ホシノが先生と過去のアビドスに行く話   作:ツキ0912

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第4話 小鳥遊ソラノ

ユメ先輩と昔の私から少し離れた場所。

そこで私は治療を受けている。

 

ホシノ「だからー...心配し過ぎだって、先生」

 

“いいから、お腹見せて“

 

ホシノ「恥ずかしいんだけど」

 

”いいから”

 

先生は有無を言わさずに私のお腹を確認しようとする。

観念した私はゆっくりとシャツを捲る。

そこには銃弾の痕がびっしりとあった。

 

“やっぱり...私のせいで...」

 

先生は暗い顔をしていた。

正直に言えば、これは先生を庇った時に出来た傷だ。

先生もそれはわかっているから暗い顔をしている。

 

”指揮はできるけど...こんなふうになるならやはり大人しくしているべきかな...“

 

ホシノ「先生

確かに、これは先生を庇って出来た傷だけど...それでもこれは私のミスだよ

だから...そんなに落ち込まないで

明日にはこんなのなくなってるはずだしさ」

 

”でも...“

 

ホシノ「それに、たとえ行動が制限されても私は先生にいて欲しいんだよ

過去のアビドスってわかってるけど...それでも不安なことはいっぱいあるからさ

だけど、先生がいてくれたらその不安も和らぐからさ

それとも、先生のくせに生徒を1人にしちゃうの?」

 

”はは...わかったよ...それじゃ、また足を引っ張るかもだけど、いいかな?”

 

ホシノ「もちろん、おじさんに任せて

っと...それはいいとして、あの2人になんて話をしようか」

 

目下の問題として、私達の説明だ。

素直に未来からやって来たなんて言えばまた戦闘になるのは見えている。

 

“そこは私に任せて

こういう時こそ、ホシノは嫌だろうけど...大人の力の見せ所だよ”

 

ホシノ「ううん、大丈夫

それじゃ任せたよ」

 

先生との話し合いを終えて再びユメ先輩の前に集まる。

 

ユメ「遠くから見ていたんですが、随分仲がいいんですね」

 

”そのように見えるのは嬉しいかな”

 

先生のことを軽く小突いた。

 

ユメ「えっと、軽く質問させてください

あなた達は何しにアビドスに来たんでしょうか?

ここでは見慣れない人達ですが...」

 

“まずユメ、君何度か連邦生徒会にSOSのメッセージを送って来たよね?”

 

ユメ「はい...

ってことはまさか...!」

 

“そう、私達は連邦生徒会から来たんだ

私は連邦生徒会直属の組織、シャーレの先生だ“

 

先生の宣言にユメ先輩は目を輝かせていた。

 

ユメ「ホシノちゃん聞いた⁉︎

遂に私達のメッセージが届いたんだよ!」

 

ユメ先輩が嬉しそうにしている反面、昔の私は怪訝そうな顔をしていた。

 

ホシノ(過去)「そう簡単に信じないで下さい

連邦生徒会から来たと言われても事前の連絡もなしにですか?」

 

”あれ、ユメにメールしたんだけど”

 

ホシノ(過去)「...そうなんですか、ユメ先輩」

 

ユメ「私の端末、たまにメッセージ届かない時あるんだ...古くて」

 

ホシノ(過去)「まだ買い替えてなかったんですか、こういう事にもなるので早くしてください!」

 

ユメ「ひぃん...」

 

ホシノ(過去)「じゃあ先生、あなたの送信履歴見せてください」

 

“ごめん...私の端末も砂が入ったのか動かないんだ...”

 

先生はのらりくらりと昔の私の追求を逃れる。

昔の私は目に見えてイライラしていた。

 

ホシノ(過去)「じゃあ私は何をもってあなたを信じればいいんですか

そもそもシャーレという組織、聞いた事ないんですけど」

 

“最近発足したばかりで公表もされてないからね

ああでも、これはあるよ?“

 

そういうと先生は名札を取り出した。

そこには連邦生徒会のマークがあり、昔の私はそれを見て動きを止めた。

 

ホシノ(過去)「本当なんですね...?」

 

”そうだよ

今回は事前調査ということで来たんだ“

 

昔の私は微妙に納得言ってなさそうだが、勢いが弱まった。

 

ホシノ(過去)「.......わかりました

今のところは信じますが、少しでも妙なことしたら即刻アビドスから追い出します

それで、そこの人はなんですか....アビドスの制服着てますが」

 

”ああ、彼女は私の護衛だよ

今日から3年生として一時的だけどアビドスに編入するんだ

ほら、挨拶して?”

 

ホシノ「えっと、私は連邦生徒会から来た小鳥遊h.......」

 

先生に促されて挨拶をしようとするがミスった。

そのまま本名を言えば確実に怪しまれるが...苗字を言ってしまった。

 

ホシノ「た、小鳥遊ソラノです

よろしく.......」

 

慌てて下の名前だけ誤魔化したが先生はあちゃーという顔をしていた。

昔の私は眉間のシワが深くなって、ユメ先輩は昔の私と同じ苗字だーと喜んでいた。

ギリギリセーフ...?

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