ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結)   作:寝心地

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勇者VS騎士

光と稲妻が辺り一帯を縦横無尽に走る

 

 

 

フィン「クッ!!」

 

 

 

イグリット「……………………」

 

 

 

その戦いはタウラスともクリスタルとも違う技術戦、フェイント、受け、切り返し、イグリットの全てが次の一手への布石、更にそこに単純な力の差も加わりフィンは苦戦を強いられていた

 

 

 

フィン(能力も攻撃も此方が圧倒的に上、にも関わらず押されているのは僕の方、差、圧倒的なまでの対人戦の経験の差、一体どれだけの人間と戦えば此処までの差になるんだ?、加えて)

 

 

 

考えに耽っているとイグリットの大剣が眼前に迫り咄嗟に体を反らし避ける、剣が過ぎ去りその軌道上に稲妻が迸りフィンを襲う

 

 

 

フィン(この雷!!、麻痺の上にダメージを与えてくる、リヴェリアの魔法に匹敵する威力が剣を振る度に吹き荒れている、まるで剣士と魔法使いを同時に相手にしている気分だ)

 

 

 

イグリットはバサリとマントをはためかせフィンをじっと見る、フィンはチラリと視界に映せる限りの戦況を確認する、リヴェリアとレフィーヤは逃げ回りながら魔法を撃ちアイズはベルと入れ替わったクリスタルの攻撃を華麗に避けダメージを与えている、しかしどちらも兵士は再生し疲労もダメージも蓄積させられず優勢である筈のアイズですら疲労の色が見える

 

 

 

フィン(と言うことは恐らくこの騎士も再生し疲労することは無いか、この調子ならガレスとベートの方も劣勢と考えた方が良いだろう、援軍も望めない、全く、オラリオ最強の一角が聞いて呆れるな)

 

 

 

フィンは苦笑いしながらイグリットを見る

 

 

 

フィン「散々逃げ回って悪いね、一応僕にもメンツと言う物があるんだが、ここではそんなもの捨てよう、君に勝つために」

 

 

 

フィンは槍を地面に突き刺すとその手に赤い魔力が集まる

 

 

 

フィン「【魔槍よ、血を捧げし我が額を穿て】」

 

 

 

魔力が槍の形を取るとそれを自身の額に撃ち文字通り目の色を変える

 

 

 

フィン「ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

 

突如、雄叫びを上げ迫って来るフィンの攻撃をイグリットは冷静に対応しカウンターを当てていく

 

 

 

フィン「ガアアアアアアアアアアア!!!!」

 

 

 

それでも猛攻を止めないフィンに遂にイグリットが防げなくなり一撃受けてしまう

 

 

 

イグリット「……………………」

 

 

 

直ぐ様再生し剣を握り直すと大上段から切り下ろす、フィンはそれを飛び退く事で避け着地と同時にイグリットを槍で貫く、しかしイグリットは大上段から振り下ろした剣を空中で止め切り上げる事で槍から逃れる

 

 

 

フィン「ギッ⁉」

 

 

 

更に体を捻り遠心力を利用し大剣をフィンに向ける、完全にバランスを崩したフィンはまともに防御出来ず大剣を食らってしまう

 

 

 

リヴェリア「フィン!!!!」

 

 

 

魔法兵と戦っていたリヴェリアはフィンがまともに食らってしまった事に驚く

 

 

 

レフィーヤ「リヴェリア様!!」

 

 

 

レフィーヤがリヴェリアを突き飛ばすとそこを火球が通る

 

 

 

アイズ「ッ!!」

 

 

 

クリスタルの相手をしていたアイズはクリスタルの攻撃を躱しイグリットに斬りかかりフィンに近寄る

 

 

 

フィン「クッ」

 

 

 

アイズ(あの大剣の一撃を受けて生きてる?、致命傷を避けた?)

 

 

 

アイズはフィンの切り傷に首をかしげる

 

 

 

アイズ(まさか、わざと致命傷を避けた?)

 

 

 

アイズはイグリットを見ると既に興味を無くしたのかイグリットは遠くを見ていた

 

 

 

リヴェリア「レフィーヤ!!、フィンにポーションを!!、奴が要だ!!、死んでは困る!!」

 

 

 

レフィーヤ「は、はい!!」

 

 

 

その隙にレフィーヤはポーション片手にフィンに近寄り飲ませた

最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで

  • フィン・ディムナ【勇者】
  • ヘスティア様
  • アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】
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