ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
【ロキ・ファミリア】本拠地
アイズ「……………………ん」
アイズ・ヴァレンシュタインが目を覚ましたのは自室のベット、見慣れた天井に見慣れた部屋、見慣れたドアから入ってきたのは皆が母と呼ぶハイエルフ
リヴェリア「起きたか、アイズ」
アイズ「リヴェリア………………!!」
ボーッとする頭から覚醒し飛び起きる、布団を剥がし体を見れば先程まで纏っていた鎧から私服に変わっている
アイズ「黒竜は⁉」
リヴェリア「……………………倒された…………らしい」
アイズ「らしい?」
リヴェリアの煮え切らない言葉にアイズは首を傾げるとリヴェリアは1つ溜め息を付き続ける
リヴェリア「あれからもう数日経っているらしい、私もフィンもつい先日目が覚めたばかりでロキから眠っていた間の事を聞いた、私達は生き残れたが死者は数百人は居るらしい、うちもあの場にいて生きて戻ってきたLv.4以下は数える程度の状態だ」
アイズ「…………………………誰が倒したの?」
リヴェリア「…………………………」
アイズ「リヴェリア?」
質問に何も返さないリヴェリアを不思議に思い名前を呼ぶ、その顔には何やら困惑と不安の色が広がっていた、やがて意を決した様にリヴェリアが語る
リヴェリア「………………【ヘスティア・ファミリア】団長、ベル・クラネル」
アイズ「ッ!!、あの子は連合軍に組み込まれていなかった筈」
リヴェリア「ああ、聞いた話によると我々が出た直後にギルドが直々に依頼したらしい、それから直ぐに彼は向かい例の竜を倒した、と言うことらしい」
リヴェリアが話し終わるとアイズはベットから立ち上がる
リヴェリア「何処に行く?」
アイズ「あの子に会いに行く」
アイズはそれだけ言うと部屋を飛び出し猛ダッシュでベルの元へ向かう
リヴェリア「全く、何処にいるのかも分からないだろうに」
数分後
アイズ「…………………………あの子、何処?」
リヴェリアの予想は的中しアイズは道のど真ん中で立ち尽くしていた、本拠地を飛び出したは良いがベルの居場所など知る由もない事に気付いたアイズの足は自然と止まっていたのだ
アイズ「………………ギルドかその近くにいるかな?」
何時も会っていたのがギルドだったかその近くだったからと言う安易な発想でギルドに向かう
ギルド
アイズ「……………………いた」
ベル「???」
安易な発想も割りとバカに出来ない物でアイズはベルを見つける
ベル「アイズさん」
アイズ「君が黒竜倒したって、本当?」
ベル「耳が早いですね」
アイズ「じゃあ、本当なんだ」
ベル「ええ、まあ、それが何か?」
アイズ「仲間にしたんでしょ?」
ベル「???、はい、勿論」
アイズ「その竜と戦わせて欲しい」
ベル「……………………」
アイズ「……………………」
2人の沈黙が続く中受付の方から人がやってくる
リュー「お待たせしました、ベル、行きましょう」
ベル「はい、アイズさん、今日僕はこれからダンジョンに行くので無理ですが、時間が出来たら兵士を送ります、その時にお願いします」
リューの登場によりベルはその場を離れる
アイズ「今じゃなきゃ嫌」
しかしアイズも引き下がらずベルにそう告げる
ベル「……………………まだベストコンディションじゃないでしょう?、具合が悪かったから負けたなんて言い訳はされたくありませんから、きっちり仕上げてまた来て下さい」
ベルの言葉にアイズは一理あると思いその場を離れた
ダンジョン内
リュー「それで?、本当にあの竜と【剣姫】を戦わせるのですか?、正直勝敗は目に見えていると思いますが?」
ベル「何時か何処かで戦わないといつまでも付きまとわれそうなので戦わせます、ただ今じゃない、僕はまだジークフリードの力をちゃんと知りません、だから今から知るんです」
ベルの影から1体の兵士が飛び出す
ベル「………………行け」
ジークフリード「御意、グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
竜の咆哮を思わせる雄叫びを上げジークフリードは目に写る的全てを殲滅していった