元々【Fete/staynight:UBW】はアニメで履修していたのですが、余りアプリをやる意思が持てませんでした。ですが友人がずっと勧めて来るのでやってみるかの精神でやってみました。クッソ面白いですね。楽しすぎて執筆が進まないっす。
因みに何も知識は無かったのですが、友人からランサーは☆3だと云う事は聞いていました。初心者が言うのはアレですが、なんか納得がいかんです。
丁度ピックアップされていた”山の翁”と云うガチありえんぐらいカッコいい人がピックアップされていたので、一気に一目惚れ、頑張って引きました。何と20連で来てくれました。嬉しいです。
声カッケェと思ったら友達に麻婆神父と同じと云われ”あぁ!”と驚愕を覚えました。なんかめっちゃ首を求めるのもギャップで好きです。腕椀のアサシンをめっちゃ叱ってるからボスなんですね。
戦闘モーションがカッコ良すぎる。キャラデザ好み過ぎてマジで惚れました。
ボイスの”背中を押せ”が特に好きです。
因みに最初の10連でアーチャーがきてくれました。UBWで同様に惚れたので、これも凄く嬉しかったですね。
なので今は推しのアーチャーと山の翁さんでオルレアン攻略してます。二人して幸運Eなの好き。
なんか、男のサーバントばかり好きですが、俺はカッコイイ男に眼が無いのかもしれない。
はい、関係ない話でした。勿論ブルアカもしてます!
そして、遅くなりましたが【お気に入り1200件】に達成いたしました!本当にありがとう御座います!
かなり波のある投稿頻度でも毎度読んで下さっている皆様には感謝しか御座いません。
もっともっと!皆さんが楽しめるストーリーを作れるよう、レベルアップを目指します!
どうかこれからも、この〈怪物は、真面目な君に恋をした。〉を応援、よろしくお願いします!
では、本編です。
▼
────その後、先生にしこたま叱られたレンノスケは、ネルにお菓子を渡し、ミレニアムを去った。
「……もう何回叱られたか分かんねぇな、これ」
「君がもう少し大人しければ良いんだけどね?」
「おいおい!そんな褒めんなよ、照れるぜ~」
「一欠けらも褒めてないよ!?」
現在、レンノスケと先生はタクシーを使い、D.U.近郊まで戻り、歩きながら【ヴァルキューレ警察学校】まで談笑しながら向かっている。
「だけど、”お見舞いに来てくれた子達に何かお礼をしよう”って想いは素直に素敵だと思うわ、私」
「そうか?」
「そうだよ!意外とこういうのって行動に移すの難しいからね」
「むぅ……俺としては、皆が俺に見舞い品をくれたから、俺は俺なりの御礼をって思って行動に移しただけ何だがな」
「……そういう所だよ、レンノスケ」
「む?……まぁ、褒めてるんなら良いや────あ、着いたな」
そして、気付けばヴァルキューレ警察学校に現着していた。
先生とレンノスケは門に立つヴァルキューレの生徒に一礼して、校舎へと入る。
▼公安局……。
”ゴンッ!!”
「ってぇ……ッ」
「────どうもすみませんでしたッ!この、馬鹿がまた、御迷惑を……っ!」
「あ、あはは……大丈夫だよカンナ、特に大きな問題にはならなかったんだし」
公安局に入り、書類制作に追われていたカンナがレンノスケと先生の存在に気付き、足早でレンノスケに近付いて強烈な拳骨を喰らわせる。
非常に綺麗な流れで行われた制裁は先生ですら身震いする程、中々な重音を響かせた。
「クッ……こらボス犬ッ!いきなり何しやがるッ!頭カチ割れたんかと思ったぞッ!!」
「黙れ!!貴様、許可も無く一人で出歩いて!しかも各自治区にアポなしで学園に足を運んだそうじゃないか!全くッ!自分の影響力を考えろとアレ程言っただろうッ!人様に散々迷惑を掛け、あまつさえ先生にまで多大な迷惑を掛けるとはッ!貴様は自分がヴァルキューレの一員である自覚はあるのかッッ!」
「何だとッ………………はい、ごめんなさいでしたよ、クソっ……」
「”でしたよ”はいらんわァッッ!!!」
”ゴンッッッ!!!!”
