ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
フィンの葬式から数日後
【ロキ・ファミリア】は次の団長を誰にするのか話し合いが進んでいる、しかしフィンの死は冒険者だけでなく市民にも
ベル「…………………………」
建物の屋根に座りオラリオを見回すが小さな小競り合いがあるだけで特段変わった様子はない
ベル(やっぱりこんな方法じゃ見つけられないか)
立ち上がり屋根から屋根へ飛び移る
ベル(少し見ただけで分かった、奴の強さは常軌を逸している、あれが後6人)
ベル「ジークフリード、君が知ってる敵の中で一番強い敵って誰だと思う?」
ジークフリード「はい、狂龍の王・破滅の君主です」
ジークフリードが影から顔だけを出し答える
ベル「やっぱりそうか、一応聞くけど今の僕達で勝算ってどのくらいある?」
ジークフリード「そうですね、仮に奇跡が起きたとして、その奇跡の上からねじ伏せられますね」
ベル「つまり何が起ころうと0って事ね」
ジークフリード「破滅の君主の個の力は君主の中でも一番ですからね、かの君主に対抗出来るのは君主達の中でも影の君主様だけです」
ベル「そうか、分かったありがとう」
ジークフリード「いえ、また何でもお申し付け下さい」
ジークフリードはそう言うと再び影の中に入る
それから5件程屋根を跨ぎベルは漸く下に下りる、中に入れば冒険者達が出入りしておりベルはその間を悠々と歩いていく
ベル「失礼します」
ベルがそう言ってある部屋に入る、そこにいたのは像の被り物をした男神、【ガネーシャ・ファミリア】主神、ガネーシャだった
ガネーシャ「俺がガネーシャだ!!」
ベル「例の件、考えて頂けました?」
ベルが言うとガネーシャが真顔になりベルに座るよう促す、ベルもそれを受け椅子に座りガネーシャの話を待つ
ガネーシャ「【ロキ・ファミリア】の【剣姫】と君の最強の兵士の戦いをコロシアムでやりたい、と言う話だったな」
ベル「はい、フィン・ディムナ氏の死でオラリオは今絶望と恐怖に陥っている、そこでオラリオを盛り上げる意味も込めて試合を行いたいと思ってます」
ガネーシャ「ふむ、それについては俺も分かっている、だがそれには【ロキ・ファミリア】の協力も必要だ、日程の調整もな」
ベル「それについては問題ありません、コロシアムでの試合は俺の提案ですが、最強の兵士と戦いたいと言い出したのは【剣姫】の方なんです、向こうは今すぐにでも戦いたいと言ってます」
ガネーシャ「ッ!!、そうだったのか」
ベル「はい、後は女神ロキの許可さえあれば問題は無いでしょう」
ガネーシャ「そう言うことならば話は早い!!、至急ロキに話を通しコロシアムを押さえよう」
ベル「宜しくお願いします」
ベルはそう言うと【ガネーシャ・ファミリア】の本拠地を出た