ホシノが先生と過去のアビドスに行く話   作:ツキ0912

24 / 24
エピローグ

未来のホシノちゃんが帰った次の日、2人だけの生徒会に戻ったいつものアビドスが戻ってきた。

総勢9人...決して多いとは言えないが今までの4倍の人数がいたのだ....それがいなくなってしまえば流石に寂しさを覚える。

ホシノちゃんの話では...今日、私は死んでしまうらしい。

ホシノちゃんの話は信じて受け入れだ。

だが、かと言って何もしないでそのまま死の運命を受け入れる気もない。

出来るだけ抗ってみるつもりではある。

どうやらまだこっちのホシノちゃんにそれは伝えられてないのがわかった。

まあ...変に伝えてタイムパラドックスを起こすのも確かに良くない。

きっと私に話したのだって耐えかねての事だろう。

でも、ホシノちゃんは奇跡を信じている。

なら私も、それに答えたい。

様々な思いをとりあえずいつもみたいに手帳に書きだす。

...3年生になったホシノちゃん...こっちの世界ではどんな成長をしているのだろうか。

ぜひとも見て見たい。

ちなみにそのホシノちゃんは1人で暴れているヘルメット団を鎮圧しに行っている。

私はその間、手帳も書き終えたので生徒会の清掃を始める。

 

ユメ「...これは」

 

そして...見つけた。

ホシノちゃんが言っていたアビドス砂祭りのポスター

なるほど...たしかに私がホシノちゃんに見せようとするわけでは。

こんなに希望が満ちたもの...共有したくなる。

 

ホシノ(過去)「ただいま帰りました...」

 

ユメ「あっおかえりホシノちゃん」

 

ポスターの汚れを軽く拭いて、少し奇麗になったころ、ホシノちゃんが帰ってきた。

なんだかイライラしている様子だった。

 

ユメ「ホシノちゃん...どうかしたの?」

 

ホシノ(過去)「いえ...戦闘が今回は面倒くさくて

弱いくせに無駄に粘るので細かい傷と弾の消費が...

...なんですか、それ」

 

ホシノちゃんは目敏く、机の上にあったアビドス砂祭りのポスターを見つけて聞いてきた。

 

ユメ「あっこれ?

昔のやってたアビドス砂祭りのポスターだよ

昔はこんなイベントやってたんだね...

楽しそう...いつか人が増えたら開いてみたいね」

 

ホシノ(過去)「...なんですか...それ

そんな未来、あるわけないでしょう!

人は年々いなくなって、今は不良たちが溢れてるこのアビドスに!

もう少し現実的なことを考えてください」

 

ユメ「...ホシノちゃん」

 

未来のホシノちゃんが言ってたことはこれだろう...

この些細な喧嘩で、ホシノちゃんは過去を変えたいと願うことになる。

私は...

 

ホシノ(過去)「いい加減、現実を見てください!」

 

ホシノちゃんはポスターを手に取って破こうとする。

けれど...その手は止まった。

 

ユメ「ホシノちゃん...?」

 

ホシノ(過去)「...すみません...言い過ぎました

今のは忘れてください...イライラして...八つ当たりしてしまいました

確かに...厳しいとは思ってますが...私もそうなればいいってのが本音です」

 

ホシノちゃんはポスターを机に置いて、謝ってきた。

 

ユメ「...ううん、大丈夫だよ」

 

それは...確かに未来が変わった瞬間だと思う。

 

ユメ「ホシノちゃん、私これから銀行に行くんだけど...一緒に行く?」

 

ホシノ(過去)「ええ、心配なので着いていきます

ちゃんとコンパス持ちました?」

 

ユメ「うん、ここにあるよ!」

 

ホシノ(過去)「...これ、壊れてますけど」

 

ユメ「...あっほんとだ!?」

 

ホシノ(過去)「まったく...気を付けてくださいね

ユメ先輩はアビドスに...私にもまだまだ必要なんですから」

 

ユメ「...うん...ありがとう、ホシノちゃん」

 

ホシノちゃんに軽く小言を言われながらも出掛ける準備を始める。

ホシノちゃん...伝わるかな?

奇跡は...ちゃんと起きたよ

ありがとう、ホシノちゃん

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

なりそこないと、壊れた生徒(作者:クレナイハルハ)(原作:ブルーアーカイブ)

ある日、大人になれない俺は突如「先生」となった。▼本物の「先生」と「生徒」達が生きるこの世界で先生のなり損ないとなった俺は、ナニカアッタセカイの生徒と共にこの世界で生きていくことになる。▼──王女が最後に残した"モノ"に触れ、喪失と後悔から天童アリスを演じる「ケイ」。▼──ある事件から、友を"失い"トリニティを自主退学…


総合評価:13608/評価:8.95/連載:49話/更新日時:2026年09月27日(日) 03:54 小説情報

お前のミスでした―――。(作者:とっとこ馬鹿野郎ッ!!)(原作:ブルーアーカイブ)

散々生徒と先生、ついでに私の脳を焼いたくせに、このままフェードアウト出来ると思ったんですか?このクソボケが。▼現在、原作最終章後のストーリーとそれ以前のストーリーの両方を更新しています。▼この小説においては最終章後が本編、最終章前が前日譚のようなものです。▼どちらから読み進めても大丈夫です。


総合評価:1788/評価:7.05/連載:18話/更新日時:2026年09月01日(火) 23:37 小説情報

【本編完結】TS転生クソボケユメ先輩(死亡済・幽霊)が原作のn倍ホシノの脳を焼いていた話(作者:死刑囚)(原作:ブルーアーカイブ)

▼ ユメ先輩にTS転生していた元ブルアカプレイヤーの『俺』――が、原作通りにユメ先輩として死んだらなぜか幽霊になってた話。▼ なお、原作よりマシにしようと思って色々やった(できたとは言っていない)結果、ホシノの脳は原作よりこんがり焼かれているものとする。


総合評価:25443/評価:9.17/連載:22話/更新日時:2026年09月15日(火) 08:01 小説情報

新人先生はネタバレ生徒しか引けない(作者:KuRoNia)(原作:ブルーアーカイブ)

シャーレに着任したばかりの先生が、シッテムの箱で見つけた『募集』機能。▼それは、シャーレに入部届を出している生徒をランダムで呼び出す、いわゆるガチャのようなものだった。▼軽い気持ちで初回募集を行った先生の前に現れたのは、臨戦状態のホシノと黒いドレス姿のシロコ。▼だが先生は、まだアビドスにも行っていない完全な新人先生だった。▼「うへ……最序盤じゃん」▼「ん、ネ…


総合評価:14819/評価:8.91/連載:99話/更新日時:2026年10月06日(火) 00:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>