ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結)   作:寝心地

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激突

ベル「…………………………」

 

 

 

ベルはカイセルに乗り上から戦況を見ていた、戦況は今のところ優勢、影の兵士には人命救助を優先させている為決定打には欠けるが疲労も恐怖もない兵士達なら時間を掛けても問題はない

 

 

 

ベル(問題なのは)

 

 

 

ヴァルノカミッシー「……………………」

 

 

 

ヴァルノカミッシーと表示された竜は仲間が殺されていると言うのに一切動こうとしない

 

 

 

ベル「……………………クリスタル」

 

 

 

ベルは影の兵士の中で最強のクリスタルを呼びヴァルノカミッシーにけしかける

 

 

 

クリスタル「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

 

ヴァルノカミッシー「ギャアアアアアアアアアアアアア!!」

 

 

 

2体の怪物が激しい攻撃を繰り広げるが

 

 

 

ベル「まずいな」

 

 

 

ベルは2体のぶつかり合いを見ながら呟く

 

 

 

ヴァルノカミッシーの体は高温なのかクリスタルの拳をジワジワと焼いていく、その度にベルのMPもジワジワと減らされていく

 

 

 

ベル「クリスタル、下がれ」

 

 

 

ベルの声に反応しクリスタルが飛び退く

 

 

 

ベル(ヴェルフが新しく打ってくれた短剣、試してみるか)

 

 

 

ベルはバランの嘆きを取り出しヴァルノカミッシーに向けて駆け出した

 

 

 

ヴァルノカミッシー「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

 

ヴァルノカミッシーはベルに火炎を放ちベルはそれを避け火炎が落ちた場所を見る、地面は抉れまるで溶岩の様に煮え立っていた

 

 

 

ベル(竜が火を吹くのは知ってたけどまさかここまで高温だったとは、100レベルでもまともに食らえばただじゃすまないだろう)

 

 

 

ベルはヴァルノカミッシーの背後に回り込み斬る

 

 

 

スキル:連撃を使用します

 

 

 

スキルも使いヴァルノカミッシーの首を跳ねようとするがヴァルノカミッシーは首を鞭の様にしならせ回避するがスパッ!!っと切り傷が付き血が吹き出す

 

 

 

ベル「ッ⁉」

 

 

 

スキル:支配者の権能を使用します

 

 

 

支配者の権能を使い1度ヴァルノカミッシーから距離を取る、ヴァルノカミッシーから吹き出した血が地面に滴りジュージューと音を立てる

 

 

 

ベル(地面を煮え立たせる程の火力に鞭の様にしなる首、血も高温ならじっとしているのは危険だな、でも倒せない程じゃない、ヴェルフのお陰だな)

 

 

 

ヴァルノカミッシー「グルルルルル」

 

 

 

その時ヴァルノカミッシーの切り傷から黒い炎が吹き上がり傷が癒える

 

 

 

ベル「ッ⁉」

 

 

 

ヴァルノカミッシー「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

 

ベル「まぁ、一筋縄では行かないか」

 

 

 

互いに睨み合うとヴァルノカミッシーの姿が消える

 

 

 

ベル「ッ⁉」

 

 

 

瞬間ベルの上から影が差す

 

 

 

リュー「クラネルさん!!後ろ!!」

 

 

 

ベル「ッ!!」

 

 

 

リューの叫びに反応し振り返ると先程まで遠くにいたヴァルノカミッシーの姿が目の前にあった

 

 

 

ヴァルノカミッシー「……………………」

 

 

 

ベルの目でも捉えるのがやっとの速度で振り抜かれた尻尾の前にバランの嘆きを滑り込ませ直撃は免れるが大きく吹き飛ばされ崖に激突する

 

 

 

ベル「カハッ!!」

 

 

 

リュー「クラネルさん!!」

 

 

 

ベル(とんでもないパワーだ、それにヴァルカンの様に巨体に似つかわしくないスピード、流石竜だな)

 

 

 

頭から出血しながら考えていると熱い光が灯り顔を上げるとヴァルノカミッシーが火炎を吐こうとしていた

 

 

 

ベル「クッ!!」

 

 

 

スキル:支配者の権能を使用します

 

 

 

支配者の権能で瓦礫を固め盾を作り火炎から逃れる

 

 

 

ベル「フッ!!」

 

 

 

瓦礫が炎により溶け支配者の権能を解除し瓦礫を放り投げ飛び出す

 

 

 

ヴァルノカミッシー「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

 

未だ戦意衰えぬベルの目を見たヴァルノカミッシーは高らかに咆哮を上げた

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