ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
2人の君主が睨み合い魔力が吹き荒れる
赤い長髪の男は大きく息を吸うと一気に吐き出しベルに向けて炎を放つ
ベルはカイセルに乗り空に避ける
ベル「……………………出てこい」
無数の兵士を呼び出し仕掛けるが鋭い爪の生えた手で一掻きされただけで凪払われてしまう
???「
ベル「……………………」
???「
龍帝の身体を侵食するように次々と鱗が姿を現す、身体が盛り上がり4足の龍に姿を変える
ベル「……………………出てこい」
負けじとベルも影の軍団を呼び出す、ベルがカイセルに乗り動きながら攻撃のチャンスを狙う、龍帝はブレスを吐くため口を開くがベリオンの剣がスルスルと龍帝の口を塞ぐ
他の兵士達も得意の攻撃を龍帝に放つ
ベル(効いてる?、このまま押しきれるか?)
龍帝「
龍帝が立ち上がり声高らかに叫ぶとベルも含め全兵士が硬直する
それは敵味方見境無く行動不能にする龍族の最終兵器
ドラゴンフィア
更に動けなくなった所に龍帝がブレスを放ってくる
ベル「召喚解除!!」(何だ今の⁉)
ベルは行動不能になった兵士達を呼び戻しその落下を利用しブレスを避ける
???「
ベル「カイセル」
ベルは立ち上がり再びカイセルを呼び出し空を舞う
ベル(兵士を呼び出してもさっきの叫び声で止められてしまう、奴の放つ炎も兵士と言えど触れれば消滅してしまうかもしれない)
そう考えている内にアンタレスは三度ブレスを放ってくる、カイセルはスイスイと避けるが今回は吐いている時間が長い、しかしそのブレスを掻い潜りアンタレスの首を斬るが傷が付かない
ベル(鱗が固い、それに身体が悪魔の城の比になら無い位熱い)
ベル「……………………出てこい」
アスボーンの遺した軍の中にいた3体の龍に三方向から攻撃させるがまるで歯が立たない
ベル「クッ!!」(まるで歯が立たない、だがアスボーンは他の君主達に破滅の君主と同じ様に恐れられていた、ただ他を軍に引き込めるからだけじゃない筈だ、影の君主の力そのものに破滅の君主と同じだけの力がある筈だ、どうやってその力を引き出せば良いんだ?)
アンタレス「
ベル「しまっ!!」
アンタレスの爪がベルを襲う、爪がベルの身体を引き裂き血しぶきが舞う
口から血を吐き出す
ベル(………………これは)
本来なら致命傷になり得る一撃を受けた時、ベルはアスボーンが言っていた事を思い出した
アスボーン『死の淵に直面した時、【絶対者】が私の中に隠した力に気付いた』
渦巻く死の力がベルの中で荒れ狂う
アンタレス「
ベル(これが、アスボーンが僕に託した影の君主の真の力)
やがて黒い影が霧散するとそこには影の鎧を纏いアンタレスに引けを取らない大きさになったベルがいた