ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
ベル「………………まぁ、こうなりますよね」
ベルの眼前では慌ただしく動くギルド職員と冒険者達がいる、中には眷族を心配してか何柱かの神もいる
ヘルメス「アスフィは上手く言ってくれたみたいだね」
アスフィ「黒竜が動き出し此方に向かっていると言っただけです」
ヘルメス「それで?ギルドはどう動くと?」
アスフィ「【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】の精鋭を中心に連合軍を組むそうです、中には冒険者を引退した人やブラックリストに乗っていた人も組み込むみたいです」
ヘルメス「ギルドも形振り構っていられなくなったか、まぁ、妥当な判断だな、相手は何せ【隻眼の黒竜】下手をすればそれをも越える竜だ、使える人員は全部使うつもりなんだろう」
ベル「連合軍、僕もそこに入るんですか?」
ヘルメス「……………………」
ベル「ヘルメス様?」
ヘルメス「…………いや、君は1人で行動した方がいいだろう、案内は僕がする、だがすまない、此方も色々と準備をしたい、数日待って欲しい、大丈夫、黒竜がオラリオに着くまでまだ時間はある」
アスフィ「……………………」
ヘルメスは何処か思惑を感じさせる笑顔を見せアスフィはまたかと言いたげな白い目でヘルメスを見る
ベル「分かりました」
ベルはそう言うとヘルメスと共にバベルの外に出る
ベル「…………………………交換」
ベルが呟くとベルと兵士の位置が入れ替わり本拠地に戻った
ヘスティア「ベル君⁉、もう帰ってきたのか⁉怪我はしてないだろうね⁉」
出迎えたのはヘスティア、突然のベルの登場に驚きながらもベルの身を案じる
ベル「大丈夫です神様、ヘルメス様の準備が出来てないから1度帰ってきただけです、数日したら直ぐに出発します」
ヘスティア「そ、そうか、じゃあその時まで休んでおくと良い、相手は強敵だからね」
数日後 対黒竜連合軍
フィン「そろそろだね」
ロキ「皆、気付けてな、絶対帰ってくるんやで」
オラリオのある場所では対黒竜連合軍が結成され全員が最後の装備や作戦の確認を行っていた
中でも指揮を取る【ロキ・ファミリア】団長フィン・ディムナは特に慌ただしく動き自身の率いる【ロキ・ファミリア】の面々に細かく指示を出していく
フィン「それじゃあ、皆、生きてまた会おう」
連合軍が黒竜討伐に向かった翌日
アスフィ「それで?、今度は何を企んでるんですかヘルメス様?」
オラリオの何処か、そこでヘルメスとアスフィは並んで歩いると不意にアスフィがヘルメスを問い詰める
ヘルメス「やだな~アスフィ、ヘスティアにも言ったけど今回は本当にオレの企み無しだよ」
ヘルメスはヘラヘラしながらそう言う
アスフィ「ならベル・クラネルに言った準備の為に数日欲しいって言葉は何なんですか?、戦うのはベル・クラネルなんですから私達が準備することなんて何もないでしょう?」
ヘルメス「チッチッチ、アスフィ、オラリオにおいてベル・クラネルの今の評価はドン底だ、」
アスフィの言葉に指を振りながらヘルメスは答える
ヘルメス「オレは彼に英雄になって欲しい、お伽噺の英雄の様に」
アスフィ「はぁ、英雄も結構ですけど、オラリオが滅ぶ様な事にはしないで下さいよ?」
ヘルメス「それは大丈夫さ、さて、英雄に救われるお姫様も戦地に向かった事だし、オレ達もそろそろ向かおう」
ヘルメスはニヤリと笑いベルの元へ向かった
最も眩しい光の破片の宿主を決めます(選ばれた者は死にます)12月11日午後11時59分まで
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フィン・ディムナ【勇者】
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ヘスティア様
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アイズ・ヴァレンシュタイン【剣姫】