ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
ウィーネ「ウアアアアアアアアアアア!!!!」
暴れまわるウィーネの周囲を影の兵士達が囲み更にその周りを冒険者達が囲む、しかしその間には友好的な雰囲気は無い
冒険者「クソ!!、邪魔だ!!、おい!!早くこの化け物達をどうにかしろ!!」
冒険者「駄目だ!!、斬っても焼いても再生する!!」
ウィーネを取り押さえる大型の兵士以外は冒険者達の邪魔をしている
ウィーネ「ウアアアアアアアアアアア!!!!」
ウィーネを取り押さえる兵士も破壊されるが再生を繰り返し傷付けない様に何とか取り押さえる、そんな中
ベル「ウィーネ!!!!」
ベルが屋根伝いに飛び降りる
冒険者「【
ベル「……………………」
ベルは叫ぶ冒険者を一見するとすぐにウィーネに視線を戻す
| スキル:支配者の権能を使用します |
|---|
ベルは影の兵士ごとウィーネを地面に縛り付け顔に近付くとウィーネの額に付いていた紅い宝石を取り出しウィーネに取り付けた
瞬間、ウィーネの瞳に光が戻り体が小さくなっていく、体が縮みパタリと倒れるとベルはゆっくりとその体を起こす
ウィーネ「…………ベ………………ル」
揺れる瞳がベルを見つめその反射にベル自身が映る
ベル「そうだよ、今はゆっくりと休んで、大丈夫、起きたら全部終わってるよ」
ウィーネ「………………いか…………な……い………………で」
ベルの服を掴み訴えるように揺れる瞳には不安が広がる
ベル「………………大丈夫、何処にも行かない」
ウィーネの頭をソッと撫でるとウィーネはその言葉に安心するように微笑みその瞳を閉じる
冒険者「な、何だ?、何が起こってる?」
冒険者達は事態を飲み込めず呆然と立ち尽くす
ベル「……………………」
ベルはウィーネを抱き抱えリド達の元へ向かう
冒険者「お、おい!!、テメェ!!、何してやがる!!、ソイツは俺達の獲物だ!!」
冒険者がベルの肩を掴み止めるがベルが睨むと怯み後退る
威圧的な空気を纏うベルに誰も声をかけることは出来ない、そんな中ベルは再びダイダロス通りからダンジョンに入りリド達の元へ向かう
リド「べ、ベルッち!!、ウィーネ!!、無事だったか!!」
『異端児』達がベルを囲みベルはリドにウィーネを託す
リド「べ、ベルッち…………」
ベル「………………ウィーネは地上には居られない、僕達とは………………まだ居られない」
『異端児』達の間を掻き分けレイが現れる
レイ「偉大ナル影ノ君主様、我ラが同胞を助けテ頂きアリガトウゴザイマス」
レイがそう言い頭を下げると『異端児』達が一斉に頭を下げた
ベル「……………………元気で、皆」
ベルは最後にウィーネを見るとダンジョンを脱出した
ダンジョン ???階層
ウィーネは目を覚ました、そこは暖かいベットの上でも愛する友達の腕の中でもなく冷たく固い岩の上だった
ウィーネ「……………………ベル?」
眠け眼の目を擦り周りを見るが名前の主は居ない、それだけでウィーネは何かを察した
ウィーネ「……………………嘘つき……………………何処にも行かないって言ったのに」
ウィーネは暗く冷たい地下でいつまでも泣いた
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】