汚泥の中で   作:アカネイアの雑兵

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考察回的なもの。

設定を作品ごとにころころ変えるから、書きにくいし擦り合わせが大変(出来ているとは言ってない)


いつも通り、独自設定や解釈目白押し。


(呪わしきもの)

ふと考えた。

 

アカネイアの神器は使い手に技量を求める。そこに血筋など関係がない。

が、ファルシオン(ナーガの牙)は違う。

 

 

それはゲレタとて理解している。気になるのはファルシオンの使い手として功績を挙げたのはアリティア初代国王アンリ。

 

 

しかし、アルテミスの定めなどの話によるとアンリはアルテミスとの恋に生き、独身を貫いたとされる。

故にアンリの血は彼一代で途絶えた、と考えて間違いないはず。

 

アリティアの王位はアンリの弟であるマルセレスが継ぎ、アリティアの王族でファルシオンの使い手だったとされるコーネリアスはその直系だっただろう。

 

 

 

しかし、此処でおかしな事が起きている。

 

血による資格の継承。それはロプトウス(敗北者)を追いかけてダーナにてナーガ等が行なったものと同じ様に思える。

 

 

 

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ユグドラルの歴史(設定)によれば、ヘイム率いる解放軍は反帝国を掲げ決起したものの、次第に追い詰められダーナに追い込まれた。そこでロプトウス(同胞)のやらかしに気付いて駆け付けたナーガ等が血を与え、自らの力を宿した武器を授けた。とされる。

 

ヘイム以下十二名の若者は『十二聖戦士』と後に呼ばれ、ロプト帝国打倒後ユグドラルの各国の祖となったそうだ。

 

 

 

そして十二聖戦士が扱った強大な威力と加護を持つ神器はその直系のみが扱えるものであったと。(一部例外的なものあり)

 

しかし、確かにアンリとマルセレスは兄弟ではあっただろうが、試練を越えファルシオンの使い手として認められたのは兄であるアンリであり、マルセレスではない。

 

 

後世、イーリス王国時代においてファルシオンの使い手はクロムとその娘たるルキナ。

父娘であるならば、そこに理論的な破綻はあるまい。

 

 

が、アンリに授けられたとしても試練を乗り越えた本人のみ。その弟がファルシオンを使えると言うのはどうにも解せない。

更に言えば、血を必要とするであろう契約をどうやってガトーが行なったのだろうか?

 

既にナーガは亡くなっているというのに。

 

 

あり得る可能性は幾つかあるが、どれにせよ不快な仮定。

そんな外道な事を。そう顔を顰めたくなるが、ガトーならばやりかねないという負の信頼をかの人物は持ち得るだけの実績があるのもまた事実。

 

 

 

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「という訳なのですが、どうでしょうか?モーゼス殿」

 

また面白い事をこの者は我に問いかけた。

成る程、聞けば聞く程に妙な話よ。

 

 

パルティア、メリクル、グラディウスは同胞の魂が宿る。

故に扱いきれるだけの技量があれば、使いこなす事は可能。⋯が、その者の在り方が好ましからざるものなれば、それ相応の最期を迎えさせる事になるのだが。

 

その点で言えば、確かにファルシオン(ナーガの牙)には怪しい所が多々あるのも事実。

 

 

我等は人の世に明るくはないが、ガーネフもアリティア王家がファルシオンを使えるとは言っていた。

しかし、アンリの血が絶えていたならば使い手は居なくなるのは自明。

 

 

「それとも、美談としただけでアンリの子がおり

それがマルセレスの子供として伝えられた可能性もあるのやも知れませんね。」

 

それは心底どうでも良い。

我等にとって、真に重要なのは

 

「仮にアンリに血の契約をしたとなると、その血を何処からか用意したか、ですね。」

 

うむ。

 

「⋯モーゼス殿。確認したい事があります。」

 

珍しいな。随分と口調が硬いようだが

 

「神竜ナーガ。

かの者の代わりを務められる者に心当たりはありましょう。

彼女なれば、或いは」

 

⋯⋯⋯⋯可能ではあろう。

が、それは許される事ではあるまい。それにかの者の命をも削りかねぬ行為だ。

 

「⋯だからこそ、封印し続けていたのではありませんか?

無論、これは私の勝手な想像に過ぎませんが。」

 

 

 

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後発作品であり、明確にアカネイア大陸の後世と作中明言されている。覚醒

 

その中でファルシオンの封印を解く儀を神竜の巫女たるチキが行っていた。更に絶望の未来においては、ルキナ達を過去に送り出している。

 

つまり、ナーガの娘たるチキなれば、能力さえ伴うなら、ナーガの役割を果たせる。という事ではあるまいか?

