ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
数時間後
ベル「……………………」
ギルドの大部屋、そこにはベルの他にリュー、更に呼ばれたヘスティアがおりその他に大手のファミリアの主神が集まれるだけ集まっていた
ベルとリューは普段の様子と何ら変わり無いがヘスティアは緊張からかガチガチに固まっていた
???「さて、ではベル・クラネル、色々とあって遅れた事は謝罪する、その上で単刀直入に聞かせて貰おう、『君が【隻眼の黒竜】を倒した』、この話に嘘偽りは無いか?」
そう告げるのは丸々と太った男、まるで豚の様なその男には男女隔て無く美しいと言われるエルフ特有の尖った耳が付いている、彼の名はロイマン・マルディール、ギルド長を勤めるエルフだ
ベル「はい」
そんなエルフの言葉にベルははっきりと肯定を示した
ロイマン「……………………」
ロイマンは隣にいたロキに視線を移す、目が合ったロキは頷きロイマンは再びベルを見る
ベル「……………………」
ロイマン「神ヘスティア」
ヘスティア「な、何かな?」
ロイマン「今ここでベル・クラネルのレベルアップを行って頂けませんか?」
ヘスティア「へ?」
ロキ「相変わらず鈍いやっちゃなドチビ、ええか、連合軍組んだとは言え黒竜に止め指したのが本当にこの兄ちゃんなら間違いなくレベルアップ出来るやろ?」
ヘスティア「成る程!!、ベル君!!、レベルアップしよう!!」
ベル「分かりました」
ベルは上着を抜き上裸になると背中をヘスティアに向ける
ヘスティア「な、何…………これ?」
ベル「神様?」
スルスルとベルの背中で踊っていたヘスティアの指が止まりヘスティアから困惑の声が上がる
ロキ「なんや?どしたドチビ?」
ヘスティア「べ、ベル君のステイタスが変なんだ、見てよこれ」
本来ステイタスは本人の許可が無い限り見せて良いものではないのだが困惑するヘスティアからそんな事は抜け落ちていた
| ベル・クラネル Lv.■■■ 力:■■■ 耐久:■■■ 器用:■■■ 敏捷:■■■ 魔力:■■■
魔法:■■■
スキル |
|---|
名前以外の全てが不明、それがベルのステイタスだった
ロキ「なんやこれ?、ドチビお前何かいじったんか?」
ヘスティア「し、知らない知らない!!、僕じゃないぞ⁉、現に更新する前はちゃんとしたステイタスが出てたんだ!!」
ベル(もしかして神様の力が僕の力を感じ取った?、でも前はそんな素振り一切無かった、レベルが100を越えたからか?)
神々が唸るなか声を上げたのもまた神だった
フレイヤ「驚く事はないでしょう、ステイタスは所詮子供達の力を数値化したもの、レベルの範疇に収まらない程の力を手にしたとしたら何か不具合が起こっても仕方無いわ」
ロキ「簡単に言うけどな自分、それがどういう意味かわかって言っとるんか?、ウチら神々でも手に負えん力の持ち主が現れた言う意味やぞ?」
フレイヤ「あら、その子は元々私達の手に負える様な子じゃ無かったと記憶しているのだけれど、私の記憶違いかしら?」
ロキ「……………………」
フレイヤの言葉にロキは何も言えなくなる、最速のレベルアップに謎のゴライアスの単独討伐、【アポロン・ファミリア】との戦争遊戯に【イシュタル・ファミリア】の壊滅、記憶に新しい【ロキ・ファミリア】とのいざこざに今回の黒竜討伐、確かにベルの存在は既に常軌を逸していた
ロキは頭を掻きながら溜め息を付く
ロキ「んで、どうするんや?、レベルアップはしたんやろ?」
ヘスティア「う、うん、多分」
ロキ「なら間違いなく黒竜倒したのはこの少年っちゅう事やな、皆もそれでええか?」
ロキの言葉にその場にいた全神が頷いた
ロイマン「……………………では、【隻眼の黒竜】の討伐者をベル・クラネルと認め発表します、それに当たりウラノス様から討伐者に新たな称号を与える様にと」
ロキ「その辺は今後の神会でやな、ウラノスにそう言うといてや」
ロキはそう言うと部屋を出ていきそれに続く様に神々が出ていくのをベル達は見送った
フィン、お前2位のアイズに倍以上の差付けて1位だったぞ