ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結)   作:寝心地

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失った者と手に入れすぎた者

アミッド「……………………」

 

 

 

桜花「……………………」

 

 

 

剣の乙女「……………………」

 

 

 

黙り混む3人に代わり令嬢剣士が声を上げる

 

 

 

令嬢剣士「で、どうしますの?、この宝箱」

 

 

 

4人イグリットも含めれば5人の前には宝箱が落ちていた

 

 

 

アミッド「少なくとも呪詛(カース)はかかっていない様ですが」

 

 

 

剣の乙女「ええ、もしかしたらとてつもなく有用な物が入っている可能性も、妖刀とか、禍々しい形状の投げナイフとか、君主(ロード)の鎧とか。ふふふ、昔は迷宮の奥底で日がな1日探し回ったものです。」

 

 

 

令嬢剣士「ですけど、この中に誰も斥候(スカウト)野伏(レンジャー)の技術を持つ者は…………」

 

 

 

アミッド「……………………お願いできますか?」

 

 

 

イグリット「…………………………」

 

 

 

イグリットは静かに頷き宝箱に近付く

 

 

 

令嬢剣士「ちょっ⁉、そんな無闇に⁉」

 

 

 

キィ

 

 

 

と錆びた鉄が軋む音が響き中身が露になる、途中魔方陣が光ったがイグリットは気にしない

 

 

 

アミッド「これは……………」

 

 

 


 

 

 

一方同じ頃、リュー達のパーティもまた宝箱を発見していた

 

 

 

タウラス「グルルルルル」

 

 

 

バキンッ!!

 

 

 

と此方は乱暴に開けられた為宝箱が悲鳴を上げたが中身は無事だった

 

 

 

妖精弓手「これって…………また服?、今度は私の着てるのにそっくりね」

 

 

 

女神官「これはリューさんにぴったりですね」

 

 

 

リュー「えっ、ちょっ、まっ」

 

 

 

あれよあれよと言う間に着せ帰られていく

 

 

 


 

 

 

桜花「…………………………」

 

 

 

剣の乙女「…………………………」

 

 

 

令嬢剣士「………………………………」

 

 

 

アミッド「………………/////」

 

 

 

桜花達の宝箱から出てきたのも同じく洋服で中身は剣の乙女の衣装そのままだった、折角なのでとアミッドが着ることになったのだが

 

 

 

令嬢剣士「似合ってはいます、似合ってはいますが…………そ、そこはかと無く、背徳感が………………」

 

 

 

桜花「ここにこの服を置いた奴の目的は一体何なんだ?」

 

 

 


 

 

 

ベル「ここなら良いんじゃないでしょうか?」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「そうだな、ここなら奇襲される心配もなさそうだな。小休止だ。先程も言った通り装具を緩めておけ」

 

 

 

ベル達は水晶が無数に並ぶ大きな部屋に辿り着きそこで小休憩を取っていた

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「俺は火を起す。熱は血の巡りを良くする。、それに他の者の目印にもなろう」

 

 

 

ベル「あ、それなら魔法兵に」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「回数は問題ないのか?」

 

 

 

ベル「???、はい、消えない限り無限に使える筈です」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「そうか、なら頼む」

 

 

 

魔法兵が1体飛び出し薪に火を付け消える、装備を外し休憩を取るとゴブリンスレイヤーが水の入った革袋を渡してくる

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「水だ、飲んでおけ」

 

 

 

ベル「ありがとうございます」

 

 

 

少しずつ水を口に流し飲み込み口を縛って返す

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「………………………………」

 

 

 

ベル「………………………………」

 

 

 

2人の間に会話は無く黙々と装備の点検をするゴブリンスレイヤーとそれをじっと見るベル

 

 

 

ベル「………………………………静かですね」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「ああ」

 

 

 

ベル「…………………………貴方はどうして冒険者に?」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「…………いや、俺は冒険者ではない」

 

 

 

ベル「???」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「俺は、小鬼殺し(ゴブリンスレイヤー)だからな」

 

 

 

ベル「何故、小鬼殺し(ゴブリンスレイヤー)になろうと?」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「…………………………良くある話だ」

 

 

 

そこからの彼の話は悲惨の一言では済まない物だった

 

 

 

村がゴブリンに襲われた

 

 

 

誰も助けに来なかった

 

 

 

姉の命が尽きる瞬間を黙って何もせず見ていた

 

 

 

1人だけ生き延び先生に多くを教わった

 

 

 

良くある話だ

 

 

 

彼は最後にそう言って話を締めくくった

 

 

 

ベル「………………そうですか」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「………………お前は」

 

 

 

ベル「???」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「お前は、何故冒険者になった?」

 

 

 

ベル「英雄に」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「???」

 

 

 

ベル「英雄になりたくて冒険者になりました」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「そうか」

 

 

 

ベル「はい、お伽噺に出てくる英雄の様に……………………()()()()()()()……………………なんですけどね」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「今は違うのか?」

 

 

 

ベル「…………………………良く分かりません、強くなって憧れの英雄以上に戦えている、でも今は、それが酷く虚しい物の様に感じるんです、『やり方を間違えている』何時からか忘れましたがそう思えてならない、【僕は手に余る力を手に入れすぎてしまったんじゃないか】、そう思えて仕方無いんです」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「……………………」

 

 

 

ベル「忘れて下さい」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「お前は間違ってはいない」

 

 

 

ベル「え?」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「誰かの歩いた道ではなく、自身で道を拓き歩く、それが【英雄】…………だと、俺は思う、だから…………お前は間違ってはいない筈だ、と俺は思う」

 

 

 

ベル「……………………」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「十分休んだ、行くぞ」

 

 

 

ベル「はい、ゴブリンスレイヤーさん」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「何だ?」

 

 

 

ベル「ありがとうございます」

 

 

 

ゴブリンスレイヤー「…………………………」

 

 

 

2人は更に先に進んだ

そろそろ本気でヒロインを決めます。12月7日午後11時59分まで

  • それでもアイズさんが良い!!
  • ヘスティア様愛してる!!
  • リリルカこそ至高!!
  • リューさんだろ馬鹿野郎!!
  • 春姫さん!!、ケモ耳って良いよね!!
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