「ふがァッ!!」
「えぇ……」
カンナの説教で、レンノスケ、敢え無く沈黙。
頭に分かり易くたんこぶを作り、悶絶するレンノスケ。芯まで響く拳骨が今は煩わしい。
流石にボスには勝てなかった。
そんなレンノスケを見たコノカが爆笑しながらカンナに告げる。
「だははははwww!!まっw!まぁまぁ姉御、レンノスケも反省してるんで、そんくらいで許してやりましょーよw」
「ふんっ!全く……先生、この度はこの馬鹿の為に大変な思いをさせてしまった事、本当に申し訳御座いませんでした…ッ」
「いいよいいよ、私は気にしていないからね」
平謝りして先生に謝罪するカンナに、先生は気にしていないと微笑みながら告げる。
「ってぇ……なぁ先生、俺の頭どーなってる?凹んでね?」
「凹んではいないけど、たんこぶが綺麗に出来てるよ。凄いね、漫画でしか見た事無いよこんな綺麗なたんこぶ」
「マジかよ、クソォ……ボス犬、いや……おかんめ」
「貴様の様なクソガキを生んだ覚えはない!」
「じゃあ母ちゃんか?」
「名の違いじゃない!生んだ覚えはないって言ってるだろ!」
「悪かった悪かった!!もう言わねぇからその拳は仕舞えよボス犬ッ!」
「誰がボス犬だ誰がァ!!!」
「いや、お前しか居ないだろ?」
「────歯を食いしばれ……二度とそんな生意気な口を聞けなくしてやるッッ!!」
「うおわヤベェ!!」
そして、唐突に始まる公安局の職内で始まるレベルの高い鬼ごっこ。
レンノスケはその他の公安局の生徒を盾に使いながら、巧みにカンナの魔の手から逃げ回る。
そして、公安局の外へと脱走する。
「くはっはははー!!じゃあなボス犬ゥ!俺の方が人体能力は上なんだよッ!悔しかったら捕まえてみろ全てがビックなボス犬!」
「貴様ッ!待てッッ!!!」
そして、カンナとレンノスケは走り去った。
「あっははは!あいつスゲェな!姉御相手にあんな煽るかね!」
「ネルと云いカンナと云い、レンノスケは気の強い女の子には何かちょっかい掛けちゃうのよね……」
「絶対楽しんでるっすね、あいつwww」
「あはは、まぁ、レンノスケの笑顔が最近増えて来たのはああいう子達がレンノスケに構ってあげてるから何だろうね」
実際、そうだろう。
レンノスケはネルやカンナ、先程のイオリやイチカ然り、ツッコミを入れてくれる子にはかなり自分から話しかけたり友達になろうとする傾向がある。
「レンノスケって、実は気が強い女の子が好みなんすかね?」
「うーん、それだとキリノの説明が付かなくない?」
「あ、確かに……キリノは気が強いって云うよりも、どっちかといえば”真面目で不器用”が目立つ元気っ子ですからね~……うーむ、分からん!」
と、そんな会話をしていると……。
”ガチャ……”
「ふぅ、手間を取らせるな馬鹿者が……」
「あ、帰って来た」
「随分と早かったっすねー……おぉ、凄い事になってる」
「ま、前が見えねぇ……」
「あ、あはは……あ、歩けますか?レンノスケ」
「な、なんとか……」
手を叩き、額に青筋を立てながら入室するカンナ。
顔面をキュっとさせ、見るからにボコボコなレンノスケ。
そして、そんな馬鹿してるレンノスケに苦笑いながら慰めるキリノが入ってくる。
「ん?あ!先生!お疲れ様です!今回はレンノスケの件で大変なご迷惑を……」
「あはは!カンナと同じ事言ってる。うん、私は気にしてないから大丈夫よ。キリノはアレかな?通りかかって、レンノスケを捕まえたって感じかな?」
「ふふっ、はい。丁度パトロールの終わりで此処に戻ってきたら、レンノスケとカンナ局長が何やら追いかけっこをしていたので、レンノスケを止めたら、こんな事に……ふ、ふふふっ!」
キリノは顔面が崩壊しているレンノスケを一望して笑う。
