汚泥の中で 作:アカネイアの雑兵
足を払う(意味深)
ドルーア帝国によるアカネイアの討伐は終わり、アカネイアに味方せんとしたアリティアも滅んだ
ドルーアはアリティアから逃がされたマルスの行方を探すと共にアリティアにおいて忽然と姿を消したエリス
彼女の捜索も行なっていた
が、ドルーアに従うマケドニア、グルニア、グラの3か国
主義主張の相違から全面的な協力体制を構築する事叶わず、2人の行方は知れなかった
マケドニアは国王ミシェイルと前線で指揮をとるミネルバの間の不和が
グルニアはドルーアに与していながらも、未だにドルーアと心中するつもりはなく
某人物はある少女を匿っている始末
グラはドルーアに従い続けるつもりだが、アリティアとの戦いによって戦力が大幅に減らされている
更に国王ジオルの不義は国内からも不満を持たれる結果を招いた
その様な事から3か国間にも温度差が生じる事となったのだ
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マケドニア白騎士団を率いるミネルバ
彼女はマルス、エリスの捜索に対してあまり本気ではなく、寧ろ卑怯な騙し討ちで父を失い、故郷すら焼かれた2人に同情さえしていた
その為、捜索は形ばかりのものとなる
見つけようがなかったのだ
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グルニアにおいては、ドルーアと共にアカネイアを攻めた事について国の中枢で問題になっていた
しかし、この時代においては情報統制は驚くほど容易いものであり、国民がそれを知る事はない
「⋅⋅⋅⋅」
今はまだ動かない
動くべき時が来るまで待ち続ける
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グラにおいては、国王ジオルの乱行にも等しい暴挙
即ち、アリティアに対する完全な騙し討ち
そしてアリティアを滅ぼした
この事が民の間に噂として少しずつ
だが、確実に拡がる事となる
勿論これは明らかな醜聞
故に王国側としては、この噂を止めようとする
⋅⋅⋅それこそが、大衆の興味を引き寄せると知らぬままに
彼等はそんな状況の中、少しだけ囁けば良い
「自分の知り合いがアリティアと戦った」と
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人とは不思議なもので、その情報の出所が定かでなかろうと
『伝聞』と言うものには一定の信憑性を持つ事がある
ましてや、
ある人物は
「未来とは不確定
視界の閉ざされた霧の中を歩く様なものです
⋅⋅⋅⋅人は強くない。容易に弱い方へと流れる
他責思考。つまり己は悪くない、と
ならば、そっと
そう薄く笑った
グラの混乱は終わりを見せず、ただ躍り狂う
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「やれやれ
望んだ事とは言え多忙になったなぁ」
「ごめんなさい」
ゲレタとエリスは海を眺めていた
流石にゲレタの休みがないとタリス王も感じたのか、エリスにそれとなく伝え、エリスはその好意を受け取った形だ
「謝るなって
エリスの伴侶になるつもりなら、しっかり励まないとな?」
エリスの言葉にゲレタは笑う
「こうして愚痴を言えるのはエリスの前だけにしたいからな」
「⋅⋅⋅⋅⋅そうなの?」
海の方を見ながらのゲレタの言葉にエリスは少し驚く
そして
「そうなのね
⋅⋅⋅ゲレタ。ありがとう」
ゲレタにエリスは寄り添った
頬の赤いゲレタを見て嬉しく思いながら
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「騎士道と言うものは決して万人に受け入れられているものではない
それは忘れちゃならん」
「そうなのか?」
ゲレタの言葉にカインは驚く
「そらそうよ
騎士の言うところの名誉や誇り
それがあればアリティアを君らは守れたか?」
「⋅⋅⋅⋅手厳しいですな」
ゲレタの言葉にジェイガンは苦い表情のまま納得する
「正々堂々だ、騎士道なんてのは実際の殺し合いでは何にもならん
仮に、だ。それに殉じてマルスを守れなかったら
どうするよ?」
ゲレタの言葉に若い騎士達は言葉を失う
「別に騎士道を掲げようと構わねぇよ
ただ、それに固執した挙げ句守りたいものを守れないのなら、そこに意味があるのか?と
俺は気になるな」
「それは、そうですね」
アベルもようやく納得する
「俺は知っての通り、戦力としてはないに等しい
だが、それでも人は殺せる
エリスやマルス、シーダを守るためならどんな事をしてでも殺してみせる」
ゲレタのその言葉は、重い
「人を殺すのに手段を選ばないなら武器も要らん
この両の手と考える頭だけでも殺れる
忘れてくれるな。守りたいものを守れなきゃ騎士道も何も意味を持たない事を」
やる事をやって遅延戦術
情報攪乱、伏兵
手札はまだまだあるよ!
歴ヲタのゲレタの真骨頂、とくとみよ!
エリスルートのイチャイチャ(努力目標)
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いる
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いらない