汚泥の中で 作:アカネイアの雑兵
走り書きみたいなものなので、粗は多い(今更)
ユグドラル大陸。
俺の推しゲーの1つ『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』そして外伝作品となる『ファイアーエムブレムトラキア776』の舞台である。
ゲームとしての歴史としては、過去作である『ファイアーエムブレム紋章の謎』とも多少の繋がりのある作品。
関わりと言っても、ある人物がアカネイア大陸へと渡り、その地から『とある竜の力を宿した魔道書』を持ち帰る。そして、ユグドラル大陸へと戻り当時大陸にあったグラン共和国を滅亡においやる。
その組織のトップとなった男、大司教ガレの手にはアカネイア大陸から持ち帰った闇の魔道書『ロプトウス』があったとされている。ガレはグラン共和国を滅ぼし、自身を神とする『ロプト帝国』を建国。大陸は長い暗黒期に入る。
ロプトウスはアカネイア大陸の地竜であり、恐らく地竜族の長である暗黒竜メディウスの配下だったのだろう。
アカネイアにおいて、ナーガ達神竜族とメディウスと人との戦いに敗れたロプトウスはガレの住む大陸、ユグドラルにその活路を見いだしたのかも知れない。
それから紆余曲折あって、ガレが皇帝となったロプト帝国は滅び、その皇族は抹殺され、数少ないロプト帝国を滅ぼした遠因となった皇族マイラの血脈は細々と辺境ウェルダンの地でのみ生き続けた。
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問題はここからだ。
マイラの末裔の1人であるシギュンという娘がいた。
シギュンはどういう事か、ロプト帝国後建国されたグランベル王国。その有力諸侯のひとつであるヴェルトマー公爵家の当主ヴィクトルに見初められ、彼の妻となった。
ロプト帝国を打倒した解放軍。その解放軍の中心的な役割を担った12名の者がいた。
それが十二聖戦士。彼等はロプト帝国を打倒した後に、大陸に新たな国家を作り、その王家やそれを支える公爵家をそれぞれ興した。
唯一の例外が竜騎士ダインとその妹ノヴァ。
当初ダインの興したトラキア王国にノヴァも所属し、彼女は王家の一員であったことからレンスター地方を任されて、その地を統治する事となる。
最終的には二人の子孫の代にレンスターはトラキアから独立。という皮肉な結果に終わってしまった。
ヴェルトマー公爵家は十二聖戦士のリーダーである聖者ヘイムにより建国されたグランベル王国の有力公爵家のひとつであり、十二聖戦士がひとり。魔法戦士ファラを祖とし、神器『炎魔法ファラフレイム』を伝える家。
シギュンはそのヴェルトマー公爵夫人となったのだ。
そしてこれまた面倒な事だが、シギュンは滅亡したロプト帝国の皇族マイラの血族。
マイラは皇族でありながら、歪なロプト帝国の体制に疑問を持ち、後に反乱を起こしている。反乱は帝国により鎮圧されたが、このマイラの反乱を切っ掛けに帝国各地で反乱が勃発。後の解放軍へとそれは受け継がれた。
その為、忌むべきロプト帝国王族でありながら、聖騎士マイラ。として人々から呼ばれ、敬われる事となった。しかし、ロプトウスを再びこの世に招く事がないようにマイラの末裔は隠れ住んでいた。
ロプト帝国の残滓たる『ロプト教団』の手から逃れる為に
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仮にもヴェルトマー公爵夫人ともなれば、下手な人間は彼女にちょっかいを出さない。
と、思うだろうが出した者がいたのである。
グランベル王国バーハラ王家。
クルト王子が。
既にシギュンはヴィクトルとの間に子供を作っており、ヴェルトマー公爵家は安泰だった。
しかし、魔が差したのかクルトの求めにシギュンは応じてしまう。
まぁ次期国王に求められて断るのは不可能に近い気もするのだが。
そして、シギュンは子を宿してしまう。
クルトとの間の子を
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彼女に出来た事は愛する夫から離れ、子を産んだ後に命を絶つ事だけだった。
ヴィクトルとシギュンの間の子供はアルヴィス。
クルトとシギュンの間の娘はディアドラと言った。
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頭おかしいんか?
この明らかに倫理観の終わっているクルトの事を調べて思ったのが、それだった。
そしてアルヴィスとディアドラはロプト教団マンフロイの手により引き合わされ、恋に落ちた。
なおその時点でディアドラはシグルドの妻であり、息子セリスを出産している。ディアドラはマンフロイに拐われ、記憶を消された後アルヴィスと引き合わされたのである。
あのさぁ
シギュンの話の後にこれを見ると、どれだけユグドラルの倫理観が仕事を放棄されているのかお分かりになられないだろうか?
そしてトドメとばかりにアルヴィスとディアドラの間にはユリウスという皇子とユリアという皇女が産まれる。
ユリウスはロプトウス。ユリアはロプトウスに唯一対抗できる神聖魔法ナーガ。それぞれの使い手。
聖戦の系譜は親族間でも平気で殺し合いを強いられるし、親友を手にかけねばならない。或いはむざむざ殺されにゆくのを見なければならないという、戦争の悲惨さと人間の醜さなどをこれでもか、という程に出していると個人的には思う。
ドロドロしてて、個人的には良い作品だと思うし、なんなら『東京がドラゴンによって破壊される』作品と並んで俺の中の不動のツートップだろう。
が、これはない。
ないだろうが、ナーガさんよぉ!
アレか?アンタの娘を義理の娘にしたから根に持っているのか!?
そりゃ、申し訳ないとは思うが
でも知性をなくした地竜と闇の部族を山のように殺しきったのだから許されるべきではなかろうか?
罪は罪
罰は罰なのね
し っ て た
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「ほう。それで、貴様の望みは何だ?」
グランベル帝国皇帝アルヴィス。彼は居城となったシアルフィにおいて、妙な人物を迎えていた。
「これでも、一応家族の居た身。
血と悪意に酔った連中が私は嫌いでしてな」
「…なるほど」
と言いつつも、アルヴィスは目の前の人物の真意を図りかねていた。
既に自分は愛していた妻を息子に殺され、その息子もマンフロイと共に帝都バーハラで何やらやっている。辛うじて出来たのは娘を逃がす事と、
最早自分を皇帝と認めるものは居ないに等しい。
「そして何より、陛下。
我が
大陸から逃げ出した小物に大きな顔をされたのでは、彼等の誇りを汚す事になりましょう」
この男は自分の秘事を知っており、尚且つその憎悪はマンフロイ達に向いている。
「妙な男だ。が、まだ私にもやれる事があるのならば手を貸そう」
「ゲレタ、と申します。陛下。
嘗ては○○○○と言っておりました」
ゲレタは膝をつき、頭を下げたのだった。
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「良いか、子供はバーハラへ送るのだ。
隠し立ては許さぬぞ」
子供狩り。忌まわしきロプト帝国において、暗黒神ロプトウスへの供物として、新たな信徒として迎える為の儀式。
それが帝国各地で行われていた。
ロプト教団の司祭である男はこの光景に満足していた。全ては我等が神の為に行われる神聖な儀式の為。
だが
「抜けた事を宣うな」
小さな、しかしはっきりとそれは男の耳に届く。
「なにも」
男はそれ以上言葉を発する事が出来ず、地に倒れ伏した。
「宜しいのですか?」
「陛下のご意志だ。我等が皇帝陛下のな
リデール将軍。子供達をシアルフィに護送してくれ。道中の
「分かりました。お任せします、ゲレタ殿」
「無抵抗な子供を贄にするのだ。当然自分達が殺される覚悟もあろうよ」
闇が動き出す。
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子供が集まらない。
グランベル帝国大司教マンフロイの最近の悩みだった。
帝国内での子供狩りは終わったとして、国外へと司祭を派遣し進めている。
しかし、何処かおかしい。そうマンフロイは思う。
子供狩りについてしつこいくらいに喚いていたアルヴィス。しかし、今は居城シアルフィに自身の騎士団であるロートリッターを集結させ領内を固めさせている。
帝国内において、唯一手を出せないのが
それは切り札を手に入れてない自分にとっても好ましいものとは決して言いきれないのだ。
だが、彼は気付くべきだった。
因果は巡り、その罪科は自分に迫ろうとしている事を。
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「大司教マンフロイだな」
「なに?」
部屋の扉が音もなく開き、男が入ってくる。
「忘れ物を届けにきた」
「忘れ物、じゃと?」
「ああ。大司教ガレ。
彼が力を授かった地から、力の代償を
「何を言っておる」
マンフロイはそこでおかしな事に気が付いた。
誰も来ないのだ。
このヴェルトマーは自分達の本拠地である筈なのに
「さぁ、あの世で懺悔すると良い」
「させ……がっ」
喉の奥が焼ける様に熱い。音が聞こえぬ。
なんだ、これは
集中出来ない。目が見えぬ。
そこは男以外誰も動かない。
誰もが地に倒れ伏し、血の一滴すら流すことなく息絶えている。
「やれやれ。面倒な事だ」
男、ゲレタの呟きだけが響いた。
皆さんの期待?にこたえて投稿。
こうしてみると本編ゲレタやべえって改めて思いますね。
なおマンフロイは喉を焼き、耳を潰し、目も潰した上で
肺を焼いたというフルセットでしたとさ。
エリスルートのゲレタの秘密
婚約者であるエリスと傭兵隊長オグマによるゾンビ鍛練をタリスにて実施済み。
なので、多生の痛みでは動じない。
最初の頃オグマがゲレタを評価していた大きな理由。
再生魔法による拷問があるなら、それを利用した鍛練もするよね?って話。
此方のゲレタは割りと精神的怪物。