何か、何処かで見た事のある殴られ模様だったので、つい笑ってしまう。
そしたら、レンノスケが”ニュッ”と顔を基に直す。
「っっっと………ふぅ、整形したんかと思ったぜ」
「実際に整形しかけてたぞお前。ってか、そんなニュッと戻るんだなその変形した顔」
「ネルやカンナと絡むと途端にギャグになる節があるよね、レンノスケって」
「うふふ!確かにですね」
「そうか?」
「そうか?って……何か、レンノスケってそういう時でも仏頂面なのよねー」
「おい!笑ってみろよ!」
「はいっ!(激ヤバ悪人面)」
”「ひぃぃ!!!」”
「今お前等”ひぃぃ”って言わなかったか?」
「ぎゃあははははははwwwww!!!こりゃ傑作だ!話に聞いてた通りのヤベェ顔ッ!!たはーっwww!!」
「ふっ、笑い過ぎだ副局長……(よし、まだ私の方が怖くないぞ!)」
「あ、あらまぁ……」
「おっ!以前よりもかなり笑顔がお上手に成ったのでは!?」
公安局内の生徒達はビビり、コノカは爆笑し、カンナは未だに己の方が安牌だと安堵し、先生は同情して、キリノは以前よりも少しは和らいだと素直に褒める。
この場に居る全員が、この雰囲気を気に入りつつあった。
レンノスケの笑顔や行動に未だ怖さや驚きを隠せないヴァルキューレの生達達でも、心の底から恐怖を抱いている訳ではない。その中にはノリも含まれている。
何せ、レンノスケの影響力のお陰で自分達の仕事が半減されたのだ。有難すぎるし、感謝もしている。
最初こそ厳格で堅物なイメージを持たれるレンノスケの外見は、蓋を開ければ中々にお調子者でバカ全開のイタズラ小僧だ。
キリノのレンノスケに対する弁解もあり、ヴァルキューレ全体ではレンノスケは『面白い人』と云う扱いに成っている。
「ふぅ……まぁいいや。おいボス犬とコノカ副局長、これあげる」
「だから誰がボス犬……これは」
「あぁ、そういえばそういう話だったな。いいのか?こんなイイモン貰っちまって」
「見舞い品の御礼だから問題ない。お前等は俺に花くれたろ?その返しと思えば構わん」
「……そういう事なら有難く頂く。ありがとうな、レンノスケ」
「せんきゅーレンノスケ!おぉ!美味そうな箱に包まれてんなー!」
「ふふっ……レンノスケ、今のお気持ちは?」
「……喜んで貰えて、嬉しい……良かったと思う」
「っ!ふふ!そうですか!よかったですねレンノスケ!」
「うん…っ!」
喜色の表情を作り、はにかむレンノスケを見るキリノは、何処か誇らしげだったとか。
先生もカンナもコノカも、今回のレンノスケの騒動には中々してやられたが、これが結末なら……悪くないなと、そう思える程に。
すると、袋が一つ余る。そう、これはフブキのだ。
しかし、フブキは生活安全局内に居る故、此処からだとほんの少し距離がある。レンノスケは問う。
「む、これは……すまんが、誰かフブたんに渡してくれないか?」
「あ、じゃあ本官が渡してきますよ!丁度フブキは残り数十分程度で上がると思うので!」
「マジか、すまんなキリノ。頼む」
「はい!では、本官もあともう少しで上がるので、これで────」
「……キリノ」
「ん?はい、どうしました?」
背を向け、職場に戻ろうとするキリノをレンノスケは引き止める。
キリノは何だろうと首を傾げながら、レンノスケの言葉を待つ。
すると……レンノスケが珍しくふっと微笑みながら、キリノに告げる。
「……キリノが終わるまで待ってるからさ、俺達と一緒に帰らないか?」
「!!……はい!一緒に帰りましょ!レンノスケ!」
「ッ!あぁ!ありがとうキリノ!……あぁそうだ。キリノ、今日は確かカレーだったよな?玉ねぎと人参とじゃがいもが全滅してるから、帰りスーパー寄ろう」
