怪物は、真面目な君に恋をした。   作:カブトムシの相棒

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これはR15の作品ですから!!


では、本編です。





外伝:今度は、俺から。

 

 

 

 

▼────

 

 

 

 

「……ん、んぅ……んへ?」

 

 

 

キリノの目が覚める。

 

気付けば、自分は乱れたベットの上で熟睡していたのだと分かった。

 

上半身に力を籠め、立ち上がろうとした瞬間。

 

 

 

”────ズキッ……”

 

 

 

「ッ!……~~っ……い、たい…」

 

 

 

腰、そして……股の部分に痛みが走る。

 

記憶が……蘇る。

 

 

 

「あ、あぁ……そう、でした……~~~~!!!」

 

 

 

やてしまった……少しの後悔と、超強烈な羞恥が己を襲う。

 

思い出す、想い出す…………互いに初めてだったのに、乱れに乱れ過ぎた。

 

 

 

「……私、変態すぎ……では…?」

 

 

 

襲った、犯してしまった。

 

無智なレンノスケに、物理的な意味で教えてしまった。

 

 

 

「……ッ!ご、ゴムが……う、うぅぅ……///////」

 

 

 

ゴミ箱の中に、使い尽くされたゴムが『使用された状態』で捨てられている。

 

そう、中務キリノ……こういう事もあろうかと、レンノスケが入院している最中、ちゃっかり【エンジェル24】でゴムを3()()買っていたのだ。

 

 

……1箱ではなく、3箱。マジである。

 

色々と思い出し、悶々としていると、レンノスケが居ない事に気付いた。

 

 

 

「あれ……レンノスケ……レンノスケ、どこ?」

 

 

 

周りを見渡しても、彼が居ない。

 

少し、ほんの少しだけ……不安に駆られる。

 

そんな時、出入り口のドアが開く。

 

 

 

”ガチャッ”

 

 

 

「……ん?あぁ、起きたか、キリノ」

「あ……レンノスケ……っっ!?」

 

 

 

制服を着て、服で身を包んでいる。レンノスケは先に起きていたらしい。

少しだけ疲れてそうな表情のレンノスケがキリノに近付く。

 

そして、気付いた。自分は……裸だと。

 

 

 

「大丈夫か?身体は、どこか痛むk」

「わ、わ、あっ!ちょっ、待って下さいレンノスケ!」

 

 

 

優しく語りかけてくるレンノスケに、申し訳なく思うも、キリノはシーツで己の身を隠す。

 

 

 

「ん?……ふんっ」

「ちょっ!……み、みちゃ、だめですぅ……っっ」

 

 

 

しかし、そこはノンデリの権化レンノスケ。

 

事後の余韻に浸り、段々と全裸である事を恥じて来た乙女に対し、無理矢理シーツを剥がして全裸を晒させる。

 

 

 

”ぎゅっ”

 

 

 

「あ、あうぅ……」

「さっきまで、俺を責めに責めてたキリノらしくないな」

「あ、あれはッ……うぅぅ」

「成程、これがギャップか………キリノ」

「………んっ」

 

 

 

キリノは抱きしめ返す。

 

温かい。柔と剛が重なる。

 

白と黒が混ざり合う。不思議な事に、白の方が優先らしい。

 

 

 

「……だがな、キリノ」

「え……んぅ!?」

 

 

 

しかし、此処でレンノスケが行動に出る。

 

 

 

 

”じゅるっ……チュッ、ぬる、ヌロぉ……”

 

 

 

 

レンノスケはキリノにキスをする。

 

今度は、自分から。お返しと云わんばかりのキスをする。

 

 

 

「んはっ……はっ、え……え?」

「俺も、お陰でこの行為の意味を学べた」

「れ、レンノスケ……?」

「────キリノ」

 

 

 

レンノスケの鋭利な瞳が、キリノを射抜く。

 

ふっと微笑み、告げる。

 

 

 

 

 

 

 

「貴女は、俺のモノだ」

 

 

 

”ぞくッ……♡”

 

 

 

心が震え、レンノスケの顔しか見られない。

 

恐怖ではなく、喜びからくる感情で。

 

 

 

「誰にも渡さねェ……他の男なんかに、貴女を奪わせねぇ」

「れ、レンノスケっ……」

「好きだ、愛してる……キリノ、俺の……キリノ」

「ん、んぅ………も、もうっ……独占欲が、強すぎますよぉ……」

 

 

 

