ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結)   作:寝心地

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君主集結

【ゲート】の向こうから大量のモンスターが押し寄せる、瞬く間にオラリオは戦火に呑まれる

 

 

 

ベル「ベリオン、君主達は?」

 

 

 

ベリオン「まだ誰の気配もありませんね」

 

 

 

ベル(……………………まぁ、焦ることはない、来ないのなら寧ろ好都合、その間に奴らの戦力を取り込むまでだ)

 

 

 

ベル「……………………起きろ」

 

 

 

モンスター達の身体から影が伸び影の軍に新たに数百の兵士が加わる、その度に影の軍の勢いは増し殺しては増え削っては増え戦力は気付けば五分五分になっていた

 

 

 

ベル「僕はここだ、来い」

 

 

 

天に開く穴に向かってそう呟く、その向こうで笑う龍帝が玉座から立ち上がるのを感じながら

 

 

 

数時間後

 

 

 

冒険者とモンスターの死体が積み重なりその山から血の川が流れる、その川が地獄の2文字を書き立ち上る炎が絶望の2文字を燃え上がらせる

 

 

 

突如巨大な自身が起こりバベルで複数の爆発が起こる

 

 

 

ベル「…………………………」

 

 

 

塔が半ばから折れ崩れる、その折れた先には複数の人影が見えた

 

 

 

若い男に老人の様な男、その間に立つ一際異彩を放っている赤い髪の男

 

 

 

ベル(間違いない、奴らが最後の君主だ)

 

 

 

ベル「………………………………」

 

 

 

君主「「「………………………………」」」

 

 

 

4人は何を語るでもなく互いに向き合う

 

 

 

言い知れぬ空気が広がる中3人の君主の真ん中にいた赤髪の男が声を発する

 

 

 

???「■■■■■■■■■■■(影の君主は私が始末する)■■■■■■■■■■■■■(人間が介入してくるのを防げ)

 

 

 

男の言葉に両端の君主達は頷きその場を離れる

 

 

 


 

 

 

彼らにとってそれは不意打ちに近い物だった、ギルドから無期限のダンジョン攻略禁止を言い渡され混乱している内に空から無数のモンスターが押し寄せてきた、迎撃するにしてもモンスターの数は数百とも数千とも考えられた

 

 

 

ガレス「どうするんじゃリヴェリア?」

 

 

 

リヴェリア「今考えている、少し待て、クソ、こんな時にフィンが居てくれれば」

 

 

 

勇者(ブレイバー)】が居てくれれば、フィンの死後、リヴェリアも含めた【ロキ・ファミリア】のメンバーがそう考えなかった日は無い、だが居ない者は居ない、リヴェリアは自分に出来ることを必死にこなしてきた、しかし今回のこれはその出来ることの範囲を大きく超えていた

 

 

 

ベート「おいババア!!!!、来てるぞ!!、どうすんだ!!」

 

 

 

リヴェリア「前線は派手に動くな!!、数が多い、消耗を押さえろ、後方も支援魔法を使えるものはそちらを優先しろ!!、攻撃魔法は最小限だ!!」

 

 

 

そんな感じで何とか戦線を保っていた【ロキ・ファミリア】の元へ圧倒的強者が現れる

 

 

 

???「■■(ほう)■■■■■■■■■■■■■(それなりの強者も居るようだ)■■■■■■■■■■■■(人間も侮った物では無いな)

 

 

 

ティオネ「………………リヴェリア、どうするの?」

 

 

 

リヴェリア「撤退だ!!、全員急いで撤退しろ!!」

 

 

 

一にも二にも無く逃走を選択した【ロキ・ファミリア】を前に君主は真の姿を見せる

 

 

 

???「■■■■■■■■■■■■■(勝てぬ相手を見て逃走を謀る)■■■■■■■■■■■(間違った選択ではないが)■■■■■■■■■■■(気分の良い物ではないな)

 

 

 

その身体が盛り上がり人間の皮を脱ぎ捨て怪物の物に変わる

 

 

 

???「■■■■■■■(改めて名乗ろう)■■■■■■■■■■■(僕は悪鬼の王剛体の君主)

 

 

 

瞬間リヴェリア達の影から兵士が立ち上がる

 

 

 

リヴェリア「な、何だ⁉」

 

 

 

ティオナ「これ、彼の」

 

 

 

ガレス「ベル・クラネルの兵士か⁉」

 

 

 

ベリオン「お久しぶりです、悪鬼の王」

 

 

 

剛体の君主「■■■■■(影の軍団⁉)■■■■■(いつの間に)■■■(そうか)■■■■■■■■■■■■■■■■■(気配を消し人間の影に隠れていたのか)

 

 

 

剛体の君主は素早く龍帝に交信する、しかし龍帝からの返事は自分でどうにかしろと言う物だった

 

 

 

剛体の君主(■■■■■■■■■■■■(まさか苦戦しているのか?))

 

 

 

剛体の君主がその答えを知ることは無かった、なぜなら

 

 

 

ジークフリード「グオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

 

 

目の前で雄叫びを上げる兵士に無の世界へ送られてしまったからだ

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