「あ!そうでしたね、忘れていました……ふふっ!教えて頂きありがとう御座います!では帰りに寄りましょうか」
「忘れない内に伝えれて良かった。うん、じゃあ……頑張って、キリノ」
「はい!パパっと終わらせちゃいますよー!」
そんな会話をして、キリノはレンノスケに手を振りながら己の持場へと戻って行った。
「ふふっ……ふぅ、先生、今日はカレーだぞ。俺とキリノで作るから、夕飯は楽しみに………む?」
「…………………」
「…………………」
「…………………」
「(その他公安局の生徒)…………」
”じぃー……”
レンノスケに集まる、数々の視線たち。
先生、カンナやコノカを始めとした、公安局内に居る生徒達が、何やら頬を赤らめてレンノスケを見つめる。
「やっば、ドキドキしちゃった!」
「いつも無表情なのに、キリノちゃん相手だとあんな顔に成るんだ……」
「ギャップ萌えエグイ」
「情緒おかしなるて」
「隠す気0過ぎていっそ清々しいな……」
「……私も彼氏ほしい」
”ひそひそ、ひそひそ……”
間話をされ、少し戸惑うレンノスケ。
依然、目の前の先生たちの視線も段々と痛くなる。耐えられないので、レンノスケは困惑しながら問う。
「な……なんだよ?」
「いや、別に?なんでもねーよ?」
「まぁ言っちゃえばいつも通り何だけど、ねぇ?」
「……署内では程々に控えろよ?」
「……キリノとの会話が、何か可笑しかったか?」
「いや???全然?????」
「んん?……あ、そうだカンナ局長」
「なんだ?」
「少し聞きたい事がある。いいか?」
「あ、あぁ……構わない。言ってみろ」
レンノスケが何かを思い出したかのようにカンナに質問を投げる。
「────”アイラ”がよ、明後日か明々後日に此処を見学したいって話が合ってよ」
「む……アイラちゃんがか?」
「え?そうなの?レンノスケ」
「あぁ、実はさっき”イチカ”からモモトークでこんな文が送られてきてな」
そう言いながら、レンノスケがイチカとのモモトークを見せる。
▽………………
〈こんにちわ、レンノスケさん。さっきぶりっすね〉
〈いま大丈夫ですか?〉
〈あぁ、いまはD.U.の公園のトイレでおしっこしてるから大丈夫だぞ〉
〈出来れば知りたくなかった情報!!しかも片手でして!?流石男の子って感じ……〉
〈ああいや!もういいです!用件言いますよ〉
〈おう、どうしたんだ?〉
〈実は何すけど、先程アイラちゃんからこんな事を伝えられまして〉
〈どうやら、近い内に”ヴァルキューレを見学したい”との事らしいです〉
〈この事をレンノスケさんに伝えてほしいって、そう言われましてね〉
〈アイラがヴァルキューレを?ふむ……〉
〈あい分かった。すまんが俺の一存では決めれんから、先ずはカンナ局長に聞いてみるよ。イチカには悪いんだが、アイラに後で結果を教えてやってくれ〉
〈了解です!〉
〈アイラちゃん、どうやら相当ヴァルキューレの皆さんが好きに成ったみたいで、話す内容もカンナさんやコノカさんの事も多く話してましたよ〉
〈特にレンノスケさんやキリノさんの事は、それはもう楽しそうに話してくれましたね〉
〈どうやら……警察に興味があるとか、ないとか?〉
〈まぁ、そんな話です〉
〈そうなのか?アイラが……何だか、嬉しいな。出来るだけ早く伝えるから、ちょい待ってて〉
〈はい!では、お待ちしてますね〉
▽………。
「……って感じなんだが、どうすr」
「明日でも明後日でも構わん。何時でも連れて来い」
「判断早いな……いいのか?」
「絶対に連れて来るんだ……いいな?」
「お……おう、じゃあ、そう伝えるからな?」
カンナの圧に、レンノスケはただ頷いて応える。
「”明日でも明後日でも良いから、是非来てくれ”……っと。これで返信を待つだけだな」
「姉御、アイラの事気に入ってますよね?」
