ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
ベルはリューの元に向かう、気が付けば日が傾きリューを明るく照らしていた
リュー「ベル!!」
ベル「リューさん、お待たせしました」
そう言って微笑みベルはリューの手を取るとソッと抱き寄せる
リュー「べ、ベベベベベル////⁉」
抱き寄せられたリューは何がなんだか分からず困惑の声を上げる
ベル「……………………交換」
ジワジワと2人の影が2人を飲み込み視界を黒く染める、真っ暗になった視界で1秒程経過すると次第に黒が消え気が付けば豪華な建物の前にいた
リュー「こ、ここは」
キョロキョロと周りを見れば豪華な建造物に驚く
ベル「ようこそ、【ヘスティア・ファミリア】の本拠地へ」
ベルは入り口の扉を開けリューを招く
リュー「これが【ヘスティア・ファミリア】の本拠地、と言うことはここはオラリオなのですか?」
ベル「ええ、ここに付けていた兵士と場所を入れ換えたんです、兵士の居る所にしか移動出来ないし1度使うと2時間は使えないので好きに移動出来る訳では無いですけどなかなか便利ですよ、リューさんも来れるかは賭けでしたけど」
中に入りながらそう言うとドアの向こうでは神妙な面持ちで待つ【ヘスティア・ファミリア】のメンバーと主神ヘスティアがいた、ドアの開く音に反応し全員が一斉に此方を向く
ベル「ただいま、皆」
ヘスティア「……………………ベル君」
ベル「黒竜、倒してきました」
ベルはインベントリから真っ二つになった黒竜を首だけ外に出し皆に見せる
ヘスティア「べ、ベル君、君は本当に」
リリルカ「まさか本当にあの『三大冒険者依頼』の1つを」
春姫「本当に無事で安心しました!!、それであの、そちらの方は?」
ベル「リュー・リオンさんだよ、【豊穣の女主人】の店員の、昔は凄腕の冒険者だったみたいで今回の黒竜討伐にも駆り出されてたみたい」
春姫「宜しくお願いします。私サンジョウノ・春姫と申します」
リュー「ご丁寧にどうも、リュー・リオンです」
ベル「僕はギルドに討伐の報告をしてきます、リューさん、送りますよ」
リュー「あ、はい、いえ、あの、私もギルドに用事がありますので」
ベル「そうですか、分かりました、じゃあ神様、ちょっと行って来ます」
ヘスティア「君にこんなこと言うのはあれだけど気を付けて行くんだよ」
ヘスティアの声に頷き2人はギルドに入る
中ではピリピリとした空気が張り詰めており中に入るとギルド職員達が一斉にベルの方を見る
エイナ「べ、ベル君⁉」
ベル「エイナさん、ただいま戻りました」
エイナ「大丈夫⁉、怪我はない⁉、もうヘルメス様に聞いた時は心臓止まるかと思ったわよ!!!!、何考えてるの⁉」
ベル「すいません」
エイナ「それで、2人で帰ってきたって事は……………………他の人は駄目だったの?」
エイナは不安そうな顔を浮かべ周りの職員達にも緊張が走る
ベル「いえ、黒竜を倒したので先に帰ってきたんですけど」
エイナ「は?」
ベル「これ、証拠です」
ベルはそう言うとインベントリから真っ二つになった黒竜を取り出す、職員達は唖然とする
ベル「えっと、もしかして証拠にならないですか?」
エイナ「ちょ、ちょっと待ってね、確認してくるから」
エイナはフラフラと奥へ消えた
ベル「証拠にならなかったらどうしましょう?」
リュー「その時は私が証言します、ブラックリストに乗っている身でどれだけ信じられるかは分かりませんが全力を尽くします」
2人はそれから2時間待たされた末にギルドの奥に通されそこで更に数時間待たされる事になった