そんな事言いつつ、己に必死なレンノスケを見て、至極満足そうな笑みを浮かべるキリノ。

 

互いに、愛し合っている。

 

誰にも渡したくないと、考えている。

 

 

 

「────でも、レンノスケ」

「んっ……なんだ?」

「正直、私の方が……その想いは強いですよ?」

 

 

 

”かぷっ……”

 

 

 

「んッ……っ」

 

 

 

キリノはレンノスケの首筋に、歯を突き立てて噛む。

 

正直痛みはない。甘噛み程度で傷は出ないのがレンノスケの肉体だ。

 

だから……キリノはほぼ本気で噛んでいる。それでも痛みは来なくとも、レンノスケには確かな『快感』が訪れ、その後には……マーキングの印、つまり、噛み後がくっきりと残る。

 

 

 

「ぷはッ……に、へへ……これで、貴方も私のモノ、です」

「ん、くっ……キリノ、これは……?」

「私、言いましたよね?キヴォトスには……可愛い子が沢山居ると」

「あ、あぁ……だが、それは────」

「安心して下さい。貴方の事を疑っている等と、そんな信頼を裏切るような考えはしていません」

「……キリノ」

「ですが……その女の子たちは、分かりません」

 

 

 

そう、このキヴォトス……人型の女の子で溢れている。

 

男子はレンノスケ以外おらず、性別上の男性はオートマタか獣人の者達だけ。

 

つまり、レンノスケはキヴォトス唯一の人型男子生徒であるのだ。

 

 

そして……今のレンノスケは、以前のレンノスケとは大きく変化している。

 

 

 

 

「その高いお鼻、鋭利で勇ましい瞳、端正な唇、危険な香りがする頬の大きな傷……」

「あ、あの………」

「足が長くて、196はある高身長。分厚く、特定の方を興奮させそうな筋骨隆々な体型……」

「キ、キリノ……?」

「極め付けは、その優しく、正義感に満ち溢れている心の持ち主………ねぇ、レンノスケ」

 

 

 

キリノはレンノスケの頬に触れ、告げる。

 

 

 

 

 

「ハッキリ言いましょう。貴方、モテるのですよ」

「もてる?なんだ、それ?」

「異性として好かれ、好意的にみられる……と言えば分かり易いですね」

「ぬ?俺がか?」

「はい、レンノスケさんが」

「……んな訳www」

「…………」

「……え、マジで?」

 

 

 

どうやらこのアホには、自分が無自覚に様々ない人から好意的な視線を受けていると理解させなければいけないらしい……キリノは、そう思った。

 

 

キリノとレンノスケの恋仲と云う関係は、一部の人間しか知らない情報だ。

 

 

実を云えば、レンノスケとキリノが【恋仲】であると云う話は『トップシークレット』な話なのだ。

 

理由は……こう言っては可哀想だが、レンノスケと云うキヴォトスに於ける”最強の抑止力”に、キリノと云う”弱点”が居ると知られてしまえば、今のキヴォトスの状況は崩れかねない。

 

キリノ自身、それを理解している。悔しい気持ちもあるが、レンノスケがこの世界に於いて重要すぎる力である事も、理解している。

 

 

だから、余り外でイチャイチャなどしてはバレる可能性がある。故に、キリノは今回のレンノスケの行動を強く叱責したのだ。

 

 

 

「大マジですよ!もう、良いですか?レンノスケはイケメンでカッコいいし、身長も大きくて、声も良いです。しかも優しい御人です!ね?持てない要素なんかないんですよ」

「いや、そんな……(ガチ照れ)」

 

 

 

想い人からそう言われて、嬉しくない男など居ない。

 

 

 

「うぅむ、だが、それを言うならキリノもそれに当てはまらないか?」

「……え?」

 

 

 

反撃開始だ。

 

 

 

「だって、キリノは可愛い。人として真っすぐで困っている人をほっとけない優しい心の持ち主、素敵な笑顔でパトロールしている姿は正に”平和の象徴”だ。貴女が居るだけで幾つもの人々は活気に溢れ、今日も1日頑張ろうって思えるんだぞ?それだけじゃねぇ、先ず、キリノは真面目だ。誰よりも真面目だから、人よりも数倍頑張れている。俺が爆破で怪我を負ったあの日……貴女は慌てながらも、必死に俺を助けようと奮闘していた。俺は、その姿が印象に残っている……あぁ、この人は、普通なら逃げ出す場面でも己を正し、人の為に行動できる人なんだな……って、思ったんだ。まぁ、それは俺とキリノが初めて会った日から変わらないが……なぁ、キリノ。大好きだぞ。愛してる」

「わ……わぁ……ぁ」

 

 

 

まるで詠唱の様に、一回も噛まないで全て言い切り、最後に愛を込めてそう告げたレンノスケ。

 

キリノは若干の恐怖と、究極な恥ずかしさと、嬉しさで情緒が可笑しくなる。

 

 

 

「あ……あと、最初は俺をリードしてくれた貴女も、最後ら辺で俺が速度を上げる度に『スケベな声』を上げる貴女も、俺は心から大好きだぞ?く、ははっ……そう、最後の貴女は、中々どうして可愛くて……気、失ってしまったな?キリノ」

「なっ……~~~~!!!!」

「おっ、おっ、っと……んッ」

 

 

 

”ガブゥッッ!!”

 

 

 

デリカシーの欠片も無く、そう告げるレンノスケに、キリノはレンノスケの制服とインナーを速攻で脱がせ、肩を強めに噛む。

 

 

 

「おっ……ふふ、あぁ、好きなだけ噛め。俺は、全てを受け入れてやる」

「ひぎゅっ!……ん、むぅ!ふぁ、ふぁかに、ひないでくだしゃい!!(馬鹿にしないで下さい!!)

「ん?いいや、馬鹿になどしてないさ。ただ……今度からは、更に勉強をしないとなって。、そう思っただけだ」

「………べ、べんひょう……っっ!!」

 

 

 

キリノはレンノスケの悪巧みしてそうな笑みを見て、その意味を理解する。

 

 

 

「悪かったな、キリノ。実はキリノが気を失った後、スマホで”そういう事”を色々と調べたんだ。そしたら、まぁ、色々と出て来てな……保健体育の授業を受けた気分だったよ。それで、セックスには色々と”体位”とかあるみたいだな?俺達がしたのは確か”正常位”だったな?今度……一緒に色んな体位や『やり方』を試してみよう」

「ん、んぅ………ッッ」

 

 

 

怪物、色を知る。

 

なんて……そんな生易しい眼ではない事は、レンノスケの瞳を見れば分かる。

 

キリノは……レンノスケの言葉を否定しない。

 

だって、彼は最後の最後まで自分を案じてくれた。余裕のない顔で、でも、声を上げる度に『大丈夫か?』と、ずっと確認してきてくれた。

 

正直……凄かった。この一言だ。

 

 

 

「はっ……はいぃ……よ、宜しく、です……っ」

「ふはっ……────なぁ、キリノ」

「は、はいっ……ッ!?」

 

 

 

”ぐりっ♡”

 

 

 

キリノのお腹に、先程まで『入ってたモノ』が、外から当たる。

 

レンノスケがキリノをニヒルな笑みで見下ろし、そして………告げる。

 

 

 

「それって、今でも良かったりするか?」

「い、いや!えっ……だ、駄目ですよ!だ、だって、もうゴムがないじゃないd」

「じゃじゃーん!!」

 

 

 

レンノスケがポケットから何やら見覚えのある赤い箱を取り出す。

 

それは……ゴムだった。

 

 

 

「か、買ってきたのですか!?」

「無論である」

「な、えっ……えぇ!?」

「しかも5箱」

「5,5箱も!?」

 

 

 

レンノスケがキリノに抱き着いて、そのまま押し倒す。

 

 

 

「んあっ!……レ、レンノスケ?そ、その、確かに今日は1日休みを頂いてますが、その……」

「キリノ、俺は……キリノにさっきのお返しをしたいんだ」

「お、返し……?」

「そう、俺、最初は貴女に気持ちよくして貰った。だから……今度は、俺が貴女を気持ち良くさせる」

「ふぇっ!?い、いや、私もう、気持ち良かったのですg────んぅっ!!」

「静かに、出来るな?キリノ」

 

 

 

レンノスケがキリノの口をキスで犯す。

 

 

時刻は2時過ぎ、また、2匹の獣は交わる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……まぁ、ゴム使ってるみたいだから、ヨシッ!………いや、後で確り二人には言おう。うん」

 

 

 

先生にはバレバレなのであった。

 

 

 

 






明日か、遅くても明後日に【R18版】を出します。

なんかピロートーク書いてたら、筆が乗ってしまって2回戦が始まっちゃったので、少し多めに、エロく、自分でも納得のいく小説を頑張って書きます。


外伝はまだ続きます。



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