「……はて、何の事やら」
「ははは、アイラちゃん素直で可愛いもんね」
「先生…ッ!」
「まぁ、ボス犬のキショイ自己紹介でも全く引かなかった逸材だもんな、アイラ」
「殺すぞ貴様」
「す、すまん…………ん?」
”ピロン”
「あ、返事来た」
その内容とは……。
〈伝えたら、凄く喜んでましたよ!〉
〈(アイラが満面の笑みで喜んでいる)写真〉
〈はは!良い笑顔だ。じゃあ、明日の9時に迎えに行くと伝えてくれ〉
〈了解です!あぁ、それとアイラちゃんから一言あるみたいなので、少しお待ちを〉
〈アイラから?あぁ、分かった〉
▽………数分後。
〈(動画)『……あ、もういいの?わかった!えっと、レンにぃと、キリノおねえちゃんと、カンナさんと、コノカさん!それと、えっと、ヴァルキューレのみなさん、えっと、あした、おせわになります!……あ!えっと、よろしく!おねがい、します!』〉
〈どうです?超可愛くないですか?アイラちゃん〉
〈あぁ、可愛いな。それに、その歳で礼儀正しくお願いも出来る何て驚きだ〉
〈素敵な動画を撮ってくれてありがとうな、イチカ〉
〈いいえ!私も良い想いをしたので、此方こそですね〉
〈あぁ、それとなんすけど、この話が正義実現委員会にも届いて〉
〈ツルギ委員長命令で明日は私も管理者として同行する事になったんですけど、大丈夫ですかね?〉
〈全く問題ない。寧ろ、帰りの事も考えたらめちゃくちゃ有難い。剣先には俺からも礼を伝えておく〉
〈あはは!了解です!〉
〈じゃあ、明日の9時にトリニティの校門前で待ってます〉
〈了解〉
▽………。
「了解……っと。よし」
「終わったか?」
「あぁ、明日の9時に迎えに行くと伝えた」
皆がレンノスケに注目する中、モモトークを終えたレンノスケが皆にそう伝える。
「レンノスケ、もう一度あの動画を見せろ」
「あ?あぁ、いいぞ……はい」
カンナが食い気味にアイラの動画を見る。
画面上のアイラは何処か恥ずかしそうに、でも凄く嬉しそうな顔で頑張って言葉を紡いで発語している。
ハッキリ言えば、非常に愛らしくてかわいい。
「~~っ!……レンノスケ、この動画を私に寄越してはくれないか?」
「姉御??」
「カンナ?」
「ん?あぁ、いいぞ……すまん、どうやって送るんだ?」
「貸してみろ……よし、これで私のモモトークに送信された」
カンナが流れる様にレンノスケの端末から自分の端末へとアイラの動画を送信する。
「いや姉御、なにしてんすか……」
「なんだ?別に悪い事はしていまい。私は公安局の局長であり狂犬と謳われる女だぞ?」
「姉御???」
「カンナ??」
「そうだな(!?)まぁ、アイラはよくボスいn……カンナ局長の事はよく話すしな。カッコいいだとか、優しいだとか、色々」
「なに!?それは、本当か?」
「こんな嘘つかねぇよ。あぁ、それと一緒にカツ丼食べる約束してたろ?アイラ、ずっと楽しみにしてるから明日でも一緒に食ったらどうだ?」
「ッ!!それを早く言わんか!クッ!出遅れた!直ぐにカツ丼と天津飯、チャーハンとラーメンの予約をせねばッ!!」
「姉御!落ち着いて!落ち着いてほしいっす!!」
「多分だけどアイラはそんなに食べれないんじゃないかなぁ!?」
先生とコノカのツッコミ、そして他の公安局の生徒達の焦り声が漏れ出る。カンナのキャラが崩壊しつつある。
察するに、どうやらあの日以降、カンナはアイラに対し非常に強い感情を向けているらしい。
それもそうだろう。最初に会った日のアイラは、それはもう……酷い状態だったのだから。身体的にも、精神的にも。
子供好きのカンナには地雷も地雷な行為を受け続けていたのだ。あの時の現状に、握りしめた拳から血が出る程に激情を表したカンナだからこそ、このリアクションは仕方ない……のかもしれない。
