ベルがシステムに目覚めたのは間違っているだろうか?(完結) 作:寝心地
アンタレス「
アンタレスは空に浮かぶ支配者の軍を見ながら呟く
アンタレス「
ベル「あった、僕の側には支配者の器となったリューさんがいた」
アンタレス「
アンタレスはそう言うとその権能をナイフに吸われ消滅した
支配者達が地に足を付けベルを囲む
支配者「そなたが我々の戦争を終わらせた、この恩は忘れない」
ベル「……………………まだ終わってません」
支配者「何?」
ベル「もう一度、時間を戻して貰えますか?」
ベルの言葉に支配者達は互いの顔を見合わせる
支配者「【輪廻の杯】で時間を戻したいと言っているのか?」
ベル「はい」
支配者「時間を戻しても我々や君主達の記憶は引き継がれる、つまり死んだ君主達が記憶を持ったまま甦ると言う事だ、それでも良いのか?」
ベル「はい、オラリオで多くの人が亡くなりました、その中にはオラリオに必要だった人もいた、その人達を取り戻したい」
支配者「【輪廻の杯】は間も無く寿命を迎える、巻き戻せるのは次で最後だ、今回の結果で満足すれば君主達の侵略を阻止した英雄として世界で永遠に語り継がれるだろう、しかし、そなたが始めようとしているのは誰にも認知されない戦いだ、敗北すれば破滅、勝利しても心に秘めて生きていくのみ、それでも時間を戻したいか?」
ベルは世界の裏側でベルを心配するファミリアの面々を思い浮かべる
ベル「…………………………はい」
支配者「世界の一部ではなく全てを守りたいのだな、意思の強さが先代の影の君主アスボーンにそっくりだ、健闘を祈る」
ベル「あ!!」
支配者が【輪廻の杯】を使用しようとした時ベルが声を上げる
ベル「戻ると兵士達ってどうなるんですか?」
支配者「1つの世界に同一の物は重複出来ない、重複する物は消え重複しないものは存在するだろう」
ベル「じゃあジークフリードは消えてしまうのか」
支配者「いや、その者は既に2つの別の存在が混ざり合い別の物となった、過去に戻っても消えることは無いだろう」
ベル「なら………………良いよ」
支配者「そなたの勇気がそなたの世界を救えるよう切に願う」
そう言う支配者の手には杯が握られていた
世界は光に包まれ再びやり直された