ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結)   作:寝心地

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遺された軍

多くの死傷者を出しながらもオラリオは辛うじて守られた

 

 

 

しかし街としての機能の大半が崩壊し被害は暗黒期と呼ばれたオラリオ史上最悪と言われた被害を大きく越えるとギルドから発表された、そしてそれが謎のモンスターにより行われた事も

 

 

 

しかし災害は終わらなかった

 

 

 

数日後のある時

 

 

 

ピキピキと空に浮かぶ【ゲート】に亀裂が走り硝子の様に砕けた

 

 

 

冒険者達は慌てて集結し事態の成り行きを見守るその中にはベルとリューの姿もあり緊張した表情で見ていた、【ゲート】の向こうから無数のモンスターが現れ冒険者達は武器を構える、しかしそんな中で別の意味で驚いていた者が少数いた

 

 

 

ベル(あれは)

 

 

 

リュー「ベル、あれは」

 

 

 

ベル「はい」

 

 

 

羽を持つ支配者の兵士にヴァルノカミッシーに近い姿の龍が3頭、しかしそのどれもが黒い影で形造られていた

 

 

 

ベルは冒険者達の間を通り彼らの前に立つ、目の前には一際強い力を感じる兵士

 

 

 

彼らは一斉に膝を付き4足歩行の者達が頭を下げる

 

 

 

???「総軍団長ベリオン、影の軍団を代表し新たな影の君主様にご挨拶申し上げます」

 

 

 

その光景に多くの冒険者達は唖然としベル達が立ち去るまでその場を動けずにいた

 

 

 

ベル(これが影の軍団、アスボーンが僕に遺してくれた力)

 

 

 


 

 

 

数日後 【ヘスティア・ファミリア】本拠地

 

 

 

ベル「じ、10万?」

 

 

 

ベリオン「はい、影の軍団総勢10万です」

 

 

 

ヘスティア「…………………………」

 

 

 

トンカンと屋根の上で屋敷を修理する影の兵士達のハンマーを叩く音が響く中放たれたベリオンの言葉にヘスティアも開いた口が塞がらなくなる

 

 

 

ベル「う~ん、取り敢えずまた【闘技場】に行って皆の力を確かめようか、僕自身も誓約が解かれたらしいからどれくらい変わってるのか確かめたいし」

 

 

 

ベリオン「御意」

 

 

 

ベリオンはそう言うと影の中に戻っていった

 

 

 

ヘスティア「ベル君、まだ何か起こるのかい?」

 

 

 

ベル「……………………神様は支配者と言うのを知っていますか?」

 

 

 

ヘスティア「???、弟からそう言うのがいるって聞いたことはあるけど、僕は会ったこと無いな」(引きこもってたから)

 

 

 

ベル「今から見せるものは僕が聞いた話です」

 

 

 

ベルはそう言ってヘスティアの額に指を置くとヘスティアの脳内にベルがアスボーンに見せられた光景が流れてくる

 

 

 

ヘスティア「ガッ…………はぁ……はぁ……、い、今のが君主と支配者の争い?、と言うことは」

 

 

 

ベル「はい、戦いはまだ終わってません、寧ろこれからが本番です」

 

 

 

ヘスティア「……………………ベル君、必ず、必ず生きて帰ってくるんだよ?」

 

 

 

ベル「…………はい」

 

 

 

ベルはそう言うとダンジョン37階層に向かった

 

 

 

ベリオン「無限に相手が沸いてくるとは訓練に持ってこいですね」

 

 

 

ベル「普通の冒険者ならまず立ち寄らない場所だけどね」

 

 

 

ジークフリード「王よ、私に総軍団長の座を頂く機会を」

 

 

 

不意にジークフリードがそんな事を言いベルは首をかしげる

 

 

 

ベル「総軍団長の座?」

 

 

 

ジークフリード「はい、私、総軍団長ベリオンに勝負を挑みます」

 

 

 

ベル「成る程、良いよ、丁度ベリオンの力も見てみたかったしね」

 

 

 

2人が闘技場の中心で睨み合う、放たれる闘気にダンジョンそのものが縮み上がりモンスターの生成が一時止まる

 

 

 

ジークフリード「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

 

ジークフリードの咆哮にベリオンは静かに剣を抜く

 

 

 

ベル(イグリットと同じ大剣使いか、どっちのパワーが強いかの勝負になるかな?)

 

 

 

瞬間、ベリオンの大剣の刃がバラバラと別れ鞭の様に変化し動き回るジークフリードを一瞬で捕えた

 

 

 

ベル(軍団長の肩書きは伊達じゃないって事か)

 

 

 

ベリオンの実力にベルはジワリと冷や汗が流れるのを感じた

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