「ハッ!……いかんいかん、私とした者がとんだ醜態だ。すまない、今のは忘れて貰えると助かる。その……先生も」
「はははっ、好いと思うけどね私は。それがカンナなら」
「私も良いと思うっすよ?姉御はちょっと頑張り過ぎな気もするし!」
「そうですよ局長!*1」
「そうだぞボス犬」
「レンノスケさんのお陰で最近は犯罪も大幅に減少しているじゃないですか!*2」
「明日は一日アイラちゃんの職場見学に付き添って、お仕事は我々にお任せ下さってほしいです!*3」
「つまり、張り詰めたらマジで皺が増えるって意味だ」
「お前達………あぁ、では、明日は少しばかり仕事はお前達に任せよう────そしてレンノスケ貴様は今此処で殺す」
「うぇ!?」
「いや至極当然だろ。なんだその”なんで俺だけ!?”みたいなリアクション」
「君だけ普通に悪口だし」
カンナが指を鳴らしながらゆっくりレンノスケに歩み寄る。
既にカンナには敵わないと調教済みのレンノスケは、迫って来るカンナに後退しながら距離を取る。
「(おいおいヤベェぞ……このままだとまた拳骨。其れ即ち死……マジで次はあの世に逝ける……どうする────ッ!!!)」
”ピキィィィン……”
瞬間、レンノスケに天啓が舞い降りる。
「(そうだ、犬!カンナ局長は犬だ!(!?) なんだ、簡単な攻略方法があるじゃねぇか……)」
そして、レンノスケは………。
「ふっ、くははは……」
「なに?なんだ、気でも狂ったか?」
「いいや、違うぞボス犬……俺にはどうやら天が味方しているらしくってな」
「……は?」
犬にすることを、行う。
「────いいか?待てだ!カンナ!お座り!伏せぇ!!お手!!!おかわりぃぃ!!!!」
”ブツンッ────”
それが、どんな効果を生むとは、知らないで。
そんなレンノスケに、先生達は……余りにも馬鹿すぎる行為に、顔に手を置いて天を仰ぐ。
「……む?おい、どうして?ホラ、お手!あぁ、そうだ!ちんt……ん?」
「────そうかそうか、そんなに死にたいのか…………そこに直れ貴様ァァァ!!!」
「あ、これヤバッ……誰か、俺を助け────うおぉぁあぁぁあぁ!!!」
────その後、レンノスケは巨大なたんこぶを作り、小一時間カンナに正座され大説教を喰らった。
これが、あの裏社会を震撼させ続けた怪物の姿か……と、コノカを始めとしたヴァルキューレ生は心の中でそう思った。
先生はその後、レンノスケが説教されている間に先に帰宅。レンノスケとキリノに帰りの献立は任せている故、しかも何か一緒に帰ろうと二人で約束してしまったから必然に今帰らなければ邪魔者になってしまうから。
因みにキリノは幾らレンノスケに電話を掛けても帰って来ないから、仕方なく公安局内に戻ったらレンノスケが正座をしてカンナに凄まじい剣幕で説教されているのを目撃した時は、今度は何をやらかしたのか近くの生徒に聞き、大きな溜息を吐いて呆れていたとか。
説教後、レンノスケは明日の予定をカンナにもう一度告げる。
9時に己が二人を迎えに行き、そのまま連れて来る。
その後はカンナの案内の元、ヴァルキューレ内を移動しながらどんな仕事をしているか説明。
それを繰り返し、時折、トレーニングを見せたりアイラに行わせたり等のイベントを用意。
偶に生活安全局に職場見学しに来る保育園生や小学生などを遠くから見ていたカンナは、かなり気合を入れて準備すると決意。何せ、公安局はエリート集団の集まり、職場見学には中々どうして向いていない。
しかし相手はあのアイラだ。それが、特にカンナにやる気を与える。
流れは決まった。後は、明日の自分達に任せると云う事で解散と成った。
次回:アイラ、はじめての職場見学!
・おまけ
▽夕飯……。
「────って事があってな?むぐむぐ……ボス犬の奴、相当アイラの事好きだぞ」
「食べながら喋らないですよ、もう……それにしても、カンナ局長がアイラちゃんの事をそこまで溺愛しているとは……」
「まぁ聞くにカンナは子供好きみたいだからね。それもアイラの様な大人しくて可愛くって、自分を怖がらない上に尊敬してる何て知れば、可愛がるのも仕方ないよ」
「あはは。何だか、カンナ局長の新しい素面を知る事が出来て良かったかもです!最近はレンノスケの【”超”
「あぁ、だからあんなにイライラしてたのか。俺にブチギレかました時スゲェ剣幕だったもんな。そんな理由があったのなら仕方ないn」
「それはレンノスケが悪いですよ?」
「それは君が圧倒的に悪いからね?」
「はい……」
見事にカウンターを喰らったレンノスケであった。
「(……思い返しても、今日は色々な自治区に行って、友達を作る事が出来たな。ふっ、何て素晴らしい日────だ、が……ミレニアム、あそこだけ嫌にキナ臭かったな。一番平和っぽかったんだが……どうもめんどくさい奴に目ェ付けられてる気がする様な……)」
────……嫌な、予感がする。
「…さん………レンノスケさん!」
「んっ、あ……なんだ?」
「なんだ?じゃないですよ、どうしたのですか?急にボーっとしちゃって…」
「大丈夫?レンノスケ。体調が悪かったりはしてない?」
「あぁいや!そうじゃないんだ。ちょっと個人的に考え込んでただけだ。気にしないでくれ────」
一抹の不安を抱きながらも、レンノスケはキリノと共に作ったカレーを幸せそうに頬張る。
☆レンノスケに対する皆の好感度。
この前の反対です。
色んな人→レンノスケと云う意味です。
■例
:0~20 (嫌い)
:21~40 (苦手だけど嫌いじゃない)
:41~60 (ちょっと話す人か友達)
:61~80 (信頼している。友達。上辺りからかなり感情が強くなってくる)
81~100 (好き、尊敬している。愛情の域)
100~???(ヤバい。激重感情を向けている)
▼計測した人達(学園別)。
■ミレニアム組
・ネル → レンノスケ :65%
・ユウカ → レンノスケ:43%
・ヒマリ → レンノスケ:90%
・リオ → レンノスケ :10%
・アリス → レンノスケ:???%
■ゲヘナ組
・ヒナ → レンノスケ :64%
・マコト → レンノスケ:70%
・イオリ → レンノスケ:60%
・イブキ → レンノスケ:77%
・アル → レンノスケ :92%
■トリニティ組
・ナギサ → レンノスケ:42%
・ミカ → レンノスケ :51%
・セイア → レンノスケ:66%
・ツルギ → レンノスケ:63%
・イチカ → レンノスケ:62%
・ハスミ → レンノスケ:15%(病院で会った時、初対面で”トリ肉”と呼ばれたから)
■アリウス組
・シキ → レンノスケ :108%(諦めようとして失敗している。最早”愛憎”を抱いてる)
・アイラ → レンノスケ:92%
・アツコ → レンノスケ:67%
・サオリ → レンノスケ:77%
・ヒヨリ → レンノスケ:50%
・ミサキ → レンノスケ:44%
■ヴァルキューレ組
・カンナ → レンノスケ:78%
・コノカ → レンノスケ:69%
・フブキ → レンノスケ:67%
■大人組
・先生 → レンノスケ :測定不能(生徒全員)
・黒服 → レンノスケ :101
・ベア → ← レンノスケ :-100(互いに死ねと思ってる)
■
キリノ ➡ レンノスケ:測定不能
絡みない生徒達が見られますが、外伝は後2~3話は出そうと考えているので、その時に出します。
アンケートです。どうか、御投票を宜しくお願い致します。
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レンノスケ、配信者に成る。
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16歳組によるバレーボール同盟
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キリノと二人旅
-
提示版(レンノスケだけど、質問ある?)
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レンノスケの過去編
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本編:カルバノグの兎編