 

 

そして、血の契約に必要なのはその身に流れる血。

既にナーガは没しており、その血が残っていたとは思い難い。⋯まぁテーベに例外がいたらしいが、流石にそこまでナーガの意思を踏みつけはしない。

⋯⋯そう信じたくはあるが、割とやらかしが酷いからな。あのジジイ。

 

 

弟子であったガーネフ殿をして

 

「魔法には優れておったのやも知れぬが、人格は見習ってはならぬ最たるものよ。

人格と実力が伴う訳では無い好例と言えるかも知れぬが。」

と言わしめる人物だからねぇ。

 

 

それにチキの血を儀式に使ったとなれば、不自然な程に封印したままというのもある程度納得出来るだろう。

血が不足するとは、生命の危機であり、そうなると理性で抑え込まれている本能が暴走する可能性は考えられる。

 

人とて、血を流す怪我を他者から与えられれば激昂する。などと言うのは良くある話。

 

 

 

それに、だ。

ナーガの娘であり、ある意味竜人族の旗手ともなり得るチキ。彼女が死んだとしても、スペアを用意する。なんて事をやる人物。

 

守れよ!としか思えないのだが。

 

 

如何せん、今までの積み重ねてきた負の信頼が強すぎるから、目の前のモーゼス殿も眉間に凄い皺を寄せたまま考え込んでいる。

 

 

 

 

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アルテミスの定め

 

暗黒竜メディウス封印の立役者であるアンリ。アカネイア王家の生き残りでありアリティアへと逃れたアルテミス。二人は深い仲にあったと言う。

 

 

しかし、身分の差を理由に二人が結ばれる事はなく、アルテミスはアカネイアにて反帝国運動を行なっていたカルタスと結ばれる。

これとて、些か以上におかしな話に映る。確かにアカネイア王国の為を思うならばあり得る選択肢ではある。

が、それ以上に強大な力。しかも個人で持つには過ぎたるものとしか思えないアンリをアカネイアに取り込まない理由はないのではなかろうか?

 

マルス達と異なり、アンリはほぼ単独でメディウスを打倒してみせた。無論、ガトーなりの支援はあったのかも知れないが。

 

 

それとも、その強過ぎるアンリの感情を利用して

 

アンリの血を絶やそうとしたのではなかろうか?

 

 

 

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アカネイアという大陸一の国家を滅ぼしたドルーア帝国。

しかもそのトップたるメディウスにその刃を届かせるのは、少しでも頭が回るならば不可能に等しい事と分かる筈。

 

その上、アルテミスを匿った事でアリティアはドルーア帝国の猛攻に晒され、甚大な被害を受けている。

当時のアリティアは開拓民の集まりでしかなく、その勢力はドルーアに抗するなど出来ようはずもなかっただろう。

 

 

 

そんな窮地にあっても、ドルーアと戦う事を辞めず、試練を乗り越えてメディウスを討つ。

生半可な覚悟や想いでは到底成し得まい。

 

アンリはアルテミスを

アルテミスもまたアンリを、互いに深く想い合っていたのではないだろうか?

 

 

だからこそ、アルテミスと結ばれなかったアンリは悲嘆に暮れ、いつまでも彼の中に彼女への想いが残り続けた。結果生涯独身であったのか?

 

当時苦境の中にあったアリティアの者達にとって、アルテミスとアンリの話は美談であり、士気を高めるには格好の好材料。恐らくアカネイア側も何も知らなかったとは思えない。

 

 

⋯いや、どうだろうか?

ボアという悪例がある以上、カルタスに知らせなかった可能性もあるのか?

 

元々知らなかった可能性も捨てがたい。

 

 

 

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ともあれ、そうなるとアカネイアだけでなくアリティアにも付け入る隙はある訳で。

 

はてさて、どうしたものか。

 

 

明らかな怒気を発しているモーゼスを余所に、ゲレタはもしもの時の対応を考える。

 

 

凡てはマケドニアの未来(己の願う明日)の為。

その為ならば、全てを贄とする事を決めたのだから。

 

 

 

 

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「マケドニアに対する侵攻の準備?

⋯どう思うか?ロレンスよ。」

 

「少なくとも、我等とマケドニアが戦ったとてグルニアの為になるとは思えませぬ。」

 

「騎士団としては命あらば戦います。⋯しかし、マケドニア相手となると渡海が必要。

相手が上陸を許すならば戦いにはなりましょうが。」

 

 

 

 

 

 

世界は緩やかに動き始める。

 

 

 




アンリの子孫なら何の問題もなかった。














なんでアルテミスの定めとかいう余計なものを追加したし。お陰で設定を引き継いでいる覚醒や一部設定が共有されている聖戦との折り合いが付けにくかった。

チキについても独自解釈だけど、ナギとかやっているガトーなら其れ位やりそうにしか思えない。
本当になんなの?この大賢者サマは

エリスルート完結記念の外伝

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