汚泥の中で 作:アカネイアの雑兵
(設定を)見た
(まだ書かなくても良くね?との誘惑に)勝った
これには歴ヲタの雑兵大歓喜(意味不明)
やってみたかっただけです
すみません
一部設定修正
「あの、寝た方が」
「心配するなって
四徹まではいけるから」
困りました
ゲレタさんは私をマルスの居るタリスへ送ってくれるとの事
それは素直に嬉しいです
私もあの様な事があった事もあり、不安に思っているのは間違いありません
ただ、ゲレタさんは頑なに寝ようとしないのです
日中は私を背負って歩き、私が寝ている時は寝ずの番
足を痛めてしまった私に何が出来るかと言われたら、返答に困りますが
それでゲレタさんが倒れては意味がないと思うのです
「ゲレタさん
お願いします。休んで下さい
私も出来る事をしますから」
などと言っても出来るのは異変があったらゲレタさんを起こすだけなのですけど
「⋅⋅⋅⋅⋅分かった
今日晩少し寝るわ」
「⋅⋅⋅⋅はい
ありがとうございます」
「何故にお礼を言うのやら」
ゲレタさんは少し呆れたように笑いました
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ゲレタさんはおおよその方角を聞くと、そのまま山に入りました
私はゲレタさんに背負われているので構わないのですが
「主要街道なんてどっかの手が及んでいるだろ
今の俺達じゃあ、少し部隊を送られたらそれで終いだ
エリスには悪いと思うが」
「いいえ。私は構いません
私は貴方に全てを預けているのですから」
例え私をゲレタさんがドルーアに引き渡したとしても、私はゲレタさんを恨むつもりはありません
何一つ出来ない私を気遣って、ここまで来てくれたのですから
「大袈裟な
昨日の今日の話だろうに
⋅⋅⋅ま、そんなアンタだから助けようと思っているんだが
正直、俺の性分じゃあないんだがね」
たった1日一緒に過ごしただけですが、ゲレタさんは照れ屋だと思います
少し言い回しが独特ですが、私を退屈させない為か色々な話をしてくれるのです
足の具合も良くなっているとは思うのですが
「治りがけが一番危ない」
との事
ゲレタさんは寧ろ私を背負っている時は身体が強張っているみたい
そんなところは失礼だと思いますが、少し可愛いと思ってしまいます
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「そんな固い所で寝ても休まらないと思いますよ?」
それは理解出来る
出来るんだが
「私が貴方に出来る事なんてこれくらいです
遠慮しないで」
遠慮するわ!なんで膝枕しようとしてんの!!
アリティアの距離感ガバガバか!?
⋅⋅⋅⋅とは言え、エリスの瞳の奥には不安?か
なるほど
今の自分は何一つ出来てない
だからせめて
ってとこか
んじゃ、膝借りても良いんだな?
「っ!
はい」
嬉しそうにしちゃってまぁ
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「どう、でしょうか?」
どうと言われても
「比較対象が無いなら、思った事を言ってくれると嬉しいです」
⋅⋅⋅⋅助かるわ
「少しお休みになって下さいね?」
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ゲレタさんは寝息を立てている
「⋅⋅⋅⋅」
実のところ、ゲレタさんとはいつも話をしてはいますが、顔を合わせて話をした事は殆どないのです
何せ話をする時はゲレタさんに背負われている時が殆ど
顔が見えるなんて事はありません
だからでしょうか?
ゲレタさんの顔をまじまじと見てしまいます
何よりも目をひくのが黒い髪
この大陸ではあまり見ない髪の色
「⋅⋅⋅」
私は思わず、ゲレタさんの髪に触れてしまいました
少しかたく、癖のある髪の毛
「いつもありがとうございます」
私はゲレタさんを起こさない様にしながら、感謝を口にし
ゲレタさんの頭を撫でていました
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「しかし、アリティアからタリスは遠いな
ま、そうでなかったらマルス王子を逃がせんか」
「ええ」
「それなんだがな、エリス」
「どうしました?」
「多分ガルダに俺だけでは辿りつけんと思う
少し賭けになるが、聞いてはくれないか?」
翌朝、私はまたゲレタさんに背負われて東へと向かっていました
ゲレタさんは私に提案があるみたいで、私は勿論それを聞きます
「オレルアンに向かわねぇか?」
ゲレタさんの言葉に少し驚きました
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「オレルアンは反ドルーアを掲げている数少ない国家だ
決してエリスを無体に扱うとは思えない」
「⋅⋅⋅それは構いません
ただ
⋅⋅⋅⋅その、ゲレタさんは?」
私は2日しか共に居ないゲレタさんに淡い想いを抱いています
話をしっかり聞いてくれて、私を『アリティアの王女』としてではなく、エリスという1人の人間として見てくれる
軽い女と
安い女と見られるかも知れません
でも
「⋅⋅⋅⋅やっぱ、しんどいなぁ」
そう悲しそうに空を見上げていたこの人
私がふと目を覚ました時、そう聞こえたのです
辛いのに
悲しいのに
それでも私を守ってくれる人
そんな人に想いを寄せるのが悪いと言うのなら
⋅⋅⋅⋅私は悪い人間でいい
そう思えるのです
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「いや、エリスが嫌ならオレルアンで別れるが?」
「そんな事、言うと思います?」
ゲレタさんの言葉に私は少し悪戯っぽく笑います
「言わんわな
⋅⋅⋅⋅知ってた」
私がこうして笑えるのは
貴方のお陰なのですから
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ゲレタさんに助けられた私でしたが、感情がまるで制御出来ませんでした
「⋅⋅⋅⋅貴方は私をどうするのです?」
「どうって」
今思えば失礼極まる事をしてしまったと思うしかありません
でも、あの時の私は全てが敵の様に思えたのです
「助けたのに、殺すってか
流石にそれは気分が悪いんだが」
「⋅⋅⋅⋅」
「ま、死にたいってんなら気分は良くないが殺してやっても良い」
「⋅⋅⋅⋅生きて」
「あん?」
「生きて良い事なんて
もう、私には」
「故郷も家族も何もかも無くなった、か?」
あの時ゲレタさんは鋭い目で私を見ていました
「死にたきゃ死ねば良い
だが、アンタを守ろう
助けようとして死んだ人達。その全てを無駄にする
それだけは理解して、死ね」
「⋅⋅⋅⋅それは」
「死ぬな、なんて言ったところで本人に生きる意思がねぇなら何の意味もありゃしねぇよ
全ては意思が伴って、初めて動き出す」
「死にたい
そう思って死を選ぶなら、確実に死ねる手段を選ぶこったな
経験者として言わせてもらうが、死ねなかった後の人生は辛いぞ?」
「」
「⋅⋅⋅⋅はぁ
人は感情の生き物だ
今此処にいるのは俺だけだ」
「どういう事でしょうか?」
「思いの丈を吐き出してみたら良いんじゃないか?
ちっとは楽になると思うが」
その言葉でもう私は駄目でした
元々ゲレタさんの少し攻撃的な言葉で感情を揺さぶられていたのです
その後の事は
余り口外したい事ではないですね
ただ、ゲレタさんにはとても
⋅⋅⋅⋅そう、とても恥ずかしいところを見せてしまいました
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それから私はゲレタさんと話をする時、身構えずに話をする様になりました
ゲレタさんには私を『エリス』と呼んで貰える様に頼み込みましたね
ゲレタさんは
「なら俺の事も呼び捨てで良くね?」
と言いましたが、少し敷居が高いみたいです
「オレルアンに行きましょう
ゲレタさん、一緒に居て下さいね?」
「へいへい
お姫様のお望みとあれば」
私とゲレタさんはそう笑い合いました
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オレルアン公の弟であるハーディンは困惑していた
と言うのも
「何の証すらない私共と謁見していただきありがとうございます
私はゲレタ。彼女をタリスへと送り届けたいが為に公にお目通りを願った次第です」
「エリスと申します」
「エリス?
もしや、アリティアのエリス王女かな?」
アリティアのエリス王女と名乗る人物が此処オレルアンに来たのだから
護衛とは到底思えぬ小男を連れて
「⋅⋅⋅はい。アリティア陥落直前、母リーザにより逃がされました
このゲレタに命を助けられ、弟であるマルスを逃がしたタリスへと向かうつもりです」
⋅⋅⋅強い娘だと思った
両親を、祖国を失いながらもそれでも諦める事なく行動出来るというのは難しいだろう
そして
側にいる小男、ゲレタに信を置いているのは傍から見ても分かる
緊張はしている様だが、それでも
「⋅⋅⋅ふむ
その様な事情なれば力になりたい。⋅⋅⋅が我がオレルアンも決して余裕があるわけではないのじゃ」
「それは理解しております
城下にて数日滞在する事をお許し願えれば、と」
「数日滞在したとて、状況が変わるとは思えないのだが?」
その発言に思わず口を挟む
「⋅⋅⋅ハーディン
しかし、確かにハーディンの言う事も尤も
何か手立てがあると言う事か?」
「現在エリス様のお怪我は完全に癒えているとは言い難い状況にあります
私自身も戦う術を有しているとはお世辞にも言えない有り様
サムスーフ山を越えるとなれば、万全を期すべき
そう考える次第でございます」
「サムスーフを越えると?」
「はい
他の経路ではタリスに辿り着くまで時間がかかりすぎるかと
無論、悪名高いサムシアンの存在を軽く見ている訳ではありませんが。時は私共の味方ではなく、敵であると考える他にないかと」
「ふむ」
ハーディンは内心唸った
どうやらあのゲレタという人物は自分が思うよりも物事を考えているらしい
「オレルアンの騎士をつけるべきか?」
「公の温情には感謝したく思います
なれど、私共はガルダに抜けてもオレルアンの騎士は再度サムスーフを抜けねばなりませぬ
ドルーアやマケドニア、グルニアの動きが読めぬとなれば下手に戦力を動かすのは危険ではございませんか?」
「が、そうなればお二人で越えねばなるまい
それは無謀ではないか?」
「幸いにもエリス様は魔道の心得があるとの事。まだ戦えぬとあっても、武器を持つだけでも牽制になるかと」
「主にも戦え
そう言われるのか!?」
流石にこれは看過出来ない
が
「ハーディン様。それは私がゲレタに認めさせた事です。元々タリスへ向かうのは私の事情に過ぎません
ゲレタは私を見捨てたとしても、何の責もないのです。それでもこうして共に居てくれる
なら、どうして私は守られるだけの姫でいられましょう?」
「⋅⋅⋅うむ
エリス王女の覚悟、良く分かった
何かあれば城へ来てくれ。出来る限り力になろう」
こうしてエリス王女と変わった従者との初対面は終わった
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予想通りと言うか、戦力の補充は叶わなかった
寧ろその方が良いんだけどな?
あくまでも今回はオレルアン公との繋ぎとその城下の安全を確保する為のもの
流石に亡国の王女が城下にいるとなれば、エリスの安全は担保されるだろう
⋅⋅⋅⋅されるよな?
ま、まぁその辺りは考えたところで意味を成さないので程々にして、純粋にエリスを休ませたい
勿論、俺も休みたい
多分エリスもそろそろ歩けるだろうから、少し慣らしておいて
俺も武器を買って慣らさなきゃならない
何時までも、非正規戦仕様ではこの先行き詰まるのは分かりきっている
タリスに送り届けてからの身の振り方も考えにゃならんしな
流石に
恐らくエリスを戦わせた、なんて言えば非難轟々だろうからタリスから離れるには充分な理由となるだろう
エリスに殺しをさせるのはかなり心が痛む
が、生きる事は何かを犠牲にする事でもある
そこは割り切らないと
割り切れるかねぇ?
力が無いので、立ち振舞いなどでカバーしようとするゲレタ
これで本作の主人公とか、マジ?
信頼度
ゲレタ→エリス C
エリス→ゲレタ A
人って難しいね
エリスルートのイチャイチャ(努力目標)
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いる
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いらない