に、ユウキは"全力全開"を出して被害を気にせず戦うことはできなかった。

 

 

しかし、今この瞬間は関係ない。

 

 

 

上から降り注ぐ紫色の極光は、地上に落ちれば多大な被害を出すことは誰が見ても間違いない。

 

ならば、それを防ぐ為に本気を出しても怒られることはないのだ!!

 

 

──はああああぁぁぁぁぁ!!!!!

 

 

"全力全開フルパワー"の潜在能力解放により、ユウキの体が白く光り輝く。

 

眉がなくなり悪人ズラになり、髪の毛の毛量が5倍ぐらい増えて背中まで伸びた。今までの比にならない程纏うオーラは激しくなり、スパークも前までのとは比べ物にならないほど激しさを増した。

 

もはやただの、黒髪の超〇イヤ人3になってしまった!!!

 

 

そして、もうすぐそこまで来たエネルギー波に対して、両手の甲を重ね、迫り来るエネルギー波に向けてエネルギー波を放った!!

 

──限界…突破だぁ!!…はあぁぁぁぁぁ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

先生たちは、ユウキの戦いの行く末を見るために、ミレニアムの屋上に居た。

 

"────なに、あれ"

 

そこで皆が見たのは……

 

上から降り注ぐ紫色の超巨大エネルギー波を、下から放たれた"スパークを纏う蒼色のエネルギー波"が押し返しながら呑み込んで行く様であった。

 

 

蒼いエネルギー波は、そのまま宇宙にまで届き………霧散して消えた。

 

 

"──な、何が起こって………!?"

 

「すみません先生。建物内に避難を。」

 

"え?ちょミネ!?"

 

ミネはすぐさま先生を連れてミレニアム内に避難する。近くにいたユウカやエンジニア部、セリナもその後に困惑しながらついて行く。

 

────その数秒後、キヴォトス中にとてつもない風圧が拡散した。

 

各地の自治区では、窓ガラスが割れ地震のような揺れが生じた。

 

発生源であるカイザーコーポレーションが建っていた自治区では、辺り一帯のビルが吹き飛び、軽めのクレーターが出来ていた。

 

 

一方、プレジデントはと言うと………

 

 

『な、何が………起こったのだ……!?我がゴリアテMarkVIIの砲撃を、跳ね返されたのか……!?』

 

何とかユウキの反撃を全力回避し、宇宙の果てで霧散していく様を見届けたプレジデントは、酷く動揺していた。

 

己の最強の矛をいとも容易く打ち砕かれたのだ。彼が持っていたプライドは粉微塵になっていだろう。

 

────そこに、容赦ない攻撃が降り掛かった。

 

 

──ファンネル!!

 

 

『!?───なっ!?』

 

 

下から複数の"謎の浮遊物"が現れ、一瞬にしてプレジデントの機体の四肢を切断した。

 

一瞬のことで理解が追いつかないプレジデントに、太陽を背に一つの影が迫る。

 

 

──伸びろー!バスター!!!

 

 

ユウキは伸びたバスターエッジを、胴体のみとなったゴリアテMarkVIIに振り抜いた。

 

綺麗に当たった胴体は、そのまま地面に落ちた。

 

気絶するプレジデントが最後に見た光景は、伸びた棒にぶん殴られる瞬間であった……。

 

 

 

 

 

 

 

──よっと…………お、ホールインワ〜ン。

 

ユウキは、殴り飛ばしたプレジデントの近くに降りた。着地点を知る為に。

 

すると、近くには気絶したカイザー理事とジェネラルが伸びていた。凄まじい衝撃波もあったのにしぶとく生きていたようだ。

プレジデントは、そのままコックピット内で伸びていた。

 

 

──………このままトドメを刺す理由もねぇし、帰るか。でも、その前に〜

 

ユウキは、手際よくプレジデント達をグルグル巻に巻いて、地面に転がした。

 

──二度と、悪さすんじゃねぇぞ?……て、聞こえてないか。はは!

 

そのまま、ユウキはカイザー達を放置して先生の元に帰るのだった………。

 

 

 

 

 

 

後に、この戦いは多くの報道者によって拡散させ、「"明楽ユウキ"はカイザーコーポレーションを破壊したヤベー奴」認定された。

 

しかし、ヴァルキューレ警察と連邦生徒会によってカイザーコーポレーションの今までの悪事が全て明るみになった事で、「カイザーコーポレーションという悪を滅ぼした英雄"明楽ユウキ"」として、世間から賞賛された。

 

なお、ユウキはその手柄を全て先生に擦り付けた事で、事態は幕を閉じた。

 

 

 

 

──………先生、功績を先生に擦り付けたことは謝ります。けれど、これは酷くないです??

 

 

カイザーとの戦いから数日後、ユウキはミネとキサキとネルによってベッドに張り付けにされていた!

 

──なんでこうなってるんです???

 

"それはね、ユウキ。リンちゃんが『英雄の遺伝子は早急に残しておくべき』って言い出したんだ〜………つまりね、ユウキはやり過ぎたんだよ。"

 

──…ッスーーーーー……カイザーコーポレーションを滅ぼしただけで??

 

"カイザーコーポレーション自体、社会に多大な影響力を持ってるんだよ??多くの事業を引っ張ってきたのは事実だからね。"

 

──………まぁ、そりゃそうですね。

 

"うん。けれど、今回の件で色々と社会情勢に影響は出るけど、連邦生徒会がサポートするみたいなんだよね………つまり、私たちのお仕事も増えるって訳だよ。やったねユウキ!更に仕事が増えるよ!"

 

──先生怒ってます?

 

"このことに関しては絶対に許さないよ??"

 

──終わった……………。

 

 

ハイライトを消したぶちギレ先生の話に、絶望しているユウキ。

そんな部屋に、ミネが入ってきた。

 

 

「失礼します先生。……どうやら、準備は出来ているようですね。では先生。これから"色々"しますので……」

 

"うん、後はよろしくねミネ!………ユウキ、覚悟の準備はしておこうね!"

 

くっそ笑顔で部屋を出ていく先生を他所に、ミネはユウキに近づく。

 

「………ユウキさん。」

 

──………はい。

 

「────もう、私も、皆も、我慢しませんので♡」

 

──終わりだ……………アーーッ!!

 

 

 

こうして、ユウキは"お仕置"されたのであった……。

 

え?何があったのかって?ご想像にお任せします。





めちゃくちゃ遅れてすまんかった。
中々展開が思いつかなくて……最後はいつものお仕置エンドになっちゃった。

後、投稿頻度はこれこら更に低くなります。理由としては、就活です。
軽い休憩とかに、書いたりしてチビチビ出していくとは思いますが、去年のような投稿頻度にはならないと思います。ご了承くださいませ。

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