ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
騒動の数日後 【ヘスティア・ファミリア】本拠地
世間は先日のベルの行動を奇行として情報紙に掲載しヘスティアとリリルカはそれに眉をひそめ黙りこくっていた
そんな2人を他所に玄関から春姫と命が買い物袋を抱え戻ってくる
命「ただいま帰りました」
春姫「申し訳ありません、閉まっている店が多くて時間がかかってしまいました」
ヘスティア「お帰り2人とも、道中何か無かったかい?」
帰ってきたばかりの2人にヘスティアは声を掛ける
春姫「はい、ベル様の兵士の方が姿を現して守って下さいましたので、ただその、やはり白眼視は免れませんでしたが」
命「やはりベル殿が【ロキ・ファミリア】の第一級冒険者達を倒した事が抑止力となった様です、数日前までと比べて風当りは強くなっていますが今のところ実害はありません」
ヘスティア「そうか、ヴェルフ君は今日もかい?」
リリルカ「はい、あれからずっと工房に籠りきりです、ドアの前に食事を置いておけばいつの間にか消えているので生きてるとは思いますが、全く」
ヘスティア「そうか、でもまさかベル君がアダマンタイトとオリハルコンを持ってくるとは」
数日前ベルはヴェルフにアダマンタイトとオリハルコンを渡した
ヴェルフも最初は驚いていたがベルがアレと共に武器を造って欲しいと頼むと笑顔で了承しそれから工房に籠りきりになった
ヘスティア「そう言えばベル君は?」
春姫「何時もの日課をしに行かれました」
ヘスティア「ああ、あれか」
リリルカ「前から思っていたのですがベル様の日課は何か意味があるのですか?、毎日休まず行われてますよね?」
ヘスティア「さぁ?、ある日突然始めてね」
ヘスティアはベルがシステムに覚醒した日を思い出していた
ヘスティア(そう言えば、ベル君が変わり始めたのはあの日からだったな)
ベル「フッ…フッ…フッ…フッ」
復興が進むオラリオ、その道をひた走る影が1つ、本人は軽いランニングのつもりだが普通の人には見えないスピードで駆けると不意に止まる
ベル(デイリークエストも随分楽にこなせる様になった物だ、けど、ベルは自分のステータスを見る)
| 名前:ベル・クラネル レベル100 職業:影の君主 疲労度5 称号:悪魔狩猟者 HP53102 _ MP162132 筋力140+40 体力119+40 速度149+40 知能185+60 感覚119+20 分配可能ポイント0 |
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ベル(『異端児』達の件が終わっても1つもレベルが上がらなかった、中層でいくら敵を倒してももう何日もレベルが上がらない、一般や精鋭程度の兵士達は兎も角、ナイト以上の兵士達も全くと言って良い程成長出来ていない、やっぱり行くなら下層、或いは更に下 深層、行きたい、そこまで行けば僕はもっと強くなれる!!、問題は)
冒険者「おい、【
冒険者「ほっとけ、また俺達の邪魔されたらたまったもんじゃねぇ」
ベル(下層以降の案内人が居ないって事かな?、冒険者は無理だな、僕の名声は地に堕ちた、サポーターなら可能性もあるだろうが下層以降のサポーターとなると数える程しかいないだろう、となると下層以降の経験がある引退した冒険者かサポーター………………ますます居なく無いか?)
強さを渇望し更なるダンジョン進行を考えているとグゥ~と腹の虫が鳴る
ベル「………………ご飯にしよう」
ベルは空腹に耐えかね豊穣の女主人に向かう
リュー「いらっしゃい………………ああ、クラネルさん、すいません、シルは少し留守にしていて」
ベル「…………………………いた」
リュー「はい?」
目の前に救いの一手が現れた
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】