汚泥の中で 作:アカネイアの雑兵
本日前話と今話の2話投稿につき注意。
マケドニア城でミネルバ達は隠されていた残酷な真実を知る事となる。
が、ミシェイルはミネルバ達がこれを期に更なる成長を遂げて欲しいと願っていた。
なお、帰り際にゲレタから木簡アタック(厚み増量版)を叩き込まれたが、これは仕方なしと受け入れている。
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レナは兄マチスの事をマリアを通じてゲレタに報告。
が、ゲレタはさして問題視しなかった。
「家を守る為と聞かされたとて、まだマチスには理解し難い話なのだろう。
⋯仮にこれが当主ならば問題にもしようが。」
そもそも先王時代ならばともかく、今のマケドニアは目に見えて良い方向に向かっているのだ。
マケドニア城ともなれば、それこそ今の体制に従う事を良しとしている者達ばかり。その様な者の中で一介の騎士でしかないマチスが王妹であるマリアの侍女であるレナの元を訪れる。
それが許されると思っているマチスに何を期待せよと言うのか?
勘違いしてはならない。
レナがミシェイルとの話を断った事は確かに問題となってはいないだろう。
⋯今のところは、だが。
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現在のミシェイル体制がうまくいけばいく程、ミシェイルの伴侶についての話もまた重要視される。
そうなれば、
既にその兆候がある事は文官達から報告が上がっており、ゲレタはその動きを牽制する為、マリアの侍女でしかないレナ。彼女も自身のところに置く事を認めた。
こうすれば、国王ミシェイルは妹マリアの侍女として
大臣ゲレタもまた身の回りの世話をする者として
レナを必要としている事をアピールし、レナの実家への悪評や風当たりの強さを弱める事としたのである。
はっきり言ってしまえば、マリアの侍女であるレナ。
しかし、彼女は侍女としての教育を満足に受けているとは言えず、それなりの数がいたマリアの侍女の中のひとりならば許されよう。
だが、ゲレタは元々従者を置く事を良しとしなかった。
一緒に生活をする事になったチキ。チキにゲレタは『自分で出来る事はする』事を望み、慣れないながらもそうなるべく努力している。
勿論、マリアもそう言われており、レナが侍女としてする事は無いに等しい。
故にゲレタはレナに対してマケドニア城との連絡役を任せる事とした。
マリアの侍女だった者達には新たな職場がある。
彼女達は侍女として確かな能力と実績があるのだから。
だが、レナはそうではない。
寧ろ此処でレナを実家に送り返そうものなら、
レナはミシェイル陛下からの温情に応えられなかった。
と受け取られかねない。
故にレナはマリアの侍女という立場から外す事は出来ず、それこそゲレタの愛人と揶揄されようとも、離れる訳にはいかなかったのである。
そもそもレナがマリアの侍女となってまだ一年も経っておらず、その上レナはマリアと共にミネルバ達の事務作業に力を貸している。
さて、そんな状況の中でマチスはレナと接触した訳だ。
しかもレナが止めたとは言え、何かを口にしようとすらした。
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「レナ、ひとつ言っておく。
ミシェイル陛下は失態にも寛容だ。俺も陛下に従う以上、
だが、だからと言っていつまでも和を乱そうとする者を庇う理由もない。」
それは明らかな警告だった。
「⋯分かっています。⋯ですが、家に伝える事だけは許して貰えませんか。」
本来ミシェイルの体制を揺らがそうとしたレナ。そしてレナの実家に対して温情をかける理由はない。
それこそ、原作の様に国外へ追放する選択肢もあった。
それを選ばなかったのは他ならぬミシェイルの意向によるもの。
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レナの実家やレナの兄であるマチス。その扱いは非常に難しいものとなった。
何せ、国王ミシェイル直々の話を有力者の娘でしかないレナが断ったのだ。
特に先王を弑逆し、王位を簒奪した直後。ともすれば、レナの実家がミシェイルの王位を認めていない。と受け取られかねない話にもなり得る話。
なお、ミシェイルの地盤を固めるべく奔走し、奮闘していたゲレタは心中穏やかでなかった。
更に時期が最悪とも言えるタイミング。
メディウスを説得し、マケドニアとドルーアの協力関係を築こうとしている最中の話。
結果として反ミシェイルの動きは高まる事なく、ドルーアとの協調路線を推進出来たが、レナの動きが最悪マケドニアの混乱を引き起こす火種となる可能性は決して低くなかった。
それを自覚しているから、レナの実家はその後竜人族の受け入れなどについて率先して取り組む。
本来レナがマリアの侍女に任じられる理由は何もない。
あくまでも、レナとレナの実家を守る為の配慮なのだ。
まぁ、それが分かっていない嫡男もいるらしいが。
その日、チキはいつもの様にゲレタと共に眠りについた。
そして、ある夢を見る事となる。
次回
奏想
エリスルート完結記念の外伝
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いる
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いらない
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そろそろリンダルート書いて、どうぞ?
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そんなことよりチキを